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白土三平作品の正しい見方 その一

2021-11-08 22:10:27 | 漫画

 かつて劇画『カムイ伝』で一世を風靡した白土三平が10月8日、誤嚥性肺炎のため東京都内の病院で死去。享年89歳。だが訃報が小学館から公表されたのは同月26日、河北新報も翌日白土の死を載せていた。死から18日も経て訃報を公表したのは不可解だが、この報道でふと拙ブログにコメントしてきた熱烈な白土ファンを思い出した。14年前の記事「赤目―典型的マルクス史観劇画」に、以下の書込みがあった。

はじめましてー。 (くもり)
2007-01-31 04:03:31
現在から日本の歴史を意識して昔の白土作品を読むとやはり異論を唱えたくなりますよね。そこのところ擁護もできないのですが、当時から白土三平は勉強家で洋書もよく読んでいて、フィクションとして、私が思うにエンタテイメントとして日本の歴史とは関係なく「人間」を描くのが好きだったようです。事象としても日本より大陸で多いネズミの大量発生やバッタの集団行動を描いておりますし、「犬万」(カムイ外伝などでよく出てきます)に到ってはアメリカ大陸のミミズの効用を忍術として使用してますから。

中学の時に「はだしのゲン」の作者が学校に公演に来たのですが、その時氏が「中国での日本軍の蛮行」として話していた内容がこの「赤目」で白土三平が描いているそのままであったことが記憶に残っています。ということは当時の人間がこの情報(元ソースは判りませんが)に触れたときの衝撃度はかなり高かったようですね。今となっては歴史的情報が世間に溢れておりますので「今」に沿った作品の批評もいいと思いますが……歴史の粗を見つけることは誰にでもできます。ただ歴史の空気を正しく知るためにはかなりの勉強が必要だと思います。

45年前の、子供に真実を隠す世論の中で、リスクを一人で背負い批判の中で人間の負の部分を知ってもらおうと生み出した作品に対して「偏向劇画」と批判するのは如何なものかと思いますです。。まあこれが現代の最新作でしたら私も歴史の「負」にも当たらないくだらない作品だと思うでしょうけど(^^;
駄文失礼しました。

 くもりなる者が己の崇拝する劇画家と作品を批判されて面白くないのは理解できるが、社会は白土の崇拝者ばかりではない。そしてくもり氏のコメントこそサヨクの見本そのもので、思想的に相容れないのを感じた。次は私からのレス。

初めまして (mugi)
2007-01-31 21:57:05
初めまして、くもりさん。

作品を書く以上勉強するのは当り前であり、劇画家ばかりか作家や学者にも勉強不足の方がいますね。もし白戸が勉強家なら、何故あのような作品を書いたのか?史実を知りながら、史実と異なる時代劇画を描いたのか、その意図はどこにあるのか、私は不可解です。私から言わせれば、モノを知らずに書いた劇画家よりも遥かに悪質です。卑しくも彼もプロの漫画家なら、人気のある自分の作品が社会にどのような影響を与えるか考慮しなかったのなら、文化人として無責任極まりない。彼は果たしてリスクなど負っていたのですか?彼の作品は当時学者までヨイショしていたのですよ。

>歴史の粗を見つけることは誰にでもできます
それなら白戸や私、彼方もやってますね(笑)。作品を書いた以上、批判があるのは当然であり、批判を受ける覚悟なければ漫画家として務まらない。批判を如何なものか、という意見こそ、如何なものだと思います。擁護としても拙劣なやり方でしょう。
現代、奴隷制は人類史の暗部とされてます。だが19世紀までは世界中で当り前だったのですよ。同じく階級制も普通だった。現代の歴史家及び知識人で讃える人はいない。それを昔は当り前だったから、「今」に沿った批評をするのはどうか、と言う者もまずいない。人間の価値観など、時代により大きく変わる。あなたの意見は奴隷制を何とか擁護とする者(一部あり)の見解と基本的に同じです。

>45年前の、子供に真実を隠す世論の中で
45年前といえ戦後ですよ。当時の世論だけが子供に真実を隠していた訳でもないでしょう。何をもってそのような結論を下すのですか?ちなみに私が教育を受けた'70年代の教科書には「家制度により個人の創造性は押し潰されていった」などと記載されてました。

「偏向劇画」の表現が気に食わなければ、「(歴史)歪曲劇画」と言い換えましょうか?むしろこちらが相応しいですね。もちろん私のブログもある人からすれば「偏向ブログ」だろうし、あなたの書込みも「偏向コメント」になるかもしれない。十人十色なのが人の意見なのだから。

どの人間でも大なり小なりの信念は持っており、その信念で漫画なり著書の作品を残す。それが無ければ作品は書けませんが、人の口に扉は立てられぬもの。作品への評価も時代により大きく変わるのが人間社会の常なのです。
その二に続く

