駐車場に車を止め木立の中を行くと瓦屋根のどっしりとした建物が現れた。「房総のむら」、入り口からすでにむらの時代を感じさせる。
東関道成田ICを出て成田山新勝寺への道を分けて進むと成田市の外れ栄町に入った所に「千葉県立房総のむら」はあった。「千葉県立房総風土記の丘」と併合した“博物館”とありかなり広い敷地に体験ゾーンと風土記ゾーンと区分されていた。
入り口を入ってすぐ懐かしい街並みに出会った。やや広めの土の道を挟んで“木造の家”が並んでいる。生まれ育った町がそこに再現されていた。
田舎の商店街の真ん中に我が家はあったので、髪結い、呉服店、自転車屋、乾物屋、桶屋、用品店、菓子屋などがずらり並んでいて、戦後しばらくは車や(人力車)まで筋向かいにあり人足が出入りしていたのを思い出した。
代表的な商店や鍛冶屋、お蔵など取りそろえられているが、それらしく商品も並べられていた。体験ゾーンとして食作りや手芸、竹細工・ろうそく作りなど多彩な体験プログラムが組まれているようだ。房総のむらHPにスケジュールが詳しく紹介しているので、近隣の子供にとっては毎日でも訪れたい施設であろう。
商家であっても品物はそれほど多くは陳列されている訳ではないが、それなりに何業かは判るようになっていた。用水桶や大八車など、小道具も何気なく置かれていた。
解説より雰囲気を味わうため画像の羅列に留め置くことにした。
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