東京映画日記

映画の鑑賞記録、映画情報へのコメント、個人の日記なんか書いてきます。毎日更新できるといいなぁ。

ノッティングヒルの恋人

2005-05-24 01:39:15 | DVD
ラブ・コメディ。かなり好き嫌いが分かれる分野である。
個人としてはかなり好きな分野である。最終的には二人は結ばれるんだろうと結末はわかっているのだがそこまで持っていくところがいろんな演出、台詞があり、ここを楽しみでいろんなラブコメを観ている。ラブコメやドラマだと劇場でなくDVD,またはビデオでもいいと思っている方も多いだろう。一度騙されたと思って劇場で見てほしい。家でみるのと雰囲気も異なり、違った一面も感じられることだろう。

この作品は宣伝文句として「現代版のローマの休日」というのが使われていた。名作「ローマの休日」はある国の王女と新聞記者の身分違いの恋だった。新聞記者はスクープと思い、近づくが彼女の無邪気さに引かれ、ずっと見守り、最後には男らしかった。やはり、名作である。今はデジタルマスター版でDVDが発売されているので観ていない人はお薦めなので是非是非観てほしい。

ずいぶん「ノッティングヒルの恋人」から離れてしまった。
ストーリーはというと、ノッティングヒルでウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)は旅行専門書店を営んでいた。ある日、世界で人気ナンバーワンのハリウッドスターのアナ・スコットが客として現れた。タッカーは店員として本を売り、彼女は客として本を買って出て行った。その後、タッカーは飲み物を街角で人にぶつかった拍子に相手にかけてしまう。その相手はさっき本屋に現れたアナ本人だった・・・。本屋とハリウッドスターの恋が成就するのだろうか・・?

この作品はジュリア・ロバーツの魅力とヒュー・グラントのボケたいつものかっこよさと、本屋で出会った二人が街角でぶつかり、再会するというお約束が見所ではない。この二人の恋を盛り上げる周りが本当に楽しく、光っている。毎回でるたびになにかやってくれる、タッカーの居候役のリス・アイファンズが主役の二人を食ってしまうくらいにいい演技を見せている。特に身分違いの恋に戸惑うタッカーを回りのみんなが励ますシーンはすごく印象的だ。この映画を観ていなくてこれから観る人は主演二人とそしてリス・アイファンズの楽しい演技に注目して観てほしい。
ストーリーはお約束でも、これだけの俳優と演出があればこれほどの映画になるというものの典型だと思う。これをみて是非、ラブ・コメディファンになってほしい。

★★★☆

ノッティングヒルの恋人(1999:アメリカ:NOTTING HILL)
監督: ロジャー・ミッシェル Roger Michell
製作: ダンカン・ケンワーシー Duncan Kenworthy
製作総指揮: リチャード・カーティス Richard Curtis
脚本: リチャード・カーティス Richard Curtis
撮影: マイケル・コールター Michael Coulter
編集: ニック・ムーア Nick Moore
音楽: トレヴァー・ジョーンズ Trevor Jones
出演: ジュリア・ロバーツ Julia Roberts
ヒュー・グラント Hugh Grant
リス・アイファンズ Rhys Ifans
ジーナ・マッキー Gina McKee
配給: ギャガ・ヒューマックス

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