東京映画日記

映画の鑑賞記録、映画情報へのコメント、個人の日記なんか書いてきます。毎日更新できるといいなぁ。

アンナ・マデリーナ

2008-01-15 00:58:00 | DVD
今年一発目はかなり昔の作品ですが
金城武主演の映画「アンナ・マデリーナ」です。
DVDもトールケースのものではなくCDと同じようなケースのものしかありません。
どこも再販していないようで・・。

ストーリーはというと、主人公であるガーフ(金城武)はピアノの調律師。常にピアノの音を調べ、調律だけをやっていた。ある日、ある家のピアノの調律を頼まれ、家を訪ねるが、そこには別れ間際の二人のカップルが言い争いをしていた。そのカップルの男は自称小説家のモッヤン(アーロン・クォック)。女を作り、転がり込み、小説も書かずに競馬ばかりしているどうしようもない男。帰りにいっしょのバスになった二人は少し仲良くなり、モッヤンはガーフのアパートに転がり込んでしまう。それからしばらく経ち、ガーフの部屋の真上の部屋に美しい女性マンイー(ケリー・チャン)が越してくる。かなり性格がきついのだが、ガーフはそんな彼女にひとめぼれしてしまうが・・・。

簡単にいうと男二人と女一人の三角関係のラブ・ストーリー。でもこの作品は少し違っていて途中からガーフが書いた小説の話になっていく、その小説の男と女の恋物語、その小説をよむ編集者の上司と編集者との恋物語とオムニバス形式のラブ・ストーリーとなっている。ストーリーは単純だし、映像もすごくこっているとか音楽がいいとかいうわけでもない。でもただ、このなんでもない人たちの恋愛が描かれる、それだけの映画。長らくラブ・ストーリーは見ていなかったが、いい映画だなと少しでも思えた。ちょっと恋愛ってものがいいなって思えるほどに。特に恋愛から遠ざかってる人には癒しかもしれません。

でも、この映画の金塩武のキス・シーンはひどいです。ほんと。
へたすぎ。ファースト・キスですか?とつっこみたいぐらい。

それにしても製作がゴールデン・ハーベストだったのは驚き。ジャッキー・チェンの映画しか作ってないと思ってた・・。

これを貸してくださった会社の先輩は出産のため、年末、みんなに惜しまれながら退社されました。いろいろ教えてもらったり、元気をわけてもらったり、本当にお世話になった方です。
この場を借りてお礼を言わせていただきます。ありがとうございました。
これから子育てがんばってください!

また、次からは私情はさまずに書いていきます!

★★★★

劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

2006-02-24 00:30:57 | DVD
映画を最初から最後までじっくり観たのは久しぶりでした。
仕事で頭と最後だけみるとかはやってるんですけどね。。

一昨年、テレビで放送されかなりの視聴率をとっていた「鋼の錬金術師」
の劇場版です。これは漫画でもかなりの人気があり、昨年の夏に製作・配給が
松竹で公開され、興行収入もよかったようです。定番となっているアニメの劇場版というと「ドラえもん」「名探偵コナン」「ポケットモンスター」「ナルト」(東宝)、「金色のガッシュベル!」(東映)とほとんど東宝の一人勝ちですね。
オレはこの漫画も読んでいて、アニメも全部DVDを借りて見ました。漫画とアニメが途中から違ってきていて、劇場版がこのアニメの続きだと思って劇場で絶対見ようと思っていたのですが、松竹はこの作品のシリーズ化も考えているといううわさも聞き、話がそれいきそうな雰囲気だったので劇場で見るのは断念してました。最近やっとDVDで出たので観る事にしました。アニメはある意味、現時点では一発目が当たれば必ず次があたるドル箱みたいなものですね。

久しぶりに長尺(90分以上の作品)をみました。でもそんなに長く感じずに観れました。ちょっと劇場で観ればよかったと後悔しました・・。ちゃんとアニメの続きで最後も物語の終焉となっていてやっとアニメを全部見た~という満足感がありました。

この物語は主人公である二人の兄弟の絆、人の生死とは何か?、錬金術の法則が「人は犠牲無しで何も得ることはできない」という等価交換であり、それが世界のすべてなのか?というテーマが主軸となっています。特に人の生死がこの物語の主軸となっていてちょっと重い部分もあり、それによって考えさせられるものもあります。CGのほうも細かく、画がも迫力があって楽しめると思います。この作品は完全にアニメの最終回に近いのでご覧になる方はアニメを全て見てから見たほうがいいと思います。

久しぶりの映画になぜ、この作品を選んだかというと、
字幕があるとチェックしちまうので・・・。邦画でもいいですけどね・・。
今後はさぼらずに書いていく予定です。

★★★

ロック・ユー!