◆関連記事:「赤目―典型的マルクス史観劇画

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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (鳳山)
2021-11-09 22:45:39
白戸三平、懐かしいですね。忍者武芸帳影丸伝、カムイ伝は愛読書でした。唯物史観は鼻につくこともありましたがまああれはあれで我慢できる範疇であり、はだしのゲンほど嫌悪感はありません。忍者武芸帳など見る者がみればギャグマンガですしね。影丸が織田軍を妨害ししばしば破っているのに信長は順調に天下統一を進めているという矛盾を大真面目に描いているんですから。

作者の歴史観をあれこれ批評するのは仕方ないにしても自分の考えが絶対だという痛い人とは関わり合いになりたくないですね(苦笑)。
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鳳山さんへ (mugi)
2021-11-10 22:52:27
 忍者武芸帳は未見ですが、アニメにもなったサスケは大好きでした。白土の忍者漫画は大変面白いのですが、実際にはなかった日本歴史の暗部を創作するのは困ったものです。見たのが小学生時代だったので、昔の日本では年貢を納められない百姓はみの踊りにされたと本気で思いましたよ。

 己の見方だけが正しいと妄信している者は、他のファンからも受け入れられないと思います。この類は旗色が悪くなるとハンドルを変えて絡んでくるし、質の低いコメントに時間を割く必要はありません。
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戦国の農民 (スポンジ頭)
2021-11-13 09:35:23
おはようございます。

 カムイ伝は江戸時代ですが、こちらは「百姓から見た戦国大名」。戦国時代の北条氏の農民について書いた新書です。
https://www.amazon.co.jp/%E7%99%BE%E5%A7%93%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%81%9F%E6%88%A6%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E5%90%8D-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%BB%92%E7%94%B0-%E5%9F%BA%E6%A8%B9/dp/4480063137

 こちらを読むと、戦国大名が如何に農民政策に心を砕いていたか分かります。何かあると逃散する、農民たちは他国の領主が攻めてきたらすぐ今の領主を見限って鞍替えです。そのような相手を対象に、他国と関わる農民同士の紛争時にはすぐ介入して自国の農民の利益を守る、農家が不作なら年貢の減免、領主の統治能力がなしと見做されれば、領主の追放もしくは隠居で対策です。武田信玄の父親追放も、領民の世直し要求が背景にあったとか。農民をただ弾圧するようでは、領主が滅びてしまうのです。

 赤目に描かれた、過酷な統治に苦しむ民衆、と言うのが当時の歴史学の基礎でしょうけど、マルクス史観だけでは歴史は分かりませんね。当時の農民は武装しているので、一方的に虐げられる存在ではありません。大名同士の戦争も、農民紛争に対する介入がかなりウエイトを占めていると言うのは新鮮でした。

 カムイ伝も、白土三平がマルクス史観のおかしさに気づいたので第二部は話の構造が変わったと聞いたことがあります。ソ連が崩壊して欧州の共産圏も共倒れ、共産主義を主張する国家の内幕が出たのは極めて大きいですね。

 私としては、創作は構いませんがそれを史実と主張するのは駄目という立場です。
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Re:戦国の農民 (mugi)
2021-11-13 22:42:33
>こんばんは、スポンジ頭さん。

 紹介された新書は初めて知りましたが、2006年に出版されていましたか。大河ドラマでは戦国時代の百姓は戦国大名に踏みにじられる無力な貧しい人々といった設定ですが、実際はかなり強かだった。レビューの次の一文だけで、ドラマのイメージが崩れますよ。
「ひとたび戦争になれば、百姓や雑兵にとって戦場は格好の稼ぎ場となった。食糧の略奪にとどまらず、人身売買や奴隷狩りも普通に行われていた。 村同士の争いも頻繁にあり、土地の境界や生業の利権をめぐって、しばしば対立していたようだ。」

 赤目に描かれた領主ならば、とっくに追放されていたでしょう。あの作品では百姓は非武装で試し斬り対象でしたが、'60年代はじめにはあのような劇画が「真実」としてまかり通っていたのだから恐ろしい。
 カムイ伝の第二部は未読ですが、やはりストーリーが変化したようですね。さすがに共産主義国の実態が知られるようになり、変更を余儀なくされたと思います。

 私も劇画の誇張や創作は構いませんが、創作を史実と主張するのは外道であり論外です。子供時代に熱心に読んでいた読者には騙されたと感じた人は少なくなかったはず。
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戦国の農民 その2 (スポンジ頭)
2021-11-13 23:48:37
 著者は「真田丸」の時代考証にも関わっています。マスコミに頻繁に取り上げられる人物ではありませんが、戦国時代の研究では業績を挙げている人物ですね。大河ドラマでも一方的に農民が被害を受ける話はなくなって来ている気がします。さすがに農民が人身売買を積極的にしている描写はないでしょうけど。

