北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

とにかく坂を登る 中尊寺:岩手県平泉町

2010-05-24 12:31:28 | 俯瞰(風景を上から見る)

2010年GW・北東北の旅・その12:本堂・金色堂

 毛越寺より約2km離れて中尊寺はあった。



 GW旅の初日5月2日、午後1時を過ぎて観光客の一番多い時間帯だった。毛越寺の駐車場に車を止めたので、中尊寺の駐車場が満車の恐れもあり歩いても良いと思ったが、車の動きは活発なようで出入りが激しい。往復1時間の時間ロスは大きいので多少待つつもりで、とりあえず参道入り口の駐車場に向かった。案の定「満車」の看板が掲げられていて、前を行く車数台も信号の先に見える第2駐車場に向かって行ったが、駐車場の入り口前の信号で止まった時、数台の車が駐車場を出ようと前へ割り込んできた。それでは空きが出来たはずと入り口方向に左折して、料金所係員に料金を渡しスムースに駐車することが出来た。グッ・タイミングそんな歌があったような・・!。

 参道に入るとすぐ上り坂にかかった。前回来た時、とにかく坂を上り続けた記憶しか残っていない。「月見坂」と名付けられているが、由来は??



 八幡堂を皮切りに、道の両側にいくつものお堂が散在している。途中東物見からは、東北本線、国道4号線、北上川の展望があったが、春はまだなのか何となく無機質な風景であった。



 いくつものお堂を行ったり来たりしながら参拝したが、肝心の中尊寺本堂の入り口を見落とし通り過ぎて、慌てて戻り手水舎迄行き着いた。本堂前には参詣客も多く、桜に彩られ春爛漫であった。



 関心がないのか、お堂の数が多いので見飽きたのか?鐘楼あたりまでは人も少なく、やっと静かな雰囲気を切り取ることが出来た。



 平泉中尊寺と言えば「金色堂」をはずせないどころか、このために訪れる。特別に柵に囲まれた中にある。



 覆堂の中にあるので杉木立の中で見ることは出来ない。緑に映える金色堂、想像しか出来ないのは残念である。



 そして中に入っても、狭い通路からでは全体像を見るのもやっとのこと、おまけにガラス張りの囲いの中、もちろん撮影禁止とあれば中尊寺のサイトを参照するしかない。前回のときは全面的に補修の最中、新覆堂も建築中でもっと狭い場所で不自由な思いで眺めたはず・・・はっきりしないが・・・。旧覆堂は経蔵の奥、木立に隠れてかすかに屋根が覗える程度だが静かに林の中にあった。今のコンクリート造りより落ち着きがあって望ましいのだが!



 それにしても、金堂を見るためには拝観料が必要なことは認めるにしても、讃衡蔵見学とセットとなっているのは解せない。もちろん讃衡蔵の仏像他の資料は興味があればそれはそれ、金色堂の参詣とは次元が違う。覆堂の中でのスピーカーによる解説と拝観を含めても5分足らず、讃衡蔵を合わせて料金の割高感を消そうとしているのでは・・・?



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