2005-07-28 08:06:19 | DVD
また最近、映画が観れていない。
今週末は一本ぐらい観ようとは思ってますが・・。

会社の社員さんに薦められて、「ロック・ユー!」を見てみた。
最初はテーマ曲がクイーンと聴いていたいので、現代の人が中世にいって
何かするみたいな昔あった「タイムライン」みたいなイメージを持ってた。
でも始まってからそれは間違いだったと気づいた。
純粋に中世の中の槍競技の話である。そのオープニングの槍競技の会場の全員が
クイーンの歌に合わせて手拍子しながら口ずさむ!これかなりの迫力ですごく
よかった。思わずクイーンのべストを借りにTSUTAYAへ・・。この中に最近気に入ってる「Don't Stop Me Now」も入っていた。最近はipodに入れて毎日「We will rock you」と「Don't Stop Me Now」は一回は聴いている。
あと最近のお気に入りはBackstreet Boysかな。
あ、映画から外れた・・。

ストーリーはというと14世紀。平民のウィリアム(ヒース・レジャー)は仲間たちと共に身分を偽り、騎士しか参加できない馬上槍試合の大会に参加した。その大会で見事勝利し、その資金を特訓と試合準備に費やすのだった。1ヵ月後、ウィリアムは大会へ参加しようとするが、試合をいつも見守る貴婦人ジョスリン(シャニン・ソサモン)に一目惚れしてしまう。また、その大会でウィリアムは宿敵となるアダマー伯爵(ルーファス・シーウェル)とはじめて対決するが、惜しくも敗れてしまう。アダマーは戦場に派遣され、アダマー不在の大会を次々と優勝していくウィリアム。そして、世界大会で二人は激突することになるのであった・・。果たしてウィリアムはアダマーに勝てるのだろうか・・?
久々に難しいことを語らずに面白い!といえる作品だった。
内容は中世ものにしては珍しい青春映画。
主人公が槍競技と恋を通して成長し、自分の力で自分の運命を変えていく。
このヒース・レジャーは男からみても女からみてもかっこいい!
顔だけではなくこのキャラクター自身がかっこいいのだ。
この時代の生まれ持った運命とも思われる身分をはじめは偽るが、最後には自分の
実力が偽りを真実に変え、愛する女性を射止める・・。
これらを実現させたのは腕っぷしではなく、自分の遺志を貫き通したところなのだ。
こういう青春ものを、時代を中世に、そして迫力の槍同士の激突シーン、そして
普通ではあわせないだろうと思う、現代ロックのクイーンの選曲!
このオープニングの「We will rock you」とエンディングの「We are the champion」
が抜群にこの映画にあってる!

是非是非ご覧ください。

★★★☆

ROCK YOU! [ロック・ユー!](2001:America:A KNIGHT'S TALE)

監督:ブライアン・ヘルゲランド Brian Helgeland
製作:トッド・ブラック Todd Black
ブライアン・ヘルゲランド Brian Helgeland
ティム・ヴァン・レリム Tim Van Rellim
脚本:ブライアン・ヘルゲランド Brian Helgeland
撮影:リチャード・グレートレックス Richard Greatrex
音楽:カーター・バーウェル Carter Burwell
出演:ヒース・レジャー Heath Ledger
マーク・アディ Mark Addy
ルーファス・シーウェル Rufus Sewell
シャニン・ソサモン Shannyn Sossamon
ポール・ベタニー Paul Bettany
アラン・テュディック Alan Tudyk

ファイト・クラブ

2005-05-26 01:06:38 | DVD
自分個人として最も好きな映画である。
主演ブラッド・ピット、エドワード・ノートン、ヘレナ=ボナム・カーター。監督デヴィット・フィンチャー。
特にブラッド・ピットとデヴィット・フィンチャーの大ファンである。
この二人といえば「セブン」。これ以上のサスペンスはないともいえる名作である。
「セブン」については今後ブログにも書くことになると思うのでここでは触れない。

