東京映画日記

映画の鑑賞記録、映画情報へのコメント、個人の日記なんか書いてきます。毎日更新できるといいなぁ。

下妻物語

2005-04-30 00:08:52 | DVD
劇場で予告を見ていたときはぜってえつまんねえ!と思って劇場で見なかった。
ところが公開されるといっきにブレイク。配給収入6億円という大ヒットになった。
製作関係もここまでヒットするとは思わなかっただろう。

ストーリーはというと、茨城県の下妻が舞台。ロリータファッションが大好きな高校生、竜ヶ崎桃子(深田恭子)は関西に生まれたがどうしようもないダメ親父のせいで下妻にすむことになった。桃子は代官山に服を買うための金を工面しようとし、親父のかつての商品をネットで売ろうとするが、目の前に現れたのは原チャリに乗ったヤンキーの白百合イチゴ(土屋アンナ)だった・・・。

ヤンキーとロリータファッション。俺にはどっちもあんまり理解できない。
出てくる人たちも奇抜で個性的な方ばかり。最近、ファッション、ブラックユーモア的な
インディペンデント作品が多いのでこれも同じかと思ってた。
しかし、これは本当に話が単純でわかりやすい。本当に女同士の友情ものなのである。
このくらい、奇抜なイメージをもたせながら最後に気持ちよく友情というものの素晴らしさを
物語るこの作品は本当に面白いと思った。

おれだけの考えかと思うが、やっぱり、映画はストーリーだと思う。ファッションがいい、
画がきれいなどあるがちゃんとした目的を持った話であれば誰であろうと面白いと思えるんじゃないか?と。この作品は本当に単純な話。その単純な話がファッション、人物に消されることなく最後まで二人の友情を描いている。話は単純でも複雑でも目的がちゃんとしているものが俺は好きだ。みんなはどう思うのかわからないけども。

★★★☆

下妻物語(2004年:日本)

監督:中島哲也
出演:深田恭子
   土屋アンナ
   篠原涼子
   宮迫博之
   樹木希林
   阿部サダヲ
配給:東宝

真夜中の弥次さん喜多さん

2005-04-19 07:30:57 | 映画
クドカン初の監督作品。
脚本ではTBSのたくさんのドラマ、「ピンポン」「ゼブラーマン」なんかはすごくすきな作品だ。くだらないがクスっと笑えるセンス。独特の雰囲気が楽しい。
そんな脚本家の監督作品はどんな感じなのか期待に膨らませて劇場へ足を運んだ。

ストーリーは、喜多さん(中村七之助)はクスリにのめりこみ「リアルが足りねえ」と苦しんでいた。その恋人の弥次さん(長瀬智也)はそんな喜多さんを見かねて、ヤク中を直そうとお伊勢参りの旅に出る・・。

キャストはものすごく豪華。そしてみんなキャラが濃すぎ・・。クドカンドラマに必ずでるような人はもちろん、そのほかの人も濃く濃くてしょうがない。その中でも中村七之助の演技はさすがに光る。濃い中でも演技で魅せれるところがすごい。長瀬は今ドラマでやってる「タイガー&ドラゴン」の虎の役と全く一緒・・・。

これを観終わった後、久々に「時間無駄にした・・・」と思った。ストーリーにまったく筋がなく、その場その場の濃いキャラとクスっと笑える程度の笑いだけしかない映画である。いつものクドカンの切ない感じも少なく、見所も特にない。2時間ドラマでももっといいものができるのではないかと思えるくらい。ものすごく2時間が長く感じた。

しかし、各章内でのアイディアと奇抜な演出は見事。型破りのお手本だろう。
それだけにもっとストーリーもひねりがほしかった。。

次回作はあるのかわからないが、もっとましになることを期待したい・・。

★(濃いキャラの方々に)

真夜中の弥次さん喜多さん(2005年:日本)
監督・脚本:宮藤官九郎
   出演:長瀬智也
      中村七之助
      小池栄子
      阿部サダヲ
      柄本佑
      森下愛子
      岩松了
      板尾創路
      竹内力
      山口智充
      清水ゆみ
      ARATA
      荒川良々
      中村勘九郎
      生瀬勝久
   配給:アスミック・エース エンタテインメント

名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)

