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Tappy's WORLD BLOG

たっぴ~@管理人の趣味世界をみなさんに見てもらうためのBLOGです。
よろしく~

妙心寺

2012-03-11 22:14:03 | 建築



今日は昼から思い立ち、京都の妙心寺に行って来ました。


妙心寺は臨済宗妙心寺派の総本山。
オヤジの葬式を出すまで知りませんでしたが、ウチの家の宗派なんです
無信心な僕ですが、一回は行っとかないとなー、と思っていたのが、やっと叶いました。


寺としては、正直、あまり世間一般に知られていないお寺だと思いますが、なにしろ臨済宗妙心寺派の総本山にして日本最大の禅寺。
ものすごく広かったです!
甲子園6、7個分だとか。
塔頭とよばれる子院が境内だけで38箇所もあり、境外にはあの石庭で有名な龍安寺を含む10寺院がこちら妙心寺に連なる寺院なのです。


ただ、なにしろ禅寺なので、写真映えする派手なお庭などはありません。
狩野探幽による法堂天井雲龍図などはやはりスゴイと思いましたが、もちろん撮影禁止です。

(↓ こちらです。撮影禁止なのでパンフレットから。実物は円の直径が12mもあり、スゴイ迫力です。)




妙心寺は、そういった観光目的で行くお寺ではないのかなと。

言わば日本人としての『心』を感じに行くようなところ。
お寺を訪れ散策していると、『禅』の事なんか全く知らなくても、なんとなく『あぁ、これが侘び寂びか?』と思ってしまう、そんなお寺です


僕としては「また行きたい」というよりは「近所に住みたい」お寺って感じでした

新年最初のBLOG

2012-01-09 16:58:01 | 建築
明けましておめでとうございます

新年最初のBLOGは、建築ネタです。


昨年末の事でしたが、建築家の菊竹清訓氏が亡くなられています。

菊竹清訓氏は黒川紀章氏と共に、建築と都市が有機的に新陳代謝をして建築を創造して行こうとするメタボリズムを提唱しました。
メタボリズムは日本の高度成長期に流行し、その要素を含む建築を合わせると数多くの建築が建てられました。
氏は一時代を築いた日本を代表する建築家の1人と言えます。


ま、そんなウンチクもありますが、僕にとって菊竹清訓氏は忘れ難い建築家です。
建築を志して大学に入った最初の課題が、氏の代表作の一つ『スカイハウス』の図面をトレースする、というものだったのです。
今からすれば簡単な構造ですし、たいして時間もかからずトレースできるでしょう。(そうなのか、俺?)
でも入学当初の僕はかなり苦労してかけてトレースした覚えがあります。




現在の建築は、メタボリズムとは程遠いスクラップアンドビルドの考え方が主流でしょう。
耐用年数のはるか手前、20年から30年でビルが建て替わったりしています。
(街全体でみれば、それもメタボリズムの一種なのかもしれませんが)

一方で既存ストックを有効活用して行こうという流れもありますので、またメタボリズムが注目され・・・ないでしょうね、やっぱり

日立建機のCM

2011-01-22 21:43:59 | 建築
先ほど『世界ふしぎ発見』というテレビ番組を見ていました。
この番組は『この~木なんの木、気になる木~♪』で有名な日立グループが提供している番組なんですが、そこで目を見張るCMが流れていました。

それは『日立建機(株)』という土木・建築などに使う大型建設重機を扱う会社の企業CM。


まー、 ↓ こちらのページをご覧ください。

『日立建機のテレビCM』


このCMの途中で出てくる1台の建機。

それが・・・



双腕の大型重機!

CMで見る滑らかな動きに男の子なら興奮せざるを得ないでしょう!

ガンダムはともかく、パトレイバーの世界は近付いているのかと思ってしまいますよね~

京都観光(produced by 嫁)

2010-07-05 18:10:11 | 建築
すでに一作日のことになりますが、7月3日土曜日に嫁の案内で京都観光に行ってきました


当日は残念ながら雨
でも、夕食の予約を取っていたので、自宅を出発。
電車で京都に向かいます。

京都は西部、東部と観光してますので、今回は中央部を攻めてみることにしました。

JR京都駅に降り立ち、まずは徒歩で西本願寺に向かいます。






西本願寺は浄土真宗本願寺派の総本山です。

相対的に東に位置している真宗大谷派の本山である東本願寺に対して、西にあることから西本願寺と呼ばれていますが、正式にはこちらが『本願寺』で、東は『真宗本廟』だそうです。

まー、しかし、とにかくデカイ





これでも東本願寺の『御影堂』より一回りも二回りも小さいっていうんですからねー
(ちなみに東本願寺の『御影堂』は世界最大の木造建築物です)

建築様式的には江戸期の建物なのかな?
様式美という意味では、もうちょっと古い時代の建築の方が好きです。


この後、どうせなら東本願寺へ行っておけばよかったんですが、僕たちは二条城へ向かいました。



二条城は幕末、大政奉還の舞台となった場所として歴史に名を残す史跡のひとつです。

ま、しかし、ハッキリ言って建築的には数段劣る建物です
内部は全て撮影禁止でしたので写真がありませんが、たとえ撮影できたとしても絵になるカットが撮れた気がしません。