ストーリーは・・、自動車メーカーで調査員として働いていたジャック(エドワード・ノートン)は不眠症で困っていた。自分が起きているのか、寝ているのかも分からずに会社へ行き、自社の車のリコール調査の出張の毎日。ジャックはブランドものを買いあさり、完全に物欲に支配されていた。不眠症で困りはて、医者に泣きついた。そこで医者に「不眠症では死ねない、本当に苦しいのは睾丸患者だ」と伝える。それを聞き、ジャックは睾丸癌患者の会に参加する。そこで患者達の本音を聞き、不眠症が治り、いろんな病気の患者の会へ参加するようになる。しかし、そこにマーラ・シンガー(ヘレナ=ボナム・カーター)が現れ、ジャックはまた不眠症へ陥る。そんな中、ある出張の帰りの飛行機の中で、ジャックは石鹸の製造販売を職業とするタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と出会う。この二人出会いが大きな事件へと発展していく・・・。

この作品は賛否両論だと思う。特に女性に関しては非難する方も多いだろう。暴力的な描写も多く、とても血なまぐさい部分も多い。しかし、この作品に込められたものはものすごく大きいと思う。誰もが思う人並みに生きたい、贅沢をしたい、危険なんか全部さけたい。これらははっきりいって無意味だとこの作品は語る。この映画でブラッド・ピット扮するタイラー・ダーデンが語りかける。そういう人と同じ考えは捨て、個人で自分らしい生き方をしろと。もっと本物を感じろと、痛みを感じてこそ生きてるってことだと。もっと人間はリアリティを感じるものだと。
また、語りかけるものは大きいが、映画というエンターテインメントとしてもこの作品はクオリティが高い。何よりもデヴィット・フィンチャーの遊び心に脱帽である。サブリミナル効果、家具の爆発時、オープニングのCG。タイラーたちの革命の中身といい。本当に楽しんで映画を作っているのが伝わってくる。音楽もダスト・ブラザーズのノリに乗った軽快な音から腹に響くようなものまで多様である。暗くなりがちなストーリーもブラッド・ピットとヘレナ=ボナム・カーターの遊んでいるような演技、エドワード・ノートンとブラッド・ピットの掛け合いも殴り合いのシーンも見物の一つ。

映画というものはエンターテイメントであり、世間への批判でもあり、意見でもあると本当に感じさせる作品である。これをみていない方はすぐにでも観てほしい。

★★★★

ファイト・クラブ(1999年:アメリカ:FIGHT CLUB)
監督:デヴィッド・フィンチャー David Fincher
製作:アート・リンソン Art Linson
シーン・チャフィン Cean Chaffin
ロス・グレイソン・ベル Ross Grayson Bell
原作:チャック・ポーラニック
脚本:ジム・ウールス Jim Uhls
撮影:ジェフ・クローネンウェス Jeff Cronenweth
編集:ジェームズ・ヘイグッド James Haygood
音楽:ザ・ダスト・ブラザーズ
出演:エドワード・ノートン Edward Norton
ブラッド・ピット Brad Pitt
ヘレナ・ボナム=カーター Helena Bonham Carter
ミート・ローフ・アディ Meat Loaf Aday
ジャレッド・レトー Jared Leto
ザック・グルニエ Zach Grenier
ピーター・ラカンジェロ Peter Lacangelo

ノッティングヒルの恋人

2005-05-24 01:39:15 | DVD
ラブ・コメディ。かなり好き嫌いが分かれる分野である。
個人としてはかなり好きな分野である。最終的には二人は結ばれるんだろうと結末はわかっているのだがそこまで持っていくところがいろんな演出、台詞があり、ここを楽しみでいろんなラブコメを観ている。ラブコメやドラマだと劇場でなくDVD,またはビデオでもいいと思っている方も多いだろう。一度騙されたと思って劇場で見てほしい。家でみるのと雰囲気も異なり、違った一面も感じられることだろう。

この作品は宣伝文句として「現代版のローマの休日」というのが使われていた。名作「ローマの休日」はある国の王女と新聞記者の身分違いの恋だった。新聞記者はスクープと思い、近づくが彼女の無邪気さに引かれ、ずっと見守り、最後には男らしかった。やはり、名作である。今はデジタルマスター版でDVDが発売されているので観ていない人はお薦めなので是非是非観てほしい。

ずいぶん「ノッティングヒルの恋人」から離れてしまった。
ストーリーはというと、ノッティングヒルでウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)は旅行専門書店を営んでいた。ある日、世界で人気ナンバーワンのハリウッドスターのアナ・スコットが客として現れた。タッカーは店員として本を売り、彼女は客として本を買って出て行った。その後、タッカーは飲み物を街角で人にぶつかった拍子に相手にかけてしまう。その相手はさっき本屋に現れたアナ本人だった・・・。本屋とハリウッドスターの恋が成就するのだろうか・・?

