こんにちは、視能訓練士の小林です。
昨日、2/25は視能訓練士の国家試験の日でした。私も緊張しながら試験を受けたことをつい最近のように感じます。
そもそも視能訓練士はみなさんご存知でしょうか?あまりメジャーな職業ではないので知らない方のほうが多いと思います。
「視能訓練士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、視能訓練士の名称を用いて、医師の指示の下に、両眼視機能に障害のある者に対するその両眼視機能の回復のための矯正訓練及びこれに必要な検査を行なうことを業とする者をいう。
と視能訓練士法にありますが、実際にどんな仕事をしているかわかりにくいと思います。簡単にいえば、眼科の検査や訓練をはじめ、視機能が低下している人に対し、ロービジョンケアなどを行うのが主な仕事です。
「眼科の検査」というと眼圧検査や視力検査以外にもたくさんあります。例えば、
①遺伝性の先天異常や後天性の色覚異常を検出できる色覚検査
②斜視や斜位などを検出する眼位検査
③1点を見たままでどのくらいの範囲が見えているかをみる視野検査
④眼の奥の網膜などを写真で撮る眼底検査
⑤造影剤を使って血管の血の流れをみる造影検査など
多くの検査があります。
医療は常に進歩するものなので、私たちも常に新しい知識を取り入れるために、学会などにも参加し勉強に励んでいます。
1つのクリニックに大体1~2人働いているところが多いですが、当院では本院だけで9名の視能訓練士が働いています。
まだまだ全国的に視能訓練士の人数は少ないので、もっともっと興味をもってもらえる人が増えたらいいなと思います。