 とにかく戦国大名は農民に気を使い、領地で耕作してもらえるよう様々な施策をしていたのです。「喧嘩両成敗」にしても、自力救済(喧嘩)の否定と領主(いわゆる行政)が責任を持って問題解決すると言う姿勢から出ているものだとか。民衆が支配層の恣意で一方的に抑圧されていた、単なる野蛮な時代ではありません。

 また、いざ戦争となれば領主から足軽の徴発があるのですが、村の方も農民同士の紛争に備えて若い人間は出そうとせず、領主の方も苦心していたそうです。その上、村同士が同盟を組み、同盟相手の村に紛争が発生した場合救援し、謝礼を貰ったりしています。この謝礼、結構費用として大きいので、払う方の負担も大変という記述があったはず。だから、戦国時代を、民衆の支配層に対する抵抗時代とするのは「?」です。民衆同士でも利害を争っていたのです。

>人身売買や奴隷狩りも普通に行われていた。

 上杉謙信の領地経営の方法もこちらですね。だから、武田信玄から攻められた領主を救援しても、領地などの謝礼を貰わなくてもよかったと言う話です。また、稼ぎ場とするなら、村同士の紛争がある程度落ち着いていないと無理でしょうね。戦力になる人間が外に出ている間に襲われては元も子もありません。

 赤目のような領主なら領民に殺害されていますよ。さもなくば国衆が見限って領国を乗っ取られていた筈。呉座勇一氏がマルクス史観を批判していましたが、こちらを否定するのは並大抵ではなかったのでしょう。現在呉座氏は舌禍事件で懲戒を受け提訴しましたが、どうなるやら。

> 私も劇画の誇張や創作は構いませんが、創作を史実と主張するのは外道であり論外です。

 司馬遼太郎のように、小説の創作を勝手に読者が史実と思い込むのは苦笑いすれば済みますが、これは悪質ですよ。実際に戦史で兵士の発砲率のデータを捏造した例もあり、人命に関わる話を捏造するのは危険すぎます。
https://news.yahoo.co.jp/byline/dragoner/20200521-00179236
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Re:戦国の農民 その2 (mugi)
2021-11-14 22:36:28
>スポンジ頭さん、

 大河ドラマはもう何年も前から見ておらず、「真田丸」も未見です。黒澤の「七人の侍」がいい例ですが、一昔前の時代劇では一方的に農民が被害を受ける話が主流でした。あの時代は農民もちゃんと武装していましたが、史実に沿えば「七人の侍」はいらなくなります。
 農民が人身売買や奴隷狩りを普通にしていたのはやはり省略するでしょうが、山椒大夫のように中世から人身売買は行なわれていました。哀しい歴史ですが、これも「真実」です。

 民衆が支配層の恣意で一方的に抑圧されていた、というのこそマルクス史観そのもので、現代から見れば悪質な捏造ですが、これがかつて学界で広く受け入れられていました。まさに歴史の否定でしょう。

 マルクス史観では領主が強引に百姓を徴発していたとされていましたが、現代では否定されるようになってきたのは結構なことです。農民に気を使う戦国大名など、一昔前は冗談と思われたはず。戦国時代を民衆の支配層に対する抵抗時代としていたのは、階級闘争史観の焼き直しですね。

 呉座勇一氏は井沢元彦氏も批判していましたが、舌禍事件は本人の迂闊さよりもハメられたと見るのは邪推でしょうか?マルクス史観を批判していた呉座氏を許せないと思っていた学者は少なくなかったと見ています。

 S.L.A.マーシャル准将の"MEN AGAINST FIRE"という研究データは初めて知りましたが、捏造されたデータが世界中で信用されていたのは恐ろしい。このデータを2015年の安保法議論の際に朝日新聞や毎日新聞が引用していたのはさすがです。
 果たしてデータが捏造と知っての上なのか、知らなかったのか?前者なら悪質だし、後者なら取材不足です。私的には前者と疑っていますが。
返信する
動員システムと兵制 (牛蒡剣)
2021-11-14 23:31:55
>また、いざ戦争となれば領主から足軽の徴発があるのですが、村の方も農民同士の紛争に備えて若い人間は出そうとせず、領主の方も苦心していたそうです

よく織田信長が兵農分離を成し遂げて、これにより
常備軍をつくりあげることが~とか言われますが
むしろ守護大名ですらなかった織田家は農村部に力を及ぼすことが出来なくて、徴兵が出来ず、
やむを得なく、金で雇える人間を兵隊にしたという見解もありますね。武田 北条 上杉は、具体的な徴兵基準やそろえるべき人員や装備といった具体的動員計画が立案できていて、それがペーパーにのこってますが、織田は有力家臣の裁量でばらつきがあり、内部の制度が未熟(逆にいうと個人の裁量で大胆なことが出来る)だったようです。そこが
国力では圧倒していた武田や上杉に織田が何度も敗北している原因なんだと思います。そして、システムがないからこそ本能寺で一気に織田家が衰退しまったのでしょう。
 逆に徳川家は武田の遺臣を吸収。北条領を吸収して両者の行政システムと兵制を取り込んで、文章で統制できる状態を作り上げたからこそ、合戦では秀吉にすら負けなかったし、幕府の基礎を気づけたという見解もありますね。

