ワクチンを使って口蹄疫を予防しろ！

口蹄疫にかかってしまったら殺すしかないと信じ込まされているのか、消費者が嫌うからともっともらしい理由を付けて、殺処分が繰り返されてきました。口蹄疫にかかった牛や馬は市場に出してはいけないし、感染が発見された国からの輸出は、WHOが禁止しています。今回も殺処分を実施する農家に支援をと言っていますが、口蹄疫にはワクチンがあり、予防ができることをなぜ報道しないのかと思っています。また殺すのではなく、隔離して治癒を待つという方法は取れないのでしょうか。
　感情論でblogに掲載したわけではありません。治る病気なのに治させないで、殺すことは、動物虐待に当たると書いたまでです。自然治癒か死ぬか、殺すしかない。畜産農家にとっては、死活問題です。
　農家に犠牲を強いているのは、ワクチンを使わせない行政です。WHOのウィルス判定で汚染が発見された国は、肉の輸出が禁止されていますから、輸出量が少ないとはいえ、この被害もこれから大きくなっていくことが予想されます。
　口蹄疫は、感染力の強いウィルスが引き起こす家畜の病気です。ただし、弱い感染ですが、人間にも感染するということがわかっています。
　先月の９日に疑わしい牛が出たという報告を、宮崎県は受けています。この一ヶ月間東国原知事は、何をしていたのでしょうか。ウィルスは人間が接触したことでも伝播していきます。感染の拡大を人間が、媒介した可能性大です。アルコールやクレゾールなどの有機溶剤にも強いウィルスです。クルマや人の出入りにも今検疫体制が布かれていますが、宮崎牛の全滅かという危機を迎えてしまっています。
　WHOの取り決めで口蹄疫に感染した国の肉類の輸出は、全面禁止されますから、宮崎一県の問題ではすでになくなっています。政府の対応を注意深く見守りたいと思います。
　口蹄疫の抗体を持っている牛は感染牛と判断されることから、ワクチンを使えと簡単に書きましたが、事はそう簡単にいかないようです。自然治癒なのか、ワクチンによるものなのかの判断がつかないとも言われています。