東京映画日記

映画の鑑賞記録、映画情報へのコメント、個人の日記なんか書いてきます。毎日更新できるといいなぁ。

また東宝の一人がち?

2005-08-24 20:20:36 | 映画情報
日本の今週の興行収入トップ10は先週とほとんど変わらず「マダガスカル」がV2を達成!
さっすが、動物もの、CGアニメ、豪華声優陣と子供から大人まで楽しめる要素抜群の作品が
「スター・ウォーズ」を抑えた。「スター・ウォーズ」はエピソード1の興行収入にやっと
追いつきそうな勢い。ちょっと厳しいか・・?先週観た「亡国のイージス」が残っているの
は個人的にうれしい。いい作品なので観てない人は見ていただきたい。

今週末は東宝「容疑者 室井慎次」、ソニー・ピクチャーズ「奥さまは魔女」、UIP「ランド・オブ・ザ・デッド」の大作が公開予定。特に東宝は「容疑者 室井慎次」、「NANA」、「タッチ」と3週連続封切が続く。「容疑者 室井慎次」は前作「交渉人 真下正義」のヒットもあり、大ヒット間違いないだろう。「NANA」に関しても漫画が半端じゃない人気というものあり、若い女性を中心にヒットは堅い。「タッチ」は微妙なところ・・。長澤まさみの人気と原作ファンが観たいと思わせることができるかが勝負の鍵だろう。また、東宝のトップ3独占が見れる可能性も高い。

ちょっと気になったのが今週の全米BOX OFFICE TOP10。一位が「The 40-Year-Old Virgin」その名のとおり「40歳の童貞男」の話である。trailerを見る限りかなり面白そうだ。日本でうけるかは微妙だが・・。

最近、気に入っているのがiTunesの最新バージョンについている「Pod Cast」と「iTunes Music Store」。これにTrailerが入っていて、安定した状態でストリーミングできるのだ。最新のアメリカのTrailerが手軽に観れるのはうれしい。もちろん字幕はいってないですが・・。古いiTunes使ってる人は是非とも最新バージョンへの更新をおすすめします。

リンダ リンダ リンダ

2005-08-16 06:42:55 | 映画情報
久々のミニシアター作品です。
もち、この前書いたようにシネコンで見てきました。

この作品は「スウィングガールズ」のパクリでしょ?という人が多い・・。
実をいうとオレはまだ「スウィングガールズ」はまだ観ていない。
多分、観ていたとしてもこの「リンダ リンダ リンダ」を観にいっていたと思う。

なぜならオレは昔っからの「THE BLUE HEARTS」の大ファン。
このバンドの曲が映画館で聴けるってだけで観にいきたい!って思っていた。
初めて買ったCDは「THE BLUE HEARTS」。「リンダ リンダ」が入ってるやつ。
ずっと中学のとき聴いてた。あれから15年だなぁ・・と昔を思い出しつつ、映画が始まった。

ストーリーは・・・文化祭を間近に控えた、とある地方都市の高校。軽音楽部の女子3名、キーボードの恵、ベースの望、ドラムの響子は途方に暮れていた。文化祭ライヴに向けて練習を重ねてきたのに、ギターの萌が指を骨折。
ブチ切れたボーカルの凛子と恵がケンカしてしまい、凛子抜きでバンドを組むことになった3人。まずは選曲からやり直すことになったが、ふとかけたテープから流れてきたのは「THE BLUE HEARTS」の「リンダ リンダ」・・。この曲で盛り上がった三人は3日後のステージでこの「リンダ リンダ」を演奏することを決めるが、ボーカルは恵の不用意な一言に留学生のソンに決定してしまう。ここから4人の猛練習が始まった・・・。

確かに高校生の青春映画は「ウォーター・ボーイズ」を筆頭に恋あり、友情ありの定番である。昔でいうと「シコふんじゃった」なんかも名作である。確かに、この作品もその定番どおりなのだが、演奏が「THE BLUE HEARTS」というところと、ボーカルが韓国人というところを上手く描いていて面白い。とくに韓国人との文化の違いを笑いにもってきてるところはうまいな~と思った。ほかの映画と違うところはほとんど、仲間同士の衝突などが少なく、恋の描写も少ない。しかし、このくらいの演出のほうが実際の高校生っぽくていいのかもしれない。めちゃくちゃ熱いことも語るやつも出ず、女の子同士の友情を見せて、最後のライブはきっちり盛り上げて終り。このシンプルさが逆に気に入った。

