2015夏旅・その12 観光地と呼べる土地なのだが??
静かな水面をゆっくりと屋形船が滑って行く。近江八幡市「八幡堀」の一角に出た。
夏旅最終日の1日前8月15日、高松を後に東京へと向かったが、その行程700km余もある。走りきれない距離でもないが、せっかく四国まで来て直帰するのも味気ない。取り敢えず大鳴門橋を渡り淡路島へ、最初の淡路島南ICを降り西海岸を走ることにしていた。ガイド誌には東海岸へ向かう国道の方が立ち寄りポイントが多く記載されていたが、海岸ぎりぎりに行く西側を選んでみた。が、予測に反してただ平板な堤防と海が続くだけで景色としては期待に反していた。因って写真は撮っていない!島半分くらい進んで島の背骨に上がり更に横断して洲本を目指した。
昼近くなり昼食場所を探していたので国道へ戻ったのだが道路沿いには適当なレストランも見当たらず、やっと見つけた店は駐車も困難な程の混雑、それでは洲本漁港近くまでと進んだが、市街地の入り口で渋滞の列に入ってしまった。やはりお盆最後の土曜日で日本全国混雑盛り、あえて市街地に入る必要もなくUターンして洲本ICへ、都会地と違いIC周辺にもレストランの類いはほとんど無いので途中“ファミレス”で昼を済ませて明石海峡大橋を渡り神戸に入った。
神戸市街地高速道は数本あり、中心地は当然渋滞も多いはずともっとも山側を使い名神道へ、更に京都市街地を避け一旦京滋バイパスに、名神高速へ戻り宿泊地「近江八幡」へやって来た。おかげで僅かな渋滞はあったが日の高い内に着いたので八幡堀へ、その日のうちに見物できた。川沿いの散策路、真夏の太陽が照りつけていたが川風もあり心地よい。
川沿いには古い街並みが、対岸には紡績会社の白壁が柳の緑とマッチしていた。
「コーラ瓶」さんのblogによく出ている「ヴォーリズ」「近江兄弟社関連」の建築もそこかしこにあるはずだが調査不十分と時間不足で追求できなかった。それでも趣のある橋、ひなびた建物,懐かしい風景がそこにあった。観光客も閑散ではなく混雑でもなくほどほどでマスメディアに載りにくいのであろうか?