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仙台空襲を誘導したスパイ? その②

2010-09-07 21:12:02 | 仙台/宮城
その①の続き
 空襲では日赤病院のほか、近くの県図書館、江戸時代の藩校「養賢堂」などの木造の建築物が全焼した。鉄筋コンクリート造りの県庁、仙台市役所は焼けなかった。県警察部(現県警)松本栄馬さんは『仙台空襲』という本で、「県庁のバルコニー付近に爆弾が落ちたが不発、市役所南側の七十七銀行支店が被弾して火災が起き、市役所二階に延焼したが消し止めた」と書いている。同じ鉄筋の建物でも三越、藤崎(仙台のデパート)、日銀支店の徹底した焼けっぷりと違って県庁、市役所への爆撃は「遠慮がち」にさえ感じられる。それが後に、「なぜ県庁、市役所は焼けなかったのか」という疑問になる。

 不審な人物についてA子さんは、「私のほかに見ている人はたくさんいます。私は15歳のときですが、目撃した男性職員は年上だったので今もお元気でいるかどうか。私は敗戦後、看護学校を退学したので周囲の人と付き合いもなく、あのときのことを語り合う相手もいません。目下闘病の身ですが、自分の心だけにしまっておくのもどうかと思い、思い切って手紙をしたためました」

 A子さんは、不審者を目撃し、寄宿舎に戻ろうとしたらすぐ空襲警報が鳴ったと話している。ここが重要なところで、米軍の資料によると、日本側が空襲警報を発令する3分前、B29は既に仙台上空に到達していた。しかもエンジンを止めてひっそり進入してきたという複数の文献もある。市民が空襲警報のサイレンと轟音を聞いたとき、空襲は始まっていたことになり「空襲警報発令前に敵機への合図」は十分意味があるのである。ただし、この人物がスパイだとして目立ちやすい、しかも県警察部も入っている建物にわざわざ昇って誘導する必要があるのだろうか、私には分からない。当時の日赤病院関係者がこの記事を読まれて、新たな情報がもたらされることを期待したい。


 以上、石澤友隆氏によるコラム「仙台万華鏡」(№73)からの引用である。仙台空襲でのスパイ誘導説を見て、私はふと昨年コメンターの「のらくろ」さんから紹介されたブログ記事「賀川豊彦の闇」を思い出した。この記事には『ユダヤは日本に何をしたか』(渡部悌治著、成甲書房)からの引用があり、私の気を引いた個所を抜粋したい。

キリスト教による謀略では、平和運動の一環として行なわれていた「神の国運動」がある。日本からは賀川豊彦をはじめ、米国から流れてくる謀略資金を受け取りに渡米したキリスト教関係者が参画した。平和運動は反戦運動の一つの型である。その目標は国内に反戦組織を作り上げることなのだ。後日の戦争を予定し、いよいよ戦争となったとき、その組織を情報ルートとして利用するためのものであり、挙国一致体制の大動脈に栓塞や出血の孔をつくるためのものであった。反間(スパイ)の育成である。戦時中、キリスト教信徒は米国と短波交信をしていた者や、米軍機に正確な爆弾投下を誘導する者もいた…

 件のブログ管理人「心に青雲」氏は独自の視点を持つブロガーで、時事でも鋭い記事も書く。ただ、かなり「ユダヤ陰謀論」を展開しており、世界のあらゆる現象を「ユダヤ・イルミナティの陰謀」に結び付ける面がある。そうなると返って眉唾の印象を受けてしまい、興ざめさせられる。左派にもユダヤ陰謀論を好む者は少なくないし、彼らはよく保守派政治家や文化人に、「ユダヤ・イルミナティの手先」のレッテルを貼っている。
 ただ、「米軍機に正確な爆弾投下を誘導する」日本人もいたと、私も推測している。石澤氏がインタビューしたA子さんの証言は青葉区の出来事だが、八木山市民センターでの講演会参加者の話から太白区にも不審者がいたとなる。さらに空襲時の不審者は、仙台に限らないのではないか。

