春光十勝の大地

バスで十勝平原を
走り抜けた
眩く春光が
バス一杯に差込み
雪原から更に眩く
大空に跳ね返って
青空に散った
その中をバスは
春を乗せて
走り続け
帯広の街は
春に湧いていた

氷に

氷に包まれた周りが
かすかな音を立てて
解かれていく
木々の下に温もりを
遠くの林からも
伝わってくる
雪どけ・氷どけ
地面のそこから
地の温もりが
足の下から伝わって
愉快なスッテプで
ついすってんと転ぶ
面白さ

雪原に走る光の中に

雪原に光の中に
浮かび上がるように
農家、切りえのように
くっきりと宙に浮く
背景の西別岳は
まだ深い眠りに
ついているのか
ただただだっまて
空をさぎる

晴の発表会

高齢大学の成果
合唱・カラオケ
文芸・陶芸・ちぎり絵
発表会
念のこもった力が
湧き出て健全社会を
保っている
湧き出るパワーに
大きな拍手

雛人形

お雛様の時が
あっという間に
せかされるように
雛壇をつくり
木目込みの手作りの
お雛様がすまし顔で
こちらを見ている
忙しい時が夜10時まで
帰宅しても
和やかに癒してくれる
今日はお雛様のお顔に
救われた

やっと来る来るでも寒い

日が落ちる時が長くなる
木の陰がくっきりと
強い日差し
寒さは容赦なく
マイナスをきざみ
露天風呂での髪を
凍らす

雀・雀・

ヒヨドリが真っ先に
でんとしてカツカツカツ
その周・雀・雀・雀
チュン・チュン・チュン
こちらも
イソイソイソイソ
朝ごはん

雪三昧

朝から
雪雪雪雪
窓からの庭
雪雪雪雪
外へでても
雪雪雪雪
雪姫が庭に現れ
白無垢姿で
お嫁にいくかな
春さんの所へ？

雪中コンサート

荒川洋二氏のフルートコンサート
しばし、夢の中、さまよい
心遊ばせて
外は雪・雪を潜り抜け
寝床へまた、夢の中へ

何もしないで

何もしないで
のんびりと
今日は過ごすと
決めたけど
やっぱり
何もしないでは
生きれない
摩周の山も
地の中で
きっと齷齪
春の準備