ここのところ(買えもしないのに)すっかり993ターボ探しにハマっているたっぴ~です
いろんな中古車を見ていると、いろんな993が出てきます。
もういいかげん993に関してぐらいは知り尽くしたんじゃない?と思っていても、後から後から新情報が出てきます。
うーん、奥が深い。
今日のBLOGは備忘録的な話です
996の時代以降のポルシェは、クルマの企画生産においてトヨタ方式を取り入れ、大幅に合理化された近代的なメーカーへと脱皮しました。
その脱皮に至る過程において真っ先に空冷エンジンはリストラされたわけです
しかし、逆を言えば993までのポルシェは古き良きスーパーカーメーカーの名残を残していまして、一言で993と言っても様々なファクトリーオプションの車が存在しているのです。
中でも究極の限定993は993スピードスターだと思います。
公式には存在しない車ですね。
1台だけ生産されたとも2台だけ生産されたとも言われる車です。
930スピードスター、964スピードスターと同じくフロントガラスのチョップド仕様、リアのふたコブとドアの枠無しが特徴です。
ターボに限って言えば、ノーマルターボは95年モデルから。
4WDのツインターボ408馬力仕様。
純粋なターボとは言えませんが、96年にGT2が追加。
2WDで430馬力仕様。
フロント、リアのリベット止めフェンダーアーチには度肝を抜かれました
同じく96年モデルとしてGT2エンジンを使ったターボSが追加。
4WDで430馬力。
フロント左ダクト内に追加オイルクーラーを持っており、リアフェンダーに『S』ダクトを持つ仕様が一般的。
ただし、Sダクトは無い仕様もあるようです。
で、ややこしいんですが、海外ではターボSは存在せず(?)430馬力エンジンも、追加オイルクーラーも、Sダクトもただのファクトリーオプションだったみたいです。
国内仕様のみ上記オプションをパックで付けてもらい、Sとして発売したみたい。
さらには欧州モデルには450馬力のオプションもあったようです。
こいつはブレーキキャリパーが黄色いらしい。
(つまり欧州仕様はこれがターボSだったということか?)
さらにさらに、欧州仕様には空冷最終モデルとして『THE LAST WALTZ』なる限定車があったんです。
とっくに996も発売されていた98年。
僕が乗っていた993カレラと同じボディカラーの『アイリスブルーメタリック』を持ち、ブレーキキャリパーもボディ同色。
室内も同系色でまとめられ、エンジンは空冷最強の450馬力仕様。
ドアを開けたところのスカッフプレートには『THE LAST WALTZ』の刻印がされているようです。
20台だけ限定生産されたそうな。
一品物仕様としてはその他にも993のターボカブリオレとか、他にもいろいろ出てきますね。
そんなに限定好きでもないので、ノーマルターボでいいから、993ターボが欲しいです