こんにちは。
看護師の田中です。
今日は、サーカディアンリズム(概日リズム)についてのお話です。
ドイツの生理学者ユンゲル.アショフ氏が被験者26人を太陽光から完全にシャットアウトした密室で3,4週間生活を送るという実験を行いました。
もちろん、時計は置かず、自分の体内時計に従って食事や睡眠などを自由にとるように伝え、その間被験者の起床時間や体温、尿中のカルシウムなどを測定しました。
そのデータから、人間の1日は25時間である事を発見したのです。
世の中は24時間単位を基本に動いているのですが、人間の生物学的な周期は25時間ということです。
ただし、この体内時計は朝、 目から入る太陽の眩しい光によって簡単にリセットすることができ、体内時計はリセット後の14~16時間後に眠りに入るように準備されており、メラトニンという眠気を誘うホルモンが分泌され、規則正しい生活を送ることができるようになっているのです。
けれど、夜の時間帯に人工的に強い光を浴びせると概日リズムの周期は延長し、入眠のタイミングが遅くなるといわれています。
現代は、スマホやパソコン、ゲームなどついつい時間を忘れて夢中になってしまいがちなものがあふれていますが、早寝早起きを心がけて朝の決まった時間に太陽の光を浴びて規則正しい生活をこころがけたいものです。
これを書いている私も夜に人工的な光を見る時間が長くなっていることを反省しつつ、今日のお話を終わりにしたいと思います(*^^*)