2005-04-18 00:24:44 | 映画
名探偵コナンも映画化されて早くも9作目。来年は10作目だそうだ。
コナンを劇場で初めてみたのは5年前、いとこのガキ二人連れて観にいったのを覚えている。当時、いとこは二人とも小学生。始まるまではうるさくてうるさくてしょうがなかった。始まるとピタっと静かになるから不思議。でもそのときはおれもかなり楽しめた。コナンは子供でも大人でも楽しめる作品だと思う。

ストーリーはというと、コナン、欄、小五郎の一行は園子といっしょに豪華客船アフロディーテ号の処女航海に参加していた。しかし、その豪華客船の中でアフロディーテ号の所有者、八代客船の女社長・八代貴江が刺殺され、彼女の父親で同グループの会長・八代延太郎も船中から消えてしまった。コナンと、小五郎は同一犯だと断定するが・・・。

今回の事件は少し単純で、殺人事件を暴くというよりも、沈みゆく船からの脱出がメインとなっている。特に推理のときにあんまりコナンが目立ってないような感じがしている。それはごらんになって確認していただきたいのだが。しかし、コナンファンにとっても何も知らない映画ファンにとっても楽しめるエンターテインメント作品であることは変わりない。単純に楽しめ、最後にきれいな形で締めくくられるのは万人向けとしては完成系だと思う。ちょっとタイタニックとかぶるような気もするけど・・。

劇場版のコナンははじめに必ず、初期設定を説明している。新一とコナンの関係、まわりの関係者関連の説明が最初にされ、初めてみる人にとってもわかりやすくなっている。これは親切だと思う。

★★☆(最後は絶対、欄を助けるお約束は顕在・・)

名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)(2005年:日本)
監督  :山本泰一郎
原作  :青山剛昌
脚本  :古内一成
声の出演:高山みなみ
     山崎和佳奈
     神谷明
配給  :東宝

炎の大捜査線

2005-04-17 23:18:19 | DVD
先に言っておきます。おれはジャッキー・チェンの大ファン。

これは1991年香港の作品である。
出てる人はかなり豪華。ジャッキー・チェン、サモハン・キンポー、アンディ・ラウなど。この作品が公開された頃、オレはまだ小学生。でもジャッキー・チェンの大ファンだった。初めて劇場で見た映画は「プロジェクト・イーグル」。これを見たのは中学生だったが・・。あのようなスタントを今も続けている。ジャッキーは本当に鉄人というか、若いというか。ついこの前ほどまで公開していた「ニュー・ポリス・ストーリー」・・・・。観たかった・・・。どっかでまだやってないかなぁ・・。

さてさて今回のストーリーは、刑事ウェイ(レオン・カーフェイ)の目の前で、恋人の父親である警察署長が殺される。ウェイは犯人を撃つが、犯人は逃走しようとして車に乗り込むが突然爆発し、死んでしまう。現場には犯人の指が残り、その指紋は、2年前に処刑されたはずの囚人のものだった。ウェイはその謎を解くため、犯人が入所していた刑務所に乗り込むのだった・・。

まず、これを観て思ったのが、ジャッキーが主人公じゃないじゃん!とガキのころムキー!と憤慨したのをよーく覚えてる。好きなアクションも途中と最後の方だけ。内容が刑務所での囚人たちのそれぞれのぶつかりあいがメインなのである。4人の囚人の絡み合いが香港映画らしく感情丸だしの分かりやすいテンポあるストーリーが今見ると結構面白い。サモハン・キンポーのコミカルな動きが楽しく、暗い囚人の生活に人間味を持たせている。
ひとつ気になるのは明らかに囚人生活が中心なのに邦題に「炎の大捜査線」とつけるのいかがなものかと。原題は「the prisoner」なのに・・。

また、吹替え版での水島裕さんの声だと本当に楽しい。あのころはジャッキーは石丸博也さん、サモハンは水島さんの声が大好きで絶対ビデオは吹替え版で借りていた。
特に吹替え版だとその国独特の雰囲気は壊れるかと思う人も多いだろうが、字幕を読む必要が無いために画とストーリーに集中できるという利点もある。DVDを買って見飽きた~と思ったら吹き替え版で見てみるのをお勧めする。

★★(吹き替え版も含めて・・。)