もちろん帰りの電車はipodで「THE BLUE HEARTS」を聴きながら帰ったのは言うまでもない・・。

★★☆

リンダ リンダ リンダ(2005年:日本)

監督: 山下敦弘
プロデューサー: 根岸洋之
定井勇二
脚本: 向井康介
宮下和雅子
山下敦弘
撮影: 池内義浩
美術: 松尾文子
編集: 宮島竜治
音楽: ジェームズ・イハ James Iha
主題歌: ザ・ブルーハーツ  『終わらない歌』
照明: 大坂章夫
録音: 郡弘道
 
出演: ペ・ドゥナ
前田亜季
香椎由宇
関根史織
三村恭代
湯川潮音

亡国のイージス

2005-08-15 00:00:09 | 映画
久々の劇場作品です。

今年、松竹の一番の期待作。
小説は58万部を超えるベストセラー。

出演陣がまた豪華!
真田広幸、寺尾聰、佐藤幸市、中井貴一、吉田栄作、豊原功輔、原田芳雄、岸辺一徳、真木蔵人、安藤政信・・。
この中でも!吉田栄作がひっさびさの映画出演である!最近バラエティでしか見てなかったので新鮮な感じが・・。

監督は「KT」「どついたるねん」の坂口順治監督。「どついたるねん」は個人的にすっごい好きな作品。もちろん、ビデオでしか観た事ないが。あのときの赤井秀和がめちゃくちゃかっこよかった。ボクシングやったことある人ならあの浪速のロッキーの勇姿は目に焼きつくだろう。

ストーリーはというと、訓練中の海上自衛隊のイージス艦「いそかぜ」にてある事件が発生する。その事件はというと、副長の宮津(寺尾聰)が国外の工作員ヨンファ(中井貴一)と手を組み、艦長を殺し、「いそかぜ」を乗っ取ってしまったのだ。
そして、宮津は日本政府へある要求をたたきつけ、

「全ミサイルの照準は東京に設定しており、その弾頭は通常にあらず」と宣言する。

ミサイルにはたった1リットルで東京を壊滅させるほどの破壊力をもつ特殊兵器が搭載されているのだ。
乗組員は全員、強制的に離艦させられるが、先任伍長である仙石(真田)は「いそかぜ」奪還のため、単身、船へ戻る。
仙石は果たして「いそかぜ」を奪還し、日本の危機を回避させることはできるのか・・?
小説の映画化ということで、必ず小説の方が面白かったと意見する人がいる。そら、小説のファンが観たのなら仕方ないだろう。しかし、文庫本上下巻で出てるような小説を2時間程度にまとめるなんて、どんな天才でも無理である。だから小説は読まない。読むとしても映画を観てから。ストーリーしってる映画ほどつまらないものはないと思う。

正直に感想をいうとすごく面白かった。まったく期待せずに観たからかもしれないけれど。
イージス艦が乗っ取られるということしか知らずに観た。始まると相変わらずの人間味溢れる真田さんの演技に引かれていき、イージス艦のすごさ、役人の日本という国は平和ボケしすぎという指摘、そして、男同士の戦い、人間の生きることの大事さ。これらがこの作品に詰まっていた。良かった。こういう男くさい映画が大好きだからなのかもしれない。これだけ大きな話の映画を作れる日本の大作映画もまだまだ捨てたものではないと実感した作品だった。

★★★☆

亡国のイージス(2005年:日本)

監督:阪本順治
製作:坂上直行
久松猛朗
千野毅彦
住田良能
原作:福井晴敏  『亡国のイージス』(講談社刊)
脚本:長谷川康夫
飯田健三郎
撮影:笠松則通
美術:原田満生
編集:ウィリアム・アンダーソン William Anderson
音楽:トレヴァー・ジョーンズ Trevor Jones
録音監督: 橋本文雄
 