呉座さんの件
えー友人が呉座さんと薄い付き合いがあるのですが、やっぱり平素から発言に問題があるかたらしいです。「もうちょっとおとなしくしてれば余計な敵が減るのになあ。研究凄いんだから。」とのこと。私はあんまり呉座さんに興味がないので詳しくは聞きませんでしたが。
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Re:動員システムと兵制 (mugi)
2021-11-15 21:49:57
>牛蒡剣さん、

 兵農分離を成し遂げたことをもって信長は天才と絶賛する人は多いですが、やむを得ない事情もありましたか。もし織田家が農村部に基盤があれば、兵農分離はしなかったでしょうね。徴兵が出来なかったからこそ兵農分離が実行できた。
 本能寺以降の織田家は見る影もありません。尤も子孫は未だに健在だから、豊臣家よりは幸運だったはず。

 薄いながらも呉座氏と付き合いのある人のお話は面白いですね。呉座氏と他の著名人との論争はネットでも見られますが、かなり執拗で攻撃的な書込みをしていたのは興ざめしました。
 今回はたまたまフェミニスト相手なので舌禍事件となりましたが、同業者でも容赦しない人物のようです。それにしても学者って暇ですね。ネットバトルに血眼になるよりも学術研究にまい進すればいいのに。
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割り込み (スポンジ頭)
2021-11-16 00:21:58
>えー友人が呉座さんと薄い付き合いがあるのですが、やっぱり平素から発言に問題があるかたらしいです。

 本を読む限り、そのような印象はありませんでした。個人としての人格と、著述に現れる思想は別物なのでしょう。

>呉座氏と他の著名人との論争はネットでも見られますが、かなり執拗で攻撃的な書込みをしていたのは興ざめしました。

 個人的に人格攻撃でなければ構いません。また、ある程度粘着質でなければ研究もできないでしょう。ただ、今回の舌禍事件ですが、與那覇潤氏が冷静な議論を呼びかけたところ、この意見に反論がありました。それはいいのですが、與那覇氏に反論した学者が氏が患っている鬱病をツイッターで揶揄していました。これはどうかと。

>ネットバトルに血眼になるよりも学術研究にまい進すればいいのに。

 読み方によっては呉座氏を一生職につかせないように要望する声明書まで出ているので、正直ネットバトルの域を超えました。>中傷や差別を楽しむ者と同じ場では仕事をしない、というさらに積極的な選択もありうるかもしれません。
https://sites.google.com/view/againstm/home

 懲戒処分のまとめです。そして、「ジョンお姉さん」に「誤訳」を指摘されたシンガポール大の准教授が声明書の署名者として、またこちらのまとめにも顔を出していて、この問題はかなりキナ臭いと思いました。この考えは陰謀論ですかね。
https://togetter.com/li/1799303
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Re:割り込み (mugi)
2021-11-16 22:16:57
>スポンジ頭さん、

 呉座氏の著書は未読ですが、氏のネットの書込みに軽く目を通しただけで、言い方がかなりきつい人物と感じました。被害者意識の強い者なら人格攻撃と受け取るだろうし、「俗流歴史本」への批判は私も残念でした。研究者ゆえに執拗な性質があるのは当然ですが、門外漢相手のネット論争では避けた方が無難だったと思います。

 與那覇潤氏が冷静な議論を呼びかけていたのは知りませんでした。学識者らしく互いに冷静な議論を心掛けてほしかったのに、素人以下の感情論になったような。與那覇氏に反論するにせよ、氏の持病を揶揄する学者までいたとは呆れます。学識者イコール人格者ではないという見本です。

 オープンレターに名を連ねた者の中に、津田大介が入っていたのは笑えました。SNS誹謗中傷をなくすための一般社団法人「この指とめよう」発足者の1人でもありました。この活動、ひっそり終了したようです。
https://note.com/mogura2001/n/n5e9bddb07015

 中傷や差別を楽しむ者と同じ場では仕事をしない、など理想論よりも机上の空論でしょう。己と同じ思想を持つ者ばかりでは仕事はできないし、仕事自体がないはず。
 池内恵氏が「オープンレター賛同者の未来」にコメントしていますが、全面同意します。シンガポール大の准教授が顔を出しているだけで、私もこの問題にかなりキナ臭さを感じました。陰謀論というよりも、日頃の言動から疑われて当然でしょう。
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