やはり『城』なのでしょう。
全体がすごく実務的な造りで、華美な装飾などもありません。
庭園もすごく広いんですが、なぜか美しくありません。
不思議だと思っていたら、庭に植えてある木は、あるものは食用にできますとか、あるものは燃料に転用できますとか、ほとんどが当時のミリタリースペックらしいです
つまり美しさなんて2の次だったんですね。

そういう視点で見てみたら、また違う面白さがあったのかも知れませんが、訪問している時は退屈でイマイチだと思ってました。


その後、地下鉄で三条に場所を移し、メインイベントである夕食に向かいました。



祇園の一画にある『とり安』さんに行きました。

こちらは水炊きのお店で、白い鶏がらスープが特徴です。



この中に入っている鶏が最高にウマイ!
一口食べて『ウマッ!』と思わず大きな声を上げてしまいました

京都は料理も美味しいです


また京都に行きたくなる、そんな京都観光でした

モダンな寺

2010-05-29 23:57:56 | 建築
オヤジが他界してもうすぐ1年。
母親と1回忌どうする?みたいな話をしています。

で、葬式や月命日の法要をしてもらっているお坊さんに相談したところ、お寺で1回忌の法要をして、その後の食事もできますよ、というお話をいただいています。
それはよさそうな話です。

しかし、そういえばそのお坊さんのお寺に1度も行ったことがありませんでした

・・・オヤジは徳島から出てきた人間なので、実家で世話になっていたお寺は徳島にあり、こちらでそういう付き合いがありませんでした。。
今のお坊さんは、こちらにある同じ宗派のお寺って事で葬式の時に葬儀屋さんに紹介してもらったお寺なのです。


1周忌頼むのはええけど1回お寺を見ておこう、という話になり、今日、母親と兄貴とお寺を見てきました。
するとこれが超モダンなお寺だったのです!

木の集成材を使用して瓦葺の屋根、ガラス張りの外観で、仏間も木のラーメン構造が現わしになっていて、屋根下のガラスから空が見えるような、なにしろ超モダン!

これはスゴイ建物だ!と、感動して、家で調べてみたら、去年の『新建築』で取り上げられていた建築物でした。


・・・そんなおしゃれなお坊さんに見えなかったんですけどね

メモ帳

2010-05-27 23:20:30 | 建築
最近、自宅購入を夢見て、嫁と住宅を見に行ったりしています。
そして、今までなら本屋に行っても車コーナーしか行かなかったのに、最近は住宅コーナーをうろついたりしています

僕も建築家の端くれ。
住宅系の本などを見ていると、どうなのそれ!みたいな住宅もあれば、おお!ナルホド!みたいな住宅もあります。

そして色々見ていると・・・



最初の頃に見たことは忘れていたりするんですよね

生来忘れっぽい性格なので、やはりメモを残すしかない!
と(この歳になってやっと)気づき、メモ帳を買いました。



<<<MOLESKINE>>>
という、フランス生まれのノートです。
ちょっとアートっぽいイメージで購入
形から入るタイプなので



これに気に入ったディティールなどをメモっていって、憧れのマイホームに活かしたいと思います

ゼミのOB会

2010-02-21 21:30:10 | 建築
昨日は大学時代のゼミのOB会がありました。

僕は世間様に比べるとお気楽な仕事についていますが、多くの同級生は建築系バリバリの仕事に就いております。
しかも構造一級建築士まで持っている者までちらほらおりました。


なにやらすっかり取り残された気分になったOB会でした・・・

昭和モダン建築巡礼

2008-07-14 21:52:10 | 建築
久々の建築ネタです。

『昭和モダン建築巡礼・東日本編』という本を買いました。

これの前編である『昭和モダン建築巡礼・西日本編』も2年前に発売と同時に購入してあります。

日本では、戦前の建築物は世間的に高く評価されています。
明治維新以後のヨーロッパ建築の影響を受けた仰々しい建築達です。
これらの建築は、再開発の話が持ち上がったとしても保存運動が繰り広げられ、結果、建築物が残ることが多いんです。

一方、戦後から高度成長期、オイルショックぐらいまでの時期に造られたモダニズム建築は、建築学的な評価に反し、世間的な評価が低い場合が多いのです。
しかも、これらの建築物はちょうど竣工後50~30年が経過し、大幅なリニューアルか、建て替えか、を迫られる時期に来ています。
そして、建築学的には『超』重要な建築にも関わらず、あっさり撤去され、そして普通のオフィスビルが建設されていっている・・・

この本は、このような状況に警鐘を鳴らし、また潰されるにしても、その在りし日の姿を後世に残そうとする活動を記録した本なのです。


昨今では『200年住宅』などと言ってますが、建物の新陳代謝を考慮して造ったメタボリズム建築を、30年やそこらであっさり潰しておきながら何を言うのかって感じですよ

建築家のイメージ

2008-06-02 23:26:22 | 建築
某サイトで、一般の方に聞いた建築家のイメージというのがありました。

曰く・・・

「センスが良い」「頭の中が3次元」「高収入」「自由人」
「高飛車」「大半は悪い人」「変な建物を建てる人」


・・・だ、そうです
これはたぶん世界的に有名な某Aさんと、日本では悪名の高さで有名な同じく某Aさんのイメージだけのような気がしますね。
あと、先日亡くなった某Kさんも混ざってるのかな?

いずれにせよあまり憧れられてる感じではなさそうです



ちなみに僕の建築家の先生のイメージと言えば、タートルネックのノーネクタイだったりします

業界の人ならそう思いますよね?