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旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

芝の広場と静かな沼と 見沼自然公園:埼玉県さいたま市

2012-12-08 15:26:37 | 水のある風景

 広々とした芝生広場の先に大きな沼が見えます。畔に赤い傘が!一幅の絵画となっていました。母子連れが前を行きました。小さな女の子の持っていた傘のようです。見沼自然公園の芝生広場の一部と修景池です。

 大宮公園を訪れるきっかけとなったのがこの公園からなのです。多くの景勝地は観光地として知られ大勢の訪問者を集めています。釧路原野や白神山地など手つかずの自然も多くの魅力を保ち、近年は観光の対象として関心を持たれています。一方、渡瀬遊水池など人の手は入ったものの何らかの理由からか、ある段階から開発や変化を避けて状態を維持するようになっています。見沼田んぼもその一つです。水源としての広大な見沼が開発され見沼田んぼが生まれ、更に都市化が進みそうになった時、緑地保全がされるようになりました。・・・色々な資料の受け売りですが・・・

 殆ど知識を持たずとりあえず“見沼田んぼ”を見ようと地図上で当たりを付けた所に見沼自然公園はありました。10月連休の初日7日、百聞は一見にしかずと行ったのですが、あいにくの雨で激しく振ったり小雨になったり止むことはありませんでした。広い駐車場はもちろんガラガラ、アプローチから管理事務所を抜けて中へはいると、芝生の広場がありました。



 広場の端に見沼の開発者「井沢弥惣兵衛」像が立っています。



 見沼の名残なのでしょうか大きな沼が広がっていました。広場と反対側に回り葦の間から眺めると、開発前の沼の姿が想像出来ました。



 それでも現在は整備された公園ですから、秋の初めの頃の蓮の花が咲き、遠くには芝生の広場が広がっていました。



 沼の先には見沼代用水路(東縁)があるはずと行ってみました。土手の向こうが用水路の筈、??今年は彼岸花の咲くのが遅れていましたが、10月に入ってもまだ盛りでした。



 彼岸花の咲いていた土手上は、用水路に沿って利根川から続いている遊歩道でした。(片手にカメラ、片手に傘の出で立ちでは撮影も思うに任せず用水路、遊歩道の画像はありません)道路を渡ると隣り合ったもう一つの公園「さぎ山記念公園」がありました。こちらは池を中心に周りを植栽が取り囲むという構成でした。



 池の畔の大看板があり釣りの注意事項が書かれていました。釣り堀ではありませんが釣りが公認されている、公園としては珍しいスタイルでした。大勢の太公望がかなり激しい雨もいとわず釣り糸をたれていました。???これだけ大勢で釣ってしまっては魚はいなくなってしまうのでは??それとも定期的に放流している???夢中な釣り人には問えませんでした。



 公園の端の小高い丘の上に登ってみると「青少年野外活動センター」が有り、アスレチックとバーベキューコーナーがありました。もちろん雨の中人影はありません。



 沼を一周して駐車場へ戻りましたが、遊具施設などは見あたらなく子供は何をして遊ぶのでしょう?雨が激しくなってきたので公園脇の田んぼの一部を眺めただけで帰路につきました。Googleの地図航空写真で見ると、見沼用水路沿いとその先流れ込む芝川沿いにかなりの広さで整然と区切られた田んぼが認められました。再度の観察行をしたいのですが、平面の田んぼ整然とした様は同じ平面上では全体像は分かりません。さてどこからどのようにして観察出来るか?

 さいたま市の見沼田んぼホームページに「私の好きな見沼たんぼ2012」写真コンクールの入賞作品が載っていました。かなりの秀作ばかりで圧倒されましたが俯瞰の風景もあり、撮影場所を探りに何度も探勝に行くことになりそうです



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