天気がいいしばらくぶりに
何処かへ走りたくなった
藻琴大空町のお庭を
目指して走った
探し当てたお庭持ちの
喫茶店、「ねこのしっぽ」
およそ幾十年庭作りの世界へ
辿りついた
素晴らしいなんと別世界
天気がいいしばらくぶりに
何処かへ走りたくなった
藻琴大空町のお庭を
目指して走った
探し当てたお庭持ちの
喫茶店、「ねこのしっぽ」
およそ幾十年庭作りの世界へ
辿りついた
素晴らしいなんと別世界
天気がいいしばらくぶりに
何処かへ走りたくなった
藻琴大空町のお庭を
目指して走った
探し当てたお庭持ちの
喫茶店、「ねこのしっぽ」
およそ幾十年庭作りの世界へ
辿りついた
素晴らしいなんと別世界
大橋から川をのぞくと
カモの家族が
子どもたちもすっかり
大きくなって
いまが一番家族を感じる時
昔の我が家を思い出す
兄・姉・両親に囲まれた
あの時代が昔の匂いさえ
想い浮かぶ
しばし佇む
久しぶりに実家の玄関へ
まず、衝立が目に入る
産まれたときにもうあった
と、言う
この陰に隠れた
この絵に絵の描き方を教わった
戦争の時これを守った
この衝立、私の成長を
じっと見ていたんだ
家族の出来事も
広い原生の花園に咲く
紫の菖蒲は心を落ち着けて
くれる
その広さに己の狭さから
時はなされ
心楽しく空と語り
花と語り
昔と語ることができる
久しぶりの天候回復に
心も晴れ渡った
塘路の講座へ行く路
路を囲むように
白い花ノリウツギが
昨夜の雨と暑さで
一斉に咲きだした
おのずと車の速度を
おとし
ゆくりと楽しんだ
ひとつひとつの
花に物語があるように
こちらを向いて
語りかけている
部屋の主は
皆に笑いと涙と暖かい魂を残し
静かに去って行った
自作の大好きな絵を残し
いつも語り合った
妻の写真をそのままに
残った者は
更なる生命の鼓動を感じ
明日に生きる勇気を得た
兄の前に兄弟・孫・息子・娘たちが
集まった、兄の思い出を
賑やかに笑い・悲しく涙し
語らいあった
まるで、生きてる
魂が、集まった者へ
入り込んだように
話が尽きない
そして、淋しそうに日が沈むように
今日の日が過ぎた
兄の足跡が輝くように
