叢雲会ブログ

叢雲会 刀匠達の四方山話

盛会でした         日向の國正

2008-11-03 11:08:43 | Weblog
ご報告が遅れましたが、31日の祝賀会はなかなかの盛況でした。
来賓祝辞も型どおりのものではなく聞かせる内容であったし、オープニングの居合道の素晴らしい形演武は私も心から楽しめました。合気道の宮崎道場の方々が舞台板間上で音もなく受身を取るのにも驚嘆の声が上がっていました。
獅子舞や舞踊などもとてもよかったです。
ただ、私の試し斬り芸はどうも今ひとつ冴えがなく、この冬鍛え直さねばならないと思いました。

まだ後片付けが済んでいません。
刀剣界を盛り上げようと企画した事ですが、成功させるには相当なエネルギーが必要です。

予定していたサプライズゲスト、東国原宮崎県知事は直前に公務が入ったとかで、残念ながら来てはくれませんでした。どうやらプライベートなこの手の会に参加するのは、なかなか難しいみたい...です。たんなるエクスキューズかもしれないけれど。
その日に行われた宮崎県文化賞授賞式で、「お久しぶりです、今日は申し訳ありません」と声をかけていただいたので忘れられてはいなかったみたいです。
宮崎市まで車で1時間半はかかりますから、県庁での受賞式、日向に戻っての祝賀会と嵐のような一日でした。

受賞スピーチで、県の主だった人々を前にわが国の誇り、日本刀文化を熱く語ってきました。介添えのツマは緊張で冷や汗が止まらなかったそうですが、私は上々の首尾にウキウキしていました。
テレビの映像にも私が取り上げられていたらしいので、ジコマン(自己満足)ではないと思います。
かえって自分のパーティーでのスピーチのほうが出来が悪かったです。

刀鍛冶風情でも思想の牽引者になれなくもないとあらためて思いました。
刀匠会の雑誌「精炎」で強力に推し進めているお守り刀文化の再構築?も、畢竟そこまで踏み込む必要があるのではないでしょうか?