この作品はジュリア・ロバーツの魅力とヒュー・グラントのボケたいつものかっこよさと、本屋で出会った二人が街角でぶつかり、再会するというお約束が見所ではない。この二人の恋を盛り上げる周りが本当に楽しく、光っている。毎回でるたびになにかやってくれる、タッカーの居候役のリス・アイファンズが主役の二人を食ってしまうくらいにいい演技を見せている。特に身分違いの恋に戸惑うタッカーを回りのみんなが励ますシーンはすごく印象的だ。この映画を観ていなくてこれから観る人は主演二人とそしてリス・アイファンズの楽しい演技に注目して観てほしい。
ストーリーはお約束でも、これだけの俳優と演出があればこれほどの映画になるというものの典型だと思う。これをみて是非、ラブ・コメディファンになってほしい。

★★★☆

ノッティングヒルの恋人(1999:アメリカ:NOTTING HILL)
監督: ロジャー・ミッシェル Roger Michell
製作: ダンカン・ケンワーシー Duncan Kenworthy
製作総指揮: リチャード・カーティス Richard Curtis
脚本: リチャード・カーティス Richard Curtis
撮影: マイケル・コールター Michael Coulter
編集: ニック・ムーア Nick Moore
音楽: トレヴァー・ジョーンズ Trevor Jones
出演: ジュリア・ロバーツ Julia Roberts
ヒュー・グラント Hugh Grant
リス・アイファンズ Rhys Ifans
ジーナ・マッキー Gina McKee
配給: ギャガ・ヒューマックス

ブルー・クラッシュ

2005-05-08 00:06:38 | DVD
ハワイが舞台の青春サーフィン映画。
サーフィンはやったことがない・・。どーも海は苦手で・・。
やってる人に聞くと本当に面白いと聞く。これを観てサーフィンをはじめた人もいると思う。
そのくらいサーフィンの楽しさが十分に理解できると思う。ちょっと興味ができてたりして。

ストーリーはハワイ、オアフ島ノースショア、サーフィン大会での優勝という夢を持つアン・マリーはサーファー仲間で親友のエデン(ミシェル・ロドリゲス)、レナ(サノー・レイク)
そして妹のペニー(ミカ・ブレーム)と一緒に住んでいた。出ていった母親のかわりにペニーを学校へ行かせ、3人はホテルのメイドをしていた。そんなとき、ホテルの客の説教をしてしまい、アン・マリーはクビになってしまう。その客の中にNFL選手のマット(マシュー・デイヴィス)にサーフィンのコーチを頼まれ、恋に落ちてしまう。恋にのめり込んでいくアン・リー。はたしてアン・リーは大会に出場し、優勝できるのか・・・?

軽快な音楽とハワイのきれいな海をバックにプロのサーファーをスタントとして撮影したというライディング・シーンは本当に一見の価値あり!
夢と現実と恋に揺れ動く女性の描写はとてもきれいで、気持ちがいい。
最後の大会でのライディングはサーフィンやったことはなくてもがんばれ!と言ってしまうほど!エンディングのあともスポーツしたあとのような清々しい気持ちいい気分になった。
このあと梅雨でじめじめしたシーズンはこんな映画を観て過ごすのはいかがでしょう?