出演: 真田広之
寺尾聰
佐藤浩市
中井貴一
勝地涼
チェ・ミンソ
吉田栄作
谷原章介
豊原功補
岸部一徳
原田美枝子
原田芳雄

クローサー

2005-08-14 12:07:12 | 映画
ジュード・ロウ、ジュリア・ロバーツ、ナタリー・ポートマン、クレイブ・オーウェン。この四人の豪華キャストで話題を呼んだラブ・ストーリーである。
最近、はっきりいってSONY PICTURESはこけまくりである。今年唯一の当たりは「カンフー・ハッスル」だけじゃないだろうか?
恋愛3部作と名づけた、「クローサー」「最後の恋のはじめ方」「50回目のファーストキス」どれも大ヒットとはいたらなかった。この中ではやはり、「最後の恋のはじめ方」が一番面白いと個人的に思う。「50回目のファーストキス」はアダム・サンドラーが好きな人には受け入れられるだろう。

それで今回は「クローサー」。豪華すぎるキャストでどう4人を絡ませるか、ここが成功の鍵だろうと思って観てみた。

ストーリーは・・舞台はロンドン。そこである少女が車に引かれるところから物語は始まる。小説家のダンは偶然その場に遭遇し、少女を病院まで付き添う。少女はアリスと名乗り二人は互いに惹かれていった。その後、アリスの事を書いた本を出版したダンは写真家アンナと知り合い、アリスと付き合いながらもアンナへ引かれていく・・。ダンはチャットルームでアンナの名前で医師のラリーを誘い出し、偶然、ラリーとアンナは水族館で出会い、惹かれあう。その後、アンナの写真展で4人は出会い、それぞれの仲が絡み合い・・。

これは恋愛映画と呼んでいいのか?と観終って最初に思った。
互いに恋人がいるのに違う異性に引かれていく。こういう恋愛もあるだろう。そういった恋愛を対象とした映画は数多くある。しかし、この作品はSEXを全面に出し、それぞれが「浮気をやった、やってない」の討論の繰り返し。途中からSEXが恋愛の全てみたいな話に。恋愛にSEXはつき物だろう。しかし、いい大人が4人そろってそれだけを互いの相手に言い合いしてる映画ってどうだろう?

はっきり言って興ざめしてしまった。これだけの豪華キャストで低俗な映画になってしまったような気がする。SEX=低俗とは思わないが、そのSEXシーンも全くなく、ただの事後の討論だけがテーマになってしまっている。個人として何も得る事のなかった映画だった・・。

☆なし

クローサー(2004:America:CLOSER)

監督: マイク・ニコルズ Mike Nichols
製作: ケイリー・ブロコウ Cary Brokaw
ジョン・コーリー John Calley
マイク・ニコルズ Mike Nichols
スコット・ルーディン Scott Rudin
製作総指揮: セリア・D・コスタス Celia D. Costas
ロバート・フォックス Robert Fox
原作戯曲: パトリック・マーバー Patrick Marber
脚本: パトリック・マーバー Patrick Marber
撮影: スティーヴン・ゴールドブラット Stephen Goldblatt
衣装デザイン: アン・ロス Ann Roth
音楽: モリッシー Morrissey
 
出演: ジュリア・ロバーツ Julia Roberts
ジュード・ロウ Jude Law
ナタリー・ポートマン Natalie Portman
クライヴ・オーウェン Clive Owen

シネコンって

2005-08-13 23:10:36 | 映画情報
これを読んでる方々は映画のハシゴってする人はいるのだろうか?
オレはいつも観たい映画を貯めて、2,3本を一日に観てしまう。

これもシネコンでミニシアターやったり、日本映画やったり、ハリウッドやったりしてくれるからなんですが。基本的にシネコンはフリーブッキング。

ブッキングとは配給会社がハコつまり、上映劇場を決めること。日本にはチェーンというものがあって、とくに東宝、松竹、東映なんかが自分たちの映画を上映する劇場の系列ができている。これは1年間の予定なんか全部きまっていたりする。シネコンはこういう系列は特になく、基本的にシネコンの頭が作品を決めていくのだ。ま、ワーナーなんかは優先的にワーナー・ブラザーズの映画を上映したり、TOHOシネマズなら東宝作品を必ずやったりはしますが。
ミニシアターにとってはこういうフリーブッキングはありがたいはず。
チェーンなんかに組まれてるところなんてスクリーン空く期間なんてないんだから。
配給・宣伝のお仕事で一番きついのはブッキングです。映画祭で買ってきた映画がブッキングできずに1年以上寝ていたなんていうのは日常茶飯事。
ミニシアターの配給会社でもうブッキングめんどくせーっと自分の映画館つくちまったのがかの有名なシ●カノンの社長さん。自分のハコもってしまえば、いくら映画買ってきても上映だけはできますから。


