ペンギンプルペイルパイルズ第12回公演『ゆらめき』
脚本・演出:倉持裕
出演:坂井真紀/ぼくもとさきこ/玉置孝匡/小林高鹿ほか
先月テレビでやっていて録画したのを、今日見ました。
(何のチャンネルだったか…無料視聴中のスカパー!だったのかなぁ…
ちょっとわかんなくなってしまいました。
シアターテレビジョンで近々放映予定があるみたいですね?)
倉持裕さんの作品を見るのは、『パリアッチ!』に続いて2回目。
『パリアッチ!』もこの『ゆらめき』も、「説明不足の美学」に基づいた作品なんだなぁ、と思った。
1回見たくらいじゃわかんない。
ちょっとやそっとじゃわかんない。
でも好きな人にとっては、この「わかんなさ」がたまらないんだろうな、と思う。
私はといえば、きらいじゃないけど、「たまらない」まではいかないですね。
もうちょっとわかる方が好き。
あと、『パリアッチ!』は多彩な登場人物が入れ替わり立ち替わり現れて、
わからないながらも楽しく見られたんだけど、
この『ゆらめき』は少しシリアスで、コミカルな要素が少ないせいか、
あんまり楽しくなかった。ちょっと退屈してしまった。
そして、登場人物のほとんど全員が何らかの妄想を持っているんだけど、
私はこれがちょっとダメでした。
本当にあったことだと思って話を聞いてたらそれが妄想で、
かと思えば妄想としか思えない話が実は現実に起きたことだったとあとからわかる。
劇が進むにつれ、どこまでが現実でどこからが現実なのか、
妄想を信じ込んでいるのは誰なのか、現実を見ているのは誰なのか、わからなくなってくる。
こういう筋立て、苦手なんです、私。
見ていて落ち着かない、面白いと思えない。
まぁこれは作品が悪いのではなく、私の好みの問題です。
例えていうなら、
レバーが嫌いな人はいくらおいしく料理してあってもレバニラ炒めをおいしいとは思えない、
でもそれはレバーのせいでもましてや料理人のせいでもない。
そういうことです。
小林高鹿さんはあいかわらずかっこいい。
とぼけた人のようなちょっと怖い人のような、とらえどころのない役がよかった。
『審判員は来なかった』、見たいな~。
脚本・演出:倉持裕
出演:坂井真紀/ぼくもとさきこ/玉置孝匡/小林高鹿ほか
先月テレビでやっていて録画したのを、今日見ました。
(何のチャンネルだったか…無料視聴中のスカパー!だったのかなぁ…
ちょっとわかんなくなってしまいました。
シアターテレビジョンで近々放映予定があるみたいですね?)
倉持裕さんの作品を見るのは、『パリアッチ!』に続いて2回目。
『パリアッチ!』もこの『ゆらめき』も、「説明不足の美学」に基づいた作品なんだなぁ、と思った。
1回見たくらいじゃわかんない。
ちょっとやそっとじゃわかんない。
でも好きな人にとっては、この「わかんなさ」がたまらないんだろうな、と思う。
私はといえば、きらいじゃないけど、「たまらない」まではいかないですね。
もうちょっとわかる方が好き。
あと、『パリアッチ!』は多彩な登場人物が入れ替わり立ち替わり現れて、
わからないながらも楽しく見られたんだけど、
この『ゆらめき』は少しシリアスで、コミカルな要素が少ないせいか、
あんまり楽しくなかった。ちょっと退屈してしまった。
そして、登場人物のほとんど全員が何らかの妄想を持っているんだけど、
私はこれがちょっとダメでした。
本当にあったことだと思って話を聞いてたらそれが妄想で、
かと思えば妄想としか思えない話が実は現実に起きたことだったとあとからわかる。
劇が進むにつれ、どこまでが現実でどこからが現実なのか、
妄想を信じ込んでいるのは誰なのか、現実を見ているのは誰なのか、わからなくなってくる。
こういう筋立て、苦手なんです、私。
見ていて落ち着かない、面白いと思えない。
まぁこれは作品が悪いのではなく、私の好みの問題です。
例えていうなら、
レバーが嫌いな人はいくらおいしく料理してあってもレバニラ炒めをおいしいとは思えない、
でもそれはレバーのせいでもましてや料理人のせいでもない。
そういうことです。
小林高鹿さんはあいかわらずかっこいい。
とぼけた人のようなちょっと怖い人のような、とらえどころのない役がよかった。
『審判員は来なかった』、見たいな~。