猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

永島 慎二 原作 映画 「黄色い涙」

2007年06月05日 15時50分18秒 | 映画
                 
                  黄色い涙 - goo 映画


 今年初めて正規料金 (1,800円) で、恵比寿ガーデンシネマにて夜7時よりの鑑賞となりました。いつも策を弄して (?) 映画は1,000円で見ているのですが、ここでは6月8日までしか夜の上映がないのであわてて前売りも買わずに見に行った次第。年に一度くらいこういうことが有りますね。内容結構良かったので良しとしなければ。

 結構良かったと言うのは、永島慎二氏の原作を懐かしがって見られる年代の人には、という意味です。映画館には 嵐 のメンバー目当てのティーンの女子がちらほらいましたが、話としてこういうのは面白いのかな~ ? ちょっとわかんないんじゃないかなー ? 
 なにしろ1963年の東京のひと夏が舞台、地方出身で駆け出しのまんが家として頑張っている若者の所に転がり込む3人の若者と言う構図。それぞれ歌を作って歌手になりたいとか小説を書いてたり、油絵を描いてたり。彼らに絡んで周りの女性などの青春も描かれます。この間見た 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 にちょっと似ていなくもないのですが、それより前の時代の話となります。
 今ティーンの子にとっては親より上の世代の話でしょ。普遍的なものも有りますけれどね~。

 原作の「若者たち 黄色い涙シリーズ」では村岡 栄という名前の登場人物となっていた、永島 慎二氏のアシスタントをしていた村岡 栄一氏とその仲間がモデルですが、この映画では微妙に永島氏自身のエピソードも混じっているようですね。主人公のマンガ家の描いてた売れない叙情マンガも永島氏のマンガだったし。梶川という原作者付のマンガを書かないかと勧められて、「ああいうのはもうちょっと・・・」 と断るシーンもあって、これは 梶原 一騎氏のことでしょ。永島氏は 「柔道一直線」 の時、梶原氏と何かあったようですから。

 最近の映画の例によって、当時の商店街の様子とか喫茶店とかの再現がすばらしいです。1963年と言えば私はまだ10歳でしたが、駅ってこんな感じだったかな~? こんなきちゃなかったかな~。でも 嵐 の面々は汚くないな~ ? いろいろ疑問符も出てきますが、キャバレーの場面とかお祭りの場面とか美術は一見の価値有りでしたよ。

 やっぱり二宮 和也君上手いです。松本 潤君がいいの~。 他の面々もそこそこ、当時の若者の一生懸命さとちゃらんぽらんさが出てる。いつの時代も若者は一生懸命で無責任か・・・。
 
 月曜の夜ということで、20名くらいしか入っていませんでした。ティーンより大人の方が多い。ちょっともったいない。この恵比寿ガーデンシネマって場所が悪いのかしら、駅から遠い ? スカイウォーカーで来れば早いよ。小さい箱ですけど、渋い良い映画をやるんですよ、私は時々来ます。もっとがんばれ~
コメント (4)
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