東京映画日記

映画の鑑賞記録、映画情報へのコメント、個人の日記なんか書いてきます。毎日更新できるといいなぁ。

007 カジノ・ロワイヤル

2006-12-20 23:11:39 | 映画情報
ついに全世界待望だったシリーズ最新作が公開されました。
ジェームズ・ボンド最新作『007 カジノ・ロワイヤル』。
ボンド役がショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナンに続き、6代目として『レイヤー・ケーキ』のダニエル・クレイグ。
新しいボンド役が決まってからボンドファンからは今までのボンドと違いすぎると批判の嵐が起きてた。
背が低い、金髪で短髪、目が青いなど。オレ自身も5代目ボンドのピアース・ブロスナンがあまりにもハマリ役だったのでどうだろう?って思った一人。
製作で長年ボンドシリーズを手がけてきたブロッコリ財団の最高責任者バーバラ・ブロッコリがボンドを若返らせ、今までとは違うものにしたいと発言し、ダニエル・クレイグを抜擢したのもあり、やっぱり劇場でそれを確認したかった。


観てすぐに思ったのは今までとは全く違う!とは断言できないなと。
最初は“00”への昇格するところから始まる。
そしてお決まりの画面に真っ正面から立って銃を撃ち、オープニングクレジットが始まる。このオープニングがかなりクール!トランプのイメージで007が敵を倒していく。オープニングクレジットに女性のシルエットがないのは珍しい。
最初は新しいボンドが体を張って爆弾犯を追いかけるシーンが続く。このときは今までのボンドにはないアクションに目をみはる。
そしてそのあとはジュディ・デンチからの昇格したばかりのボンドへのお説教。いつものボンド映画だと説教というよりも、好きにしたらいいみたいな感じなのだが、今回は思いっきりボンドを叱っててすごく新鮮。
その後は毎回の目玉といえるボンドカーの登場。今回は最新型のアストン・マーティン。しかし、1作目で登場した当時のアストン・マーティンまで出てくるおまけつき。


今回の見せ場はなんといってもカジノでのポーカー勝負のシーン。
このシーンがポーカーのルールを完璧に理解しておけばどれだけ楽しめたかと悔やむ。
そしてこのポーカーシーンでボンドファンをにやりとさせるカクテルのこだわり。シェイクされたマティーニしか飲まないというのもここで。
それ以上に見せ場というのはボンドの純愛と、登場したとき、とても荒々しく、いかにも新入りという全然余裕のないボンドがこの任務を完了するころにはスーツをビシっと決めて最後には007の称号をもつ、ジェームズ・ボンドへと成長がするところ。お決まり文句の「ボンドだ、ジェームズ・ボンド」という台詞も健在。純愛については劇場でご確認を。

すべてリニューアルされたボンド・シリーズ。2008年公開の次回作にも期待したい。