炎の大捜査線(1991年:香港、台湾:the prisoner)
監督:チュ・イェン・ピン
制作:コー・シュンハン
脚本:フー・リー
出演:ジャッキー・チェン
   アンディ・ラウ
   レオン・カーフェイ
   サモハン・キンポー

仕事はじめから1週間

2005-04-13 23:48:22 | 日記
なんだかんだいって、もう1週間たった。
土曜に熱が出てしまった。やはり慣れない仕事+気遣いで疲れたのだろうか・・?
でもやっと慣れてきた。苦手だった電話取りももうスムーズ。
そら毎日30回以上電話取れば誰でもうまくなるわなぁ・・。

あと、やせました!別に熱でげっそりしたわけではなく・・。
前の会社と違い、足を使うことが多くなった。
クライアントへのお使い、会社内でもビデオ編集室やら倉庫やらを行ったり来たり。
足は確実に痩せた。これはうれしー。

まだ入って間もないので帰りは早い。
社員さんはみんな忙しそうなのに、かえっていいのかなあ・・・?と思いつつ。。。
おれがついてる社員さんは帰りが終電だそうで・・。アルバイトながら申し訳がなく。。もちろん「帰っていいよ」と言われて帰ってるのだが・・。
バイトだから残業代も出ないし、いいとしよう。そうしよう。

最近は昔の香港映画を担当している。ジャッキー・チェンの大ファンとしては
すげえラッキー!
でも字幕ないとわからん。広東語って・・。
ジャッキー・チェンの映画だけは吹き替えで観たいと思うのは俺だけかなぁ?

シルヴィア

2005-04-12 23:56:28 | 映画
久々に重い感じの映画だった。
何よりもグウィネスの迫るような演技が怖く、切なかった。
これは死して後に有名となったシルヴィア・プラスの伝記である。
それとともに彼女自身のラブ・ストーリーと言ってもいいだろう。

ストーリーはというと、1955年アメリカ生まれのシルヴィア・プラス(グウィネス・パルトロー)は詩人を目指し、ケンブリッジ大学に通っていた。評価は低いが詩の創作を繰り返していたときに、ある雑誌でテッド・ヒューズ(ダニエル・クレイグ)という青年の詩を読み、パーティで彼と出会う。二人はそれぞれ惹かれあい、結婚する。シルヴィアの生まれ故郷であるアメリカにてテッドは小説でニューヨーク賞を獲得し、才能を開花し続ける。しかし、シルヴィアは自分自身の創作活動は進まず、少しずつ心を病み始めるのであった・・。

この映画は暗い。どんどんグウィネスのダークな演技部分が浮き彫りにされていく。
こういうくらい演技をさせるとうまいというかあっているというか。オレの中でこのような苦悩の人生を歩む女性を演じさせてうまいなーって思えるのはグウィネスとあとはケイト・ブランシェット。顔も似てるからかな~・・・。ケイト・ブランシェットはギフトのときなんかはかなり怖かった。エリザベスのときも鬼気せまるというか。

しかし、このシルヴィア・プラスの作品はすばらしいものばかりらしい。オレは文学というものは大の苦手なのでその作品を知らないので申し訳ないのだが・・・。
シルヴィアは本当はものすごい才能を持っているのに、一人の男性にハマってしまい、自分の才能の開花ができず、その男性への愛と嫉妬を吐き出すように作品を作り、死後に作品が認められるという悲劇のヒロインである。もっと違う形で作品が作れなかったのか?と本当に切ない映画である。是非、女性に見てほしい作品である。

関東では劇場公開終わってます。夏ぐらいにはDVDとして出るようなので見たい方は是非DVDで。

★★(グウィネスの演技に)

シルヴィア(2003年:アメリカ、イギリス:sylvia)
製作:アリソン・オーウェン
監督:クリスティン・ジェフズ
出演:グウィネス・パルトロウ
   ダニエル・クレイグ
   マイケル・ガンボン
   ブライス・ダナー
配給:ザナドゥー、エレファントピクチャー

仕事初日!

