自分個人として最も好きな映画である。
主演ブラッド・ピット、エドワード・ノートン、ヘレナ=ボナム・カーター。監督デヴィット・フィンチャー。
特にブラッド・ピットとデヴィット・フィンチャーの大ファンである。
この二人といえば「セブン」。これ以上のサスペンスはないともいえる名作である。
「セブン」については今後ブログにも書くことになると思うのでここでは触れない。
ストーリーは・・、自動車メーカーで調査員として働いていたジャック(エドワード・ノートン)は不眠症で困っていた。自分が起きているのか、寝ているのかも分からずに会社へ行き、自社の車のリコール調査の出張の毎日。ジャックはブランドものを買いあさり、完全に物欲に支配されていた。不眠症で困りはて、医者に泣きついた。そこで医者に「不眠症では死ねない、本当に苦しいのは睾丸患者だ」と伝える。それを聞き、ジャックは睾丸癌患者の会に参加する。そこで患者達の本音を聞き、不眠症が治り、いろんな病気の患者の会へ参加するようになる。しかし、そこにマーラ・シンガー(ヘレナ=ボナム・カーター)が現れ、ジャックはまた不眠症へ陥る。そんな中、ある出張の帰りの飛行機の中で、ジャックは石鹸の製造販売を職業とするタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と出会う。この二人出会いが大きな事件へと発展していく・・・。
この作品は賛否両論だと思う。特に女性に関しては非難する方も多いだろう。暴力的な描写も多く、とても血なまぐさい部分も多い。しかし、この作品に込められたものはものすごく大きいと思う。誰もが思う人並みに生きたい、贅沢をしたい、危険なんか全部さけたい。これらははっきりいって無意味だとこの作品は語る。この映画でブラッド・ピット扮するタイラー・ダーデンが語りかける。そういう人と同じ考えは捨て、個人で自分らしい生き方をしろと。もっと本物を感じろと、痛みを感じてこそ生きてるってことだと。もっと人間はリアリティを感じるものだと。
また、語りかけるものは大きいが、映画というエンターテインメントとしてもこの作品はクオリティが高い。何よりもデヴィット・フィンチャーの遊び心に脱帽である。サブリミナル効果、家具の爆発時、オープニングのCG。タイラーたちの革命の中身といい。本当に楽しんで映画を作っているのが伝わってくる。音楽もダスト・ブラザーズのノリに乗った軽快な音から腹に響くようなものまで多様である。暗くなりがちなストーリーもブラッド・ピットとヘレナ=ボナム・カーターの遊んでいるような演技、エドワード・ノートンとブラッド・ピットの掛け合いも殴り合いのシーンも見物の一つ。
映画というものはエンターテイメントであり、世間への批判でもあり、意見でもあると本当に感じさせる作品である。これをみていない方はすぐにでも観てほしい。
★★★★
ファイト・クラブ(1999年:アメリカ:FIGHT CLUB)
監督:デヴィッド・フィンチャー David Fincher
製作:アート・リンソン Art Linson
シーン・チャフィン Cean Chaffin
ロス・グレイソン・ベル Ross Grayson Bell
原作:チャック・ポーラニック
脚本:ジム・ウールス Jim Uhls
撮影:ジェフ・クローネンウェス Jeff Cronenweth
編集:ジェームズ・ヘイグッド James Haygood
音楽:ザ・ダスト・ブラザーズ
出演:エドワード・ノートン Edward Norton
ブラッド・ピット Brad Pitt
ヘレナ・ボナム=カーター Helena Bonham Carter
ミート・ローフ・アディ Meat Loaf Aday
ジャレッド・レトー Jared Leto
ザック・グルニエ Zach Grenier
ピーター・ラカンジェロ Peter Lacangelo
主演ブラッド・ピット、エドワード・ノートン、ヘレナ=ボナム・カーター。監督デヴィット・フィンチャー。
特にブラッド・ピットとデヴィット・フィンチャーの大ファンである。
この二人といえば「セブン」。これ以上のサスペンスはないともいえる名作である。
「セブン」については今後ブログにも書くことになると思うのでここでは触れない。
ストーリーは・・、自動車メーカーで調査員として働いていたジャック(エドワード・ノートン)は不眠症で困っていた。自分が起きているのか、寝ているのかも分からずに会社へ行き、自社の車のリコール調査の出張の毎日。ジャックはブランドものを買いあさり、完全に物欲に支配されていた。不眠症で困りはて、医者に泣きついた。そこで医者に「不眠症では死ねない、本当に苦しいのは睾丸患者だ」と伝える。それを聞き、ジャックは睾丸癌患者の会に参加する。そこで患者達の本音を聞き、不眠症が治り、いろんな病気の患者の会へ参加するようになる。しかし、そこにマーラ・シンガー(ヘレナ=ボナム・カーター)が現れ、ジャックはまた不眠症へ陥る。そんな中、ある出張の帰りの飛行機の中で、ジャックは石鹸の製造販売を職業とするタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と出会う。この二人出会いが大きな事件へと発展していく・・・。
この作品は賛否両論だと思う。特に女性に関しては非難する方も多いだろう。暴力的な描写も多く、とても血なまぐさい部分も多い。しかし、この作品に込められたものはものすごく大きいと思う。誰もが思う人並みに生きたい、贅沢をしたい、危険なんか全部さけたい。これらははっきりいって無意味だとこの作品は語る。この映画でブラッド・ピット扮するタイラー・ダーデンが語りかける。そういう人と同じ考えは捨て、個人で自分らしい生き方をしろと。もっと本物を感じろと、痛みを感じてこそ生きてるってことだと。もっと人間はリアリティを感じるものだと。
また、語りかけるものは大きいが、映画というエンターテインメントとしてもこの作品はクオリティが高い。何よりもデヴィット・フィンチャーの遊び心に脱帽である。サブリミナル効果、家具の爆発時、オープニングのCG。タイラーたちの革命の中身といい。本当に楽しんで映画を作っているのが伝わってくる。音楽もダスト・ブラザーズのノリに乗った軽快な音から腹に響くようなものまで多様である。暗くなりがちなストーリーもブラッド・ピットとヘレナ=ボナム・カーターの遊んでいるような演技、エドワード・ノートンとブラッド・ピットの掛け合いも殴り合いのシーンも見物の一つ。
映画というものはエンターテイメントであり、世間への批判でもあり、意見でもあると本当に感じさせる作品である。これをみていない方はすぐにでも観てほしい。
★★★★
ファイト・クラブ(1999年:アメリカ:FIGHT CLUB)
監督:デヴィッド・フィンチャー David Fincher
製作:アート・リンソン Art Linson
シーン・チャフィン Cean Chaffin
ロス・グレイソン・ベル Ross Grayson Bell
原作:チャック・ポーラニック
脚本:ジム・ウールス Jim Uhls
撮影:ジェフ・クローネンウェス Jeff Cronenweth
編集:ジェームズ・ヘイグッド James Haygood
音楽:ザ・ダスト・ブラザーズ
出演:エドワード・ノートン Edward Norton
ブラッド・ピット Brad Pitt
ヘレナ・ボナム=カーター Helena Bonham Carter
ミート・ローフ・アディ Meat Loaf Aday
ジャレッド・レトー Jared Leto
ザック・グルニエ Zach Grenier
ピーター・ラカンジェロ Peter Lacangelo