
先日、ふとテレビで経済の番組がついていました。
高度経済成長の時代を振り返って始まる番組でした。
それは関係ないのですが、要するにいっちゃんが全く興味のない番組でしたが、その始まりにクラッシックの高音の声楽曲が流れていました。
いっちゃんは、このお歌、何?どこ?という反応で、「お歌見る~!」とか言い出しました。
「このお歌が聞きたいの?」
「うん。」
・・・ということで、最近聞いてなかった声楽曲を探して出してきました。
バロックの声楽曲です。
それを流して「これでいいの?」
「うん。」
ちょうど眠い時間でここちよかったのか、ぼーっといっちゃんは聞いていました。
歌というものを2才になってもほとんど歌わなかった子が、今では始終歌っています。
歌が楽しいことがわかってきたのですね。
声楽曲なんて、いっちゃんの楽しい子どもの歌とはちがうけど、この生の声の美しさに本能的に感じるものがあったのかと、私はとてもうれしくなりました。
「あ、これギター!」と言ってた音はバイオリンですが。
生の楽器、生の歌の力というのは本当に身体にズシっと、ドーンとぶつかってきますよね。
オーラとか、気とか、その人のパワー、世界に包まれます。
その感覚が大好きです。
人間力、みたいなものでしょうか。
誤解のないようにと思いますが、決して私の歌がうまいという意味ではないのですが、きっといっちゃんがこのクラッシックの歌を好きになったのは、母が生で歌の練習をしていたからではないかと思います。
下手ながらも、一生懸命、力を込めて練習しているのを見て、普段出さない高い声を出しているのを体感して、「大きな声」というものに触れたんだと思います。
いっちゃんには人間力のある子になってほしいです。
私の仕事も接客業は日々、「人間力」の修行だと思っています。
どんなことをしようと人間力は試されるのですが、私は書くことが好きなので、文章とか、文面とか、そういうデジタルというか、意味重視というか、そういう傾向が強いです。
でも、本当に伝えたいことを伝えたり、人に訴えたり、人を惹きつけたりするのは、その人の持ってる人間そのものの力だと思うのです。
頭より体というか・・・。
そういう力を私自身、つけたいなあと思います。
職場には、スタッフ・お客さんともに、この人間力が素晴らしい方がたくさんいます。
笑顔ひとつで人を包み込む人、一瞬にして元気にさせる人、問題も明るい方向へ変えられる人・・・
できることなら、子どもには何かを作って行ける人になってほしいですね。
何でもいいから、作る工程をしっかり見て、自分でも工夫して行ける子。
いろんな人間力のある人と出会って、いろんな力を感じて、自分の生きて行く力、人によい影響を与えられる力を持った子になってほしいです。
いろんなものを見て感じて行こうね、いっちゃん
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