 以前、山本七平の熱烈な崇拝者ブロガーの記事に、米軍捕虜になった日本兵は将校でもぺらぺらと機密情報を喋ったり、爆撃の正確な位置を教えたりする者がいたことが載っていた。残念ながらその類の情けない将校も少なくなかったのは確かだが、特に山本のようなキリスト教徒なら積極的に協力しただろうと、私は見ている。
 また、山本の書『中学生でもわかるアラブ史教科書』(祥伝社)には、「中東では宗教が異なれば民族も違うということが、日本人には理解できない」と記されていた。総じてお人よしが多い日本人インテリは、血筋が同じなら宗教が異なっても同じ民族と想いがちだし、欧米も同じだろうとイメージしている。だが、インド、中東はもちろん、欧米すらキリスト教徒同士でも宗派間が違えば、殆ど異民族視されるということは意外に知られていない。

 同じことが日本にも言えるはず。日本人でも「宗教」が違えば、単純に同じ日本人とは見ない方がよいと私は考えている。欧米列強の植民地でキリスト教徒もしくは改宗した現地人が、忠実な協力者や手先となっている。また、宗派は同じでも底辺層や犯罪者など、周囲の社会への憎悪から敵に協力することは少なくない。犯罪を繰り返していたフランスの作家・詩人ジャン・ジュネは、祖国がドイツに蹂躙されることを望んでいたという。戦時中、ジュネは犯罪行為で投獄されていたが、もし収監されていなかったならば、ドイツ軍に協力していたかもしれない。この類の裏切り者は戦後リンチに遭ったので、ジュネは逮捕されていてよかったのだ。

◆関連記事:「森の町は灰の町-仙台空襲

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24 コメント

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やはりキリスト教徒は白人の奴隷です (shiretoko)
2010-09-07 23:34:52
mugi様お世話になります。賀川豊彦については、決定的な証拠がなくても、そのように考えるのが妥当だと思います。あの時代で、有色人種がノーベル平和賞の候補に挙がるのはどう考えてもおかしい。忠実に白人キリスト教徒の「奴隷」になったご褒美でしょう。

仙台空襲について、「犯人」を特定できない限り、断定はできませんが可能性は非常に高いと思います。私は、現在兵庫県に住んでおりますが、元々は大阪生まれの大阪育ちです。私の父は大阪大空襲を経験しております。やはり、仙台と同じように、特定の所を狙い撃ちしていたそうです。決定的な証拠がありませんので何ともいえませんが、内通者いる可能性が高いと思います。内通者として考えられるのは、一つはキリスト教徒、もう一つは、共産主義者でしょう。ルーズベルトの周りには、ソ連のスパイがかなりいたようですので、共産主義者も考えられると思います。

今回のmugi様の記事を拝読して、ふとひらめいたのは、長崎原爆です。長崎原爆は、何故かカトリック教徒の多い所に落としています。アメリカは何故キリスト教徒に対して大虐殺を行ったのか理解できませんでした。ようやく腑に落ちました。長崎のカトリック教徒はご存じのように隠れキリシタンの末裔です。キリスト教徒の立場からすれば、異教徒である日本人の「迫害」に耐えに耐えて信仰を守ってきた模範的なキリスト教徒です。そのキリスト教徒が再び受難を受ける。そして、戦後、GHQは、「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」を実行します。ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムについては、先日別のスレッドで書かせていただきましたが、これを発見した江藤淳の文章を引用いたします。

・・・・「日本の軍国主義者」と「国民」を対立させようという意図が潜められ、この対立を仮構することによって、実際には日本と連合国、特に日本と米国とのあいだの戦いであった大戦を現実には存在しなかった「軍国主義者」と「国民」とのあいだの戦いにすり替えようとする底意が潜められている。

これは、いうまでもなく、戦争の内在化、あるいは革命化にほかならない。「軍国主義者」と「国民」の対立という架空の図式を導入することによって、「国民」に対する「罪」を犯したのも、「現在および将来の日本の苦難と窮乏」もすべて「軍国主義者」の責任であって、米国には何らの責任もないという論理が成立可能になる。大都市の無差別爆撃も、広島・長崎への原爆投下も、「軍国主義者」が悪かったから起こった災厄であって、実際に爆弾を落とした米国人には少しも悪いところはない、ということになるのである。

