こんにちは。
看護師の田中です。
今日は、梅雨時期の健康管理についてお話しさせていただきます。
からだのだるさや疲れ、風邪、食欲不振など、梅雨の時期には激しい気温の変化などが原因で、体調不良になる方が少なくありません。これらの症状を避け、元気に夏を迎えるためにも、梅雨の時期は特に体調管理を心がけたいものですね。
季節の変わり目で、自律神経のバランスが崩れ、免疫力・抵抗力が低下するこの時期は、免疫力を高める必要があります。その免疫力に大きく関係している免疫細胞はからだのどの場所に多く存在しているかご存知ですか?実は、免疫細胞の60%は、腸内に存在しているのです。少し前になりますが、NHKスペシャルでも、「腸内フローラ」というタイトルで放送されていましたね。ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。免疫力を高めるには善玉菌が多い腸内環境を作ることが重要だったんですね。
腸内環境を良くするために必要なもの。それは、食物繊維と乳酸菌です。
食物繊維は、豆、穀類、野菜、きのこ、海藻類に多く含まれています。
乳酸菌は、ヨーグルトなどに含まれていることは有名ですが、発酵食品である、味噌・キムチ・糠漬け・塩麹なども乳酸菌を多く含んでいます。特に味噌に含まれている乳酸菌は、植物性乳酸菌なので、胃酸などの酸に強い性質を持ち、生きたまま腸に届けることができます。
食物繊維と乳酸菌を積極的に摂り、善玉菌の多い腸内環境作りを心がけ、元気に夏を迎えましょう。