2005-04-04 23:43:24 | 日記
今日から仕事が始まった。
やっぱはじめはすごく緊張した。
朝礼で何言ったかも覚えてない・・。

オレの配属部署は字幕作成と吹き替え作成。
主にDVD制作の部署である。たまに劇場公開用があるらしいが・・。
最初にいきなりVHSをいっぱい渡されて、チェックしろと。
そのVHSの作品の吹き替えを作るらしく、声優の方々に渡すVHSの音声、映像をチェックしろということだ。
最初は興味本位でわくわくやっていたが、さすがに10本目になると飽きてきた・・。
それが終わり、昼からは社員さんに呼び出され、編集スタジオに。
いくと
「飲み物買ってきて」
と・・。
「やっぱパシリなのね・・」と落胆しながらコンビニへ。
しかし、飲み物を渡して帰ろうかとすると座って見ていけというお言葉。
そんなんで、吹き替えの編集を見せていただいた。
編集のオペレータにいろいろな指示を出し、分からない言葉が飛び交う・・。

いつか分かるようになるのかなぁ?

そんな感じで時間はすすみ、
帰り間際に仕事の大まかな流れと事務的なことを教わって今日は終了。

とりあえず雰囲気のよさげな職場でひと安心。
明日からも頑張れそうだ。


スイミング・プール

2005-04-03 15:27:22 | DVD
久々の「??」と謎の残る映画だった・・。
最近ミステリーは最後の最後に犯人が違う!とかいうオチが多いのだが、
これはうーん??と思いつつ、最後のシーンでうーん!!???と
もっと謎が深まって終わってしまう。

ストーリーはというと。
売れっ子のミステリー作家のサラ(シャーロット・ランプリング)は現在の生活にうんざりしていた。そんなとき出版社のジョンにフランスにある別荘へ行ってみないか?と勧められる。サラはフランスへ行き、静かで平和な家の中で仕事を進めていく。順調に仕事が進み、大満足のサラの前にある若い女性が現れ、ジョンの娘のジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)だと名乗り、同居生活が始まった。若く魅力的なジュリーは毎晩のように男を連れ込み、サラは何かと彼女が気になり、観察していくようになっていく・・・。

この作品の魅力としてはまず、二人の女優の魅力。サラ役のシャーロット・ランプリングの知的で落ち着いた魅力とその正反対のジュリー役のリュディヴィーヌ・サニエの自由奔放で、素直で若い魅力。淡々と二人の同居生活の中で、ひとつの殺人事件が置き、そして、サラの書き上げていく本、ジュリーの行動、これらが合わさってできる謎。オレの中でははっきり言って最後になっても分からなかった。後々考えるとこうだったのかな?と推測できる程度。

久々にはっきりしないが、魅了された作品だったと思う。

★★☆

スイミング・プール(2003年:フランス:Swimming Pool )
監督:フランソワ・オゾン
出演:シャーロット・ランプリング
   リュディヴィーヌ・サニエ
   チャールズ・ダンス

別れと始まり

2005-04-01 16:30:12 | 日記
昨日ついに会社を退職した。
以外と簡単な手続きで終わるものだ。

昨日は会社でずっと挨拶メール書きと挨拶周りで終わってしまった。
オレの退職理由はただ単に映画業界の仕事につきたい!というだけだったので、
会社が嫌になったわけでもない。
それだけに上司、先輩、後輩に挨拶しに行って明日からは会えないんだと思うと寂しくて
しょうがなかった。
あんまり人づきあいが得意ではないので、あまり高校、大学の友達とは連絡を
取ろうとしていなかったが、今回は縁が切れないようにしてきたい。
本当に仕事においても尊敬できる人ばかりだし、同期も気の許せるやつらばかり。後輩も、
楽しいやつばかりで飽きることがなかった。
これからはイベントあるごとに同僚ではなく友人として長く付き合っていきたい。
5年間勤めてこの人たちがいたからこそ、今のオレがあると思う。
本当にみんなには感謝したい。

このブログは映画一色にしたかったが、あまりにも感謝の気持ちにいっぱいになってしまい、
書いてしまいました。


本当にみんなありがとう。



そして4月1日の今日。
さっそく区役所へ行って国民年金、国民保険に加入をと思ったら離職票が必要とのこと。
離職票はまだもらえなかったのだ・・。
せっかくバイトを休ませてもらったのに・・。
しょうがないので、部屋の片付けを。

今日からはもう映画のことをずっと考えていけると思うと楽しくてしょうがない。
もっと映画の勉強をしていこう!