オレは基本的にめんどくさがりなので、いちいち渋谷とかに一本の映画だけのために出て行くのは好きじゃない。友人と一緒だったら話は別だが。

そんなオレにはシネコンはぴったり。昔、シネコンでバイトしたこともあり、シネコンは特に思い入れがあるのだ。昔からの映画人はシネコンは好きじゃないという人も多いんだけれども。
たしかにたまに名画座なんかいくと、スクリーンが汚れていたり、フィルムに傷があったりして、レトロな感じがして懐かしいような雰囲気が出るのもわかる。
でも、メジャー、大作好きで、ミニシアターも観たいなんていう欲張りなオレみたいな人はシネコンが合ってる。スクリーンも大きいし、椅子もすわり心地いいし。

みなさんはシネコン好きですかねえ?

SWついに転落

2005-08-09 20:02:29 | 映画情報
今週の興行収入トップ10でついにスター・ウォーズが1位から転落。
SWをたたき落としたのはアニメ映画「NURUTO」。今週の興収トップ10はアニメだらけ。
NURUTO、ポケモン、ロボッツ、ガッシュベル、ハガレン・・。
さすが夏休み、子供映画の天下到来です。
それにしても東映の期待作、「亡国のイージス」が落ち始めが気になるところ。
「アイランド」もワーナーとしては3週で10位まで落ちるとは思っていなかっただろう。
SW以外の洋画の大作が少ないだけに肩を落としているのが目に浮かぶ。

それにしてもアメリカのBOX OFFICEトップ10は毎週のように1位が入れ替わっている。
気になるのは今週2位の「Wedding Crashers」。結婚式でナンパしまくる二人の兄弟が
大金持ちの結婚式を狙っていって・・というコメディ。アメリカらしく、B級っぽくて観てみたい。それにしても目を見張るのが「皇帝ペンギン」。公開直後は圏外だったのに7週目にして6位。
1800館で3500館の「ステルス」の上をいく。「ステルス」も1億ドル以上のbudgetの超大作。
2週で2400万ドル・・。はっきり言っておおコケ映画になってしまいました・・。
配給はSONY PICTURES。日本で巻き返しになるのか?

ちょっと「皇帝ペンギン」観たくなってきた。

IMPOSSIBLE IS NOTHING.

2005-08-08 01:35:29 | 日記
久々の投稿です。
いろいろ考えた結果、英会話はやっぱここに載せないことにしました。
やっぱ映画一色でいきます!!

英会話に関してはここにもう一個ブログ書き始めました。
「東京英語日記」
英会話はどんなことやってるの?と興味もった人だけ見てみてくださいませ。
英会話の内容は2,3日遅れて更新していきたいと思ってます。

最近・・、劇場で映画みれてなーい!
会社ではチェックがてらけっこうみてるんですが、守秘義務があり、ブログには投稿できません。劇場公開前のものもけっこうあるので・・。

なんで、今月、個人的に観たい映画を上げようかと思います。

「鋼の錬金術師 シャンバラを往く者」
⇒主題歌がすごい有名アーティストだらけということで気になってアニメをDVD借りてきて全話見ました。それで映画で完結と思っていたらシリーズ化されるらしく、どうしようかと迷い中。

「皇帝ペンギン」
⇒恵比寿ですごい勢いをもっているこの作品。とりあえずどんなものか観てみたい。

「奥様は魔女」
⇒テレビ版「奥魔女」のファンとしては観るしかないでしょう!

「容疑者 室井慎次」
⇒この前紹介した「交渉人 真下正義」とのリンクがどうなっているのかというところと、室井がどのように白とされるのかがみものかと。

「ランド・オブ・ザ・デッド」
⇒ゾンビ映画ファンとしては観るべきでしょう!「ドーン・オブ・ザ・デッド」は名作です。是非ごらんあれ。