ひっさびさにDVDを見た。
劇場で見たくて見れなかった「グッバイ、レーニン!」。
久々のドイツ映画なので期待いっぱい。
なんでかというとドイツ映画は昔はまっていたのだ。
大学時代に「ノッキンオン・ヘブンズ・ドア」「バンディッツ」「ラン・ローラ・ラン」とドイツ映画にははずれなしって勝手に思っていた。今回は「エス」以来のドイツ映画なのだ。
ベルリンの壁崩壊前の東ドイツである家族の物語。その家族の父親は10年前に家族を捨て、西ドイツへ亡命してしまう。残された母親は東ドイツへ忠誠を誓い、東ドイツ発展のために奮闘する。主人公のアレックスは母親とは反対に反政デモに参加し、その息子をみた母親は心臓発作のために倒れてしまう。そして8ヶ月間昏睡状態になってしまう。その間にベルリンの壁が崩壊し、ドイツが統一してしまう。その後に母親の意識が戻り、アレックスは母がショックを受けないようにと東ドイツはそのままだと嘘をつき、周りの人にも協力するように走り回るのだが・・・。
1990年、激動のドイツを背景にした映画。社会主義である東ドイツと資本主義である西ドイツの統一をそれぞれに関して皮肉っているように感じた。壁が壊れただけで西ドイツのマルクが通過となり、スーパーは東ドイツのものをすべてなくし、西ドイツのものへ交換。東ドイツの人々は西ドイツへ。この激動のドイツに関してこの映画を見るまでほとんど知らなかった。もっと背景を知っていれば今以上に映画を楽しめたのではないか?と悔しく思う。
アレックスは母親に対して自分の理想と思う東ドイツを作り上げていく。そして、母親はその東ドイツの形に喜んでいく。母親のために奮闘する息子、すべてを理解して息子を嘘を聞き続ける母親。それぞれがそれぞれを思い、嘘を重ねていく。嘘はときには必要なものなのかもしれないと思ってしまう。人を心から喜ばせたいという嘘であるならば。この映画をみた後は家族に対して優しい気持ちになれるような気がした。
★★★★
グッバイ、レーニン!(2003年:ドイツ)
監督:ヴォルフガング・ベッカー
出演:ダニエル・ブリュール
カトリーン・ザース
チュルパン・ハマートヴァ
マリア・シモン
劇場で見たくて見れなかった「グッバイ、レーニン!」。
久々のドイツ映画なので期待いっぱい。
なんでかというとドイツ映画は昔はまっていたのだ。
大学時代に「ノッキンオン・ヘブンズ・ドア」「バンディッツ」「ラン・ローラ・ラン」とドイツ映画にははずれなしって勝手に思っていた。今回は「エス」以来のドイツ映画なのだ。
ベルリンの壁崩壊前の東ドイツである家族の物語。その家族の父親は10年前に家族を捨て、西ドイツへ亡命してしまう。残された母親は東ドイツへ忠誠を誓い、東ドイツ発展のために奮闘する。主人公のアレックスは母親とは反対に反政デモに参加し、その息子をみた母親は心臓発作のために倒れてしまう。そして8ヶ月間昏睡状態になってしまう。その間にベルリンの壁が崩壊し、ドイツが統一してしまう。その後に母親の意識が戻り、アレックスは母がショックを受けないようにと東ドイツはそのままだと嘘をつき、周りの人にも協力するように走り回るのだが・・・。
1990年、激動のドイツを背景にした映画。社会主義である東ドイツと資本主義である西ドイツの統一をそれぞれに関して皮肉っているように感じた。壁が壊れただけで西ドイツのマルクが通過となり、スーパーは東ドイツのものをすべてなくし、西ドイツのものへ交換。東ドイツの人々は西ドイツへ。この激動のドイツに関してこの映画を見るまでほとんど知らなかった。もっと背景を知っていれば今以上に映画を楽しめたのではないか?と悔しく思う。
アレックスは母親に対して自分の理想と思う東ドイツを作り上げていく。そして、母親はその東ドイツの形に喜んでいく。母親のために奮闘する息子、すべてを理解して息子を嘘を聞き続ける母親。それぞれがそれぞれを思い、嘘を重ねていく。嘘はときには必要なものなのかもしれないと思ってしまう。人を心から喜ばせたいという嘘であるならば。この映画をみた後は家族に対して優しい気持ちになれるような気がした。
★★★★
グッバイ、レーニン!(2003年:ドイツ)
監督:ヴォルフガング・ベッカー
出演:ダニエル・ブリュール
カトリーン・ザース
チュルパン・ハマートヴァ
マリア・シモン