そして、もしこの架空の対立の図式を、現実と錯覚し、あるいは何らかの理由で錯覚したふりをする日本人が出現すれば、CI&E(投稿者注:GHQにあった民間情報教育局)の「ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム」は、一応所期の目的を達成したといってよい。つまり、そのとき、日本における伝統的秩序破壊のための、永久革命の図式が成立する。以後日本人が大戦のために傾注した夥しいエネルギーは、二度と再び米国に向けられることなく、もっぱら「軍国主義者」と旧秩序の破壊に向けられるに違いないから。・・・・・

つまり、長崎のカトリック教徒に受難を与えたのは、またもや(異教徒である)日本人であるとしたのでしょう。戦後、日本を占領し、日本人をキリスト教に改宗させる大義名分としたのではないでしょうか。

私がそのように考えました一つのきっかけが、先に紹介いたしましたカトリック鹿児島教区前司教糸永真一氏のブログです。ブログ記事のURLを貼らせていただきます。私がコメントした中にmugi様の論述を一部使わせていただきました。事後報告になり申し訳御座いません。何卒お許し下さいませ。

http://mr826.net/psi/blog/070725

http://mr826.net/psi/catholic/63924ed64e3b7fa9304b3089530562ec4e3b7fa93078306e8ee263db

どちらの記事も、戦争(原爆投下)は人間が犯した罪であって、アメリカ人は悪くない、キリスト教は悪くない、としています。日本人に対しては、こちらには具体的に書かれていませんが、カトリック、プロテスタント問わず、「日本人」が、誤った「国家神道」によって「侵略戦争」をした、としています。日本人キリスト教徒は、欧米列強侵略の手先と考えるのが、妥当だと思います。現在も彼らは白人の奴隷です。

Mugi様これからも宜しくお願い申し上げます。

返信する
Unknown (shiretoko)
2010-09-07 23:39:03
失礼しました。後の方のURLを間違えました。お詫びして訂正いたします。


http://mr826.net/psi/catholic/4eba306f653f6cbb3051751f304d308b306e306f306a3044
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反戦主義者 (Mars)
2010-09-08 20:02:15
こんばんは、mugiさん。

先日、ベトナム戦争時のビデオを観る機会がありました。戦争は、悲惨で残酷なのは理解できます。しかし、反戦主義者というのは、純粋に戦争が嫌というよりも、そうする行動で、お金を得られるから行うのでしょうね(ベトナム戦争時、共産勢力による、反戦活動屋を利用して、合衆国の敗北に終わった事は、衆人の知る所だと思います)。

また、戦争犯罪(戦争を行うこと自体は犯罪だと思いませんが、戦争にかこつけて、強姦や殺戮等を行う事は犯罪だと思います)という意味では、このベトナムでも、合衆国をはじめ、韓国も行っておりますが、かの国が謝罪と賠償を果たしているとは思えませんが。

ベトナム戦争時、沖縄にいる反戦屋の中には、沖縄から飛び立つ飛行機等の情報を、共産圏に売り渡していたスパイもいたとか。スパイ天国で、かつ、外国人天国の我が国は、いつまでもつ事でしょうか??
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RE:やはりキリスト教徒は白人の奴隷です (mugi)
2010-09-08 22:46:28
>shiretoko様、

 恥ずかしながら私は「のらくろ」さんに賀川豊彦についての記事を紹介されるまで、賀川の名を知りませんでした。ノーベル賞は平和賞に限らず、有色人種が候補もしくは受賞する際、政治的意図が少なからず働いていると私は見ています。アジア初のノーベル賞受賞者はインドの詩人タゴールですが、彼がノーベル文学賞を受賞したのは1913年、第一次大戦の前年です。もちろんタゴールは優れた詩人ですが、懐柔目的もあるのではないでしょうか?ガンディーも何度かノーベル賞候補に挙がっていますけと、受賞に至りませんでした。
 ただ、ノーベル賞受賞者となっても、タゴールは白人キリスト教徒の「奴隷」には、決してなっていません。そこが日本人キリスト教徒とは全く違いますね。

 貴方は大阪生まれの大阪育ちで、現代は兵庫県在住でしたか!HNから北海道の方と想像していました。規模では仙台など比べものにならない大阪大空襲時でも、やはり特定の箇所への狙い撃ちが行われていたとは。反間を作る時、底辺層貧者よりも公務員のような中上流階級に協力者を選ぼうとするのが筋でしょう。県庁に勤務する者に、内通者がいたと私は見ています。私も内通者としてまずキリスト教徒、次に共産主義者を想像しました。