ブルークラッシュ(2002年:アメリカ:BLUE CRASH)
監督:ジョン・ストックウェル
出演:ケイト・ボスワース
   ミシェル・ロドリゲス
   マシュー・デイヴィス
   サノー・レイク
   ミカ・ブレーム
配給:ギャガ・コミュニケーションズ

インファナル・アフェアⅡ 無限序曲

2005-05-01 01:45:59 | DVD


2003年の夏に公開されたインファナル・アフェアの続編である。
今、インファナル・アフェア・が公開されている。この作品は3部作。
1は本当に面白かった。俺の中でその年のベスト3には入るであろうと思われる。
1はトニー・レオンとアンディ・ラウの演技、警察とマフィアにそれぞれ潜入している
二人の掛け合いと緊張感がたまらなく面白く2時間があっというまだった。

2のストーリーはというと、時は1991年、場所は返還前の香港。香港マフィアのボス、クアンが
暗殺されるところから物語は始まる。クアンと手下だった4人は全員で離反を企てるがクアンの跡を継いだハウに抑えられてしまう。その4人と同等だったサムはじっと時期を待っていた。そんななか、サムはラウ(エディソン・チャン)を警察へ潜入させるべく、警察学校へ行かせる。同時に警察学校で主席だったヤン(ショーン・ユウ)はハウと異母兄弟ということが学校にばれてしまい、退学となるが、組織犯罪課のウォン警部によりマフィアへの潜入を開始する・・・。

今回は前作の続きではなく、二人がどのような形で潜入が始まったのかという前史という形になっており、アンディ・ラウとトニー・レオンは出演していない。しかし、1での重要人物は全員出演している。1のときのようなそれぞれの正体がばれる、ばれないという駆け引き的な緊張感は薄くなっているが、雰囲気はそのまま。今回は周りの人物にスポットが当たるというストーリー展開である。ここでは警察とマフィアの関係とマフィア内部の駆け引きがメイン。

2は1ほどのインパクトは感じられない。しかし、続編としては面白いと思う。1のメインの二人ではなく周りにスポットを当てるのはうまく、主人公二人を消してしまうわけでもない。そして、1作目、3作目へ続く、3部作の序曲であり、これがあってこそ、3作目が光るであろうと期待できる。しかし、登場人物が多くなり、話をつかむまでは時間がかかってしまったし、あくまで続編であり、単品とした作品としては評価しにくいのが難点。この「インファナル・アフェア」は・まで観てからよかったかどうか判断したい。

★★☆

インファナル・アフェア・ 無限序曲(2004年:中国(香港):INFERNAL AFFAIRS II)
監督:アンドリュー・ラウ
   アラン・マック
脚本:アラン・マック
   フェリックス・チョン
出演:エディソン・チョン
   ショーン・ユー
   アンソニー・ウォン
   エリック・ツァン
配給:コムストック

下妻物語

2005-04-30 00:08:52 | DVD
劇場で予告を見ていたときはぜってえつまんねえ!と思って劇場で見なかった。
ところが公開されるといっきにブレイク。配給収入6億円という大ヒットになった。
製作関係もここまでヒットするとは思わなかっただろう。

ストーリーはというと、茨城県の下妻が舞台。ロリータファッションが大好きな高校生、竜ヶ崎桃子(深田恭子)は関西に生まれたがどうしようもないダメ親父のせいで下妻にすむことになった。桃子は代官山に服を買うための金を工面しようとし、親父のかつての商品をネットで売ろうとするが、目の前に現れたのは原チャリに乗ったヤンキーの白百合イチゴ(土屋アンナ)だった・・・。

ヤンキーとロリータファッション。俺にはどっちもあんまり理解できない。
出てくる人たちも奇抜で個性的な方ばかり。最近、ファッション、ブラックユーモア的な
インディペンデント作品が多いのでこれも同じかと思ってた。
しかし、これは本当に話が単純でわかりやすい。本当に女同士の友情ものなのである。
このくらい、奇抜なイメージをもたせながら最後に気持ちよく友情というものの素晴らしさを
物語るこの作品は本当に面白いと思った。

おれだけの考えかと思うが、やっぱり、映画はストーリーだと思う。ファッションがいい、
画がきれいなどあるがちゃんとした目的を持った話であれば誰であろうと面白いと思えるんじゃないか?と。この作品は本当に単純な話。その単純な話がファッション、人物に消されることなく最後まで二人の友情を描いている。話は単純でも複雑でも目的がちゃんとしているものが俺は好きだ。みんなはどう思うのかわからないけども。

★★★☆

下妻物語(2004年:日本)