 在日ドイツ人ハウプト・ホルガー氏がHPで「教会は最大の犯罪組織」と題し、歴史的概観を述べています。とても濃い内容で、ヒトラーとバチカンが戦前はずぶずぶの関係だったとか。
http://www.hpo.net/users/hhhptdai/kyoukaihanzai.htm

 ホルガー氏のサイトをネタに以前、私も記事にしました。
http://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/6bf0783fbe2d5fbe415275515df53b2f

 ホルガー氏のコラムを見ると、「原子爆弾は隣人愛の為に使える」と主張したプロテスタントの牧師もいたとか。さらに興味深いのは第二次大戦時のローマ法王ピウス12世は、原爆戦争について次のように語っていたそうです。
-原爆戦争そのものは不道徳的ではありません…どうせこの世は永遠には続きません…我々人間は世の終わりには責任はない…神の摂理でそういう結果に導かれてしまいました等々…

 日本人キリスト教徒が原爆を神の罰と公言するのは当然でしょうね。キリスト教徒の虐殺行為は「神の摂理」と詭弁を弄し、異教徒の犯罪は徹底糾弾する。ならば、9.11も神の摂理であり、人間が犯した罪であって、ムスリムは全く悪くないのです。もっとも、9.11もユダヤの息のかかったアメリカの自作自演という陰謀論も結構見かけますけど。共産主義もまたユダヤ・イルミナティの陰謀と書くブロガーもいますが、いつの時代も陰謀うごめくのが国際社会です。
 
 貴方は日本人キリスト教徒は白人の奴隷と言われましたが、全員ではないにせよ、総じてその傾向があると私も見ています。ただ、彼らは白人だけでなく隣国の下僕でもありますね。ネットでウリスト教と揶揄されており、半島や大陸称賛している。拙ブログにもキリストシンパを装ったアラシがあり、書込みから無知無学な暇人なのは明らかでしたが、いかに連中が日本にとって寄生虫なのか、改めて知らされました。

 また日本人クリスチャンの主張を見ると、奴隷だけでなく乞食精神も伺えましたね。コイツら本当にクリスチャン?と言いたくなるようなことを述べていたり、カトリックでありながら何度もプロテスタント教会に通ったり。これは欧米なら破門対象ですよ。
 自分にとってトクになりそうな宗派にふらふらすり寄り、うまい汁を吸う目的かも。カネが目的であり、教義はどうでもよいのです。奴隷よりもゴイム(家畜)にちかい存在。

 山本のようなキリスト教徒評論家など、「ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム」の役割には最適の者でしょう。戦後の日本の出版会を牛耳ったのは左翼とクリスチャンが少なくなかったし、米国に限らず同盟国敵国問わず資金を提供、シンパ形成をするのは当たり前のことなのです。
 日本人は初心だから、著名評論家のご高説にはコロッと信じてしまいがちだし、「真摯な提案」にすぐ感銘する。白人側はそんな日本人を嘲笑していることでしょう。
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RE:反戦主義者 (mugi)
2010-09-08 22:57:06
>こんばんは、Marsさん、

「ベ平連」という反戦平和団体をご存知でしょうか?この団体に旧ソ連が資金的・物理的援助を与えていたことがwikiにも載っていますよ。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E3%81%AB%E5%B9%B3%E5%92%8C%E3%82%92!%E5%B8%82%E6%B0%91%E9%80%A3%E5%90%88

 中には純粋に戦争に反対する人もいたでしょうけど、「ベ平連」にはかなり胡散臭い者も紛れ込んでいたようです。「反戦平和」といえば聞こえはよいですが、利敵行為の一種でもあります。
 戦争は殺人を伴うのだから、残酷でない戦争などありません。しかし、民間人への大量虐殺や強姦は犯罪行為以外の何物でもありません。仰るとおり、ベトナム戦争時の米軍と韓国軍はその犯罪行為を大々的に行いました。特に後者の惨い虐殺と強姦は知られており、ベトナム人は米国より韓国を憎んでいるとか。

 我が国がスパイ天国なのも、反戦平和活動家のような類が政治屋になって、スパイ防止法を悉く潰してきたことにあります。口先だけのリップサービスに飛びついたり、政治に無関心な国民にも責任があり、気が重い問題ですね。
返信する
日本人キリスト教は? (shireotko)
2010-09-09 20:44:23
mugi様お世話になります。

以前北海道に旅行したときに、北海道の自然に圧倒されました。それで、HNを北海道の地名にしています。

かなり前に、貴ブログでホルガー氏のHPを知りました。その時も氏のブログに圧倒されました。ここまで書いてもいいのか?私は白人を批判していますが、白人の中にはごく少数ですが、ホルガー氏のようなキリスト教にとらわれず、恐ろしいくらい事実をはっきりと言われる方もいます。その意味で白人に対し少し敬意を持っています。日本人キリスト教徒にはまずいないでしょう。

再度ホルガー氏のHPとmugi様の記事を拝読致しましたが、永遠に救いのない宗教という一言になると思います。さらに言葉を縮めるとキ○ガイになるでしょう。

長崎原爆については、高校時代、大学時代に苦い経験があります。高校時代に同級生と原爆について議論になり、私が、「原爆は、アメリカによる人体実験だ。」と発言すると、同級生は、「俺の爺さんは長崎出身、お前より原爆については良く知っている。」とキレはじめ、延々と「普遍的な意味」を説いていました。この経験以来、長崎原爆については触れないようにしていました。

大学時代にカトリック信者と議論になり、同じように、原爆は人体実験だ、と発言するとカトリック信者は、「長崎原爆は、長崎の東の空にマリア様が出現し、落とせと言われたから落としたのだ。」と言いました。私は二の句が継げませんでした。これについては、今まで誰にも言った事がありません。私の頭がおかしいと思われるからです。初めて書きました。

さて、mugi様には釈迦に説法になりますが、日本人キリスト教徒が、何故隣国の下僕かと考えますと、戦後、日本と韓国は、同じように布教したのに、日本は、ほとんど伸びなかったのにも関わらず、韓国での布教は大成功しました。これが日本のキリスト教関係者にとって、韓国に対するコンプレックスになっているようです。

また、キリスト教はキリスト教以外の価値観を全く認めませんから、必然的に反日になります。そして反日であればどこでも手を組む、共産独裁国家の北朝鮮、中国も「仲間」になります。

特にプロテスタントは、カトリックと違い、自前で資金を調達しなければならない。さらに、日本人牧師が足りない。そこで、韓国が、資金面、人材面で、日本のプロテスタントに援助しています。必然的に韓国の奴隷になります。

また在日韓国人が多数プロテスタントに入信しています。プロテスタント教会で韓国人がのさばります。それに嫌気をさした日本人信者がやめていく。韓国人牧師が、日本人女性にたいして強姦事件を起こす。さらに、日本人信者がやめる。献金がどんどん減っていく。さらに韓国に資金援助を要請する。この悪循環です。

さて、韓国にキリスト教が何故受け入れられたか考えますと、キリスト教に基盤にあるのはルサンチマンです。そして、韓国人の基盤にあるのは「恨」です。お互い共通するものがあるから、爆発的に信者が増えたのではないでしょうか。

さらに、韓国は李朝になってから仏教を徹底的に弾圧しました。そして、儒教を国教としました。ただ儒教は本来庶民には関係のない宗教です。仏教が無くなると、原始的なシャーマニズムしか残らなかったのです。実質的に宗教のない状態だと思います。実質的に宗教のない真空状態だからこそキリスト教の布教が大成功したのだと思います。

また改めて、論じさせていただきます。mugi様宜しくお願い致します。


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内通者 (ハハサウルス)
2010-09-09 20:51:30
いつの時代にも「内通者」「スパイ」は存在するのでしょうが、今回のお話、難しいことはわかりませんが、悲しい気持ちになりました。空襲を誘導するなんて…。自分がしたことの結果を、後にどう考えるのでしょうね。