監督:中島哲也
出演:深田恭子
   土屋アンナ
   篠原涼子
   宮迫博之
   樹木希林
   阿部サダヲ
配給:東宝

炎の大捜査線

2005-04-17 23:18:19 | DVD
先に言っておきます。おれはジャッキー・チェンの大ファン。

これは1991年香港の作品である。
出てる人はかなり豪華。ジャッキー・チェン、サモハン・キンポー、アンディ・ラウなど。この作品が公開された頃、オレはまだ小学生。でもジャッキー・チェンの大ファンだった。初めて劇場で見た映画は「プロジェクト・イーグル」。これを見たのは中学生だったが・・。あのようなスタントを今も続けている。ジャッキーは本当に鉄人というか、若いというか。ついこの前ほどまで公開していた「ニュー・ポリス・ストーリー」・・・・。観たかった・・・。どっかでまだやってないかなぁ・・。

さてさて今回のストーリーは、刑事ウェイ(レオン・カーフェイ)の目の前で、恋人の父親である警察署長が殺される。ウェイは犯人を撃つが、犯人は逃走しようとして車に乗り込むが突然爆発し、死んでしまう。現場には犯人の指が残り、その指紋は、2年前に処刑されたはずの囚人のものだった。ウェイはその謎を解くため、犯人が入所していた刑務所に乗り込むのだった・・。

まず、これを観て思ったのが、ジャッキーが主人公じゃないじゃん!とガキのころムキー!と憤慨したのをよーく覚えてる。好きなアクションも途中と最後の方だけ。内容が刑務所での囚人たちのそれぞれのぶつかりあいがメインなのである。4人の囚人の絡み合いが香港映画らしく感情丸だしの分かりやすいテンポあるストーリーが今見ると結構面白い。サモハン・キンポーのコミカルな動きが楽しく、暗い囚人の生活に人間味を持たせている。
ひとつ気になるのは明らかに囚人生活が中心なのに邦題に「炎の大捜査線」とつけるのいかがなものかと。原題は「the prisoner」なのに・・。

また、吹替え版での水島裕さんの声だと本当に楽しい。あのころはジャッキーは石丸博也さん、サモハンは水島さんの声が大好きで絶対ビデオは吹替え版で借りていた。
特に吹替え版だとその国独特の雰囲気は壊れるかと思う人も多いだろうが、字幕を読む必要が無いために画とストーリーに集中できるという利点もある。DVDを買って見飽きた~と思ったら吹き替え版で見てみるのをお勧めする。

★★(吹き替え版も含めて・・。)


炎の大捜査線(1991年:香港、台湾:the prisoner)
監督:チュ・イェン・ピン
制作:コー・シュンハン
脚本:フー・リー
出演:ジャッキー・チェン
   アンディ・ラウ
   レオン・カーフェイ
   サモハン・キンポー

スイミング・プール

2005-04-03 15:27:22 | DVD
久々の「??」と謎の残る映画だった・・。
最近ミステリーは最後の最後に犯人が違う!とかいうオチが多いのだが、
これはうーん??と思いつつ、最後のシーンでうーん!!???と
もっと謎が深まって終わってしまう。

ストーリーはというと。
売れっ子のミステリー作家のサラ(シャーロット・ランプリング)は現在の生活にうんざりしていた。そんなとき出版社のジョンにフランスにある別荘へ行ってみないか?と勧められる。サラはフランスへ行き、静かで平和な家の中で仕事を進めていく。順調に仕事が進み、大満足のサラの前にある若い女性が現れ、ジョンの娘のジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)だと名乗り、同居生活が始まった。若く魅力的なジュリーは毎晩のように男を連れ込み、サラは何かと彼女が気になり、観察していくようになっていく・・・。

この作品の魅力としてはまず、二人の女優の魅力。サラ役のシャーロット・ランプリングの知的で落ち着いた魅力とその正反対のジュリー役のリュディヴィーヌ・サニエの自由奔放で、素直で若い魅力。淡々と二人の同居生活の中で、ひとつの殺人事件が置き、そして、サラの書き上げていく本、ジュリーの行動、これらが合わさってできる謎。オレの中でははっきり言って最後になっても分からなかった。後々考えるとこうだったのかな?と推測できる程度。

久々にはっきりしないが、魅了された作品だったと思う。

★★☆

スイミング・プール(2003年:フランス:Swimming Pool )
監督:フランソワ・オゾン
出演:シャーロット・ランプリング
   リュディヴィーヌ・サニエ
   チャールズ・ダンス