上手く言えませんが、お金で転ぶ輩の方が、狂信的に行動する輩より、まだマシのような気がします。前者は「悪いこと」だとわかっていますが、後者は「それを善だと信じているから」です。後者は怖いです。

shiretokoさんの長崎への原爆投下に関するお話は大変興味深く読ませて頂きました。自分達の目的達成の為には、手段を選ばないやり方には憤りを覚えずにいられませんが、こちらもやられっぱなしではいけません。綺麗ごとではなく、きちんと裏の仕事に対応できるようにしておかなければ…。先ずは「スパイ防止法」から始めて頂きたいものです。反対する政治屋達は「潜在的スパイ」と言われても仕方がないと思います。仰る通り国民にも責任がありますね。「胡散臭いもの」から目を逸らしてばかりでは、内通者にやられるのは自分達自身なのですから。
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RE:日本人キリスト教は? (mugi)
2010-09-10 21:41:19
>shireotko様、

 私も初めて北海道に行った時、その自然に圧倒されました。知床に行ったのはハマナスの花が咲いた後でしたが、それでも風景は素晴らしかったですね。

 私もネットをしていなければ、ホルガー氏のHPを目にすることはなかったでしょう。少数派にせよ、欧米人キリスト教徒の中にはホルガー氏のように、真実を追求、不正義を正す姿勢の人物がおり、私もそのような白人には敬意を表します。すぐ付和雷同する日本人キリスト教徒にはまず望めないでしょうね。

 ホルガー氏のサイトを見たブロガーに、「人間として、コワレチャッテいる人」と罵倒した者がおり、「宗教は悪くない」と擁護していました。件のブロガーこそ、かなり胡散臭いと私は見ており、アメリカのメガチャーチの例を紹介したり、「苦しい時の神頼み」等とコメントしていた。コメントに見る意見も一般日本人とはかなりズレていたし、聖書も見ていたので、信者もしくはシンパだろうと私は思っています。聖書を見るのは信者以外、かなり物好きの歴史オタクくらいですから。

 貴方の高校や大学時代の同級生のお話は、とても興味深いですね。特にカトリック信者の、「長崎原爆は、長崎の東の空にマリア様が出現し、落とせと言われたから落としたのだ」の発言の紹介をありがとうございました!これはブログネタに使えそうです。頭がおかしいのこそ件のカトリックですが、狂信者の本性がよく出ています。
 ただし、この考えはキリスト教徒のみならず、日本人ムスリムも同じような思考をするようです。ふと、コーランの一節を思い出しました。
-「あなたがたがかれらを殺したのではない。アッラーが殺したのである…」8-17.

 実は私も日本および韓国のキリスト教諸事情は、ネットで知ったのであって、特に詳しい訳ではありません。もしかすると貴方の方が実態をご存知かもしれませんよ。
 韓国は人口の約25%がクリスチャンであり、歴代大統領にも信者がいます。朝鮮半島でキリスト教が受け入れられたのは、貴方も指摘されたように李氏朝鮮末期の混乱も大きい。19世紀になり、欧米列強が本格的に布教活動を始めますが、宗主国・清や儒教に対抗できるイデオロギーとしてキリスト教が信仰されたのです。近代でも朝鮮では日本のキリシタン弾圧真っ青の迫害が行われており、以前このことをブログに書きました。
http://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/4de5aa9faf347c16fe6a18a5dace2797

 韓国人キリスト教徒も白人の奴隷という意識は皆無でしょうね。太古から中国人の奴隷民族だったし、事大主義が基本なので、より強大な異民族にすり寄っているのが実態ではないでしょうか。奉仕先が中国人から白人に代っただけだし、奴隷ではなく対等な同盟者と思い込んでいるはず。もっとも、中国人と同じく内心は白人を必ずしも信用せず、“友人”の白人にタカろうとしているとしか思えませんが。

 白人の側も有色人種のキリスト教徒など、口先では平等やらを説いても、所詮は使い捨ての駒と見ている。オスマン帝国末期、欧米はキリスト教徒の保護とやらを主張、干渉し、民族運動を煽りました。そのためムスリムの敵意を買い、迫害が起こるのですが、いざとなった時、中東のキリスト教徒を助けた欧米諸国はなかった。何やら長崎の原爆とケースと似ています。
 いずれにせよ、内外問わずキリスト教徒には油断がなりませんね。
返信する
RE:内通者 (mugi)
2010-09-10 21:44:37
>ハハサウルスさん、

 私も日本人の中に空爆を誘導した内通者もしくは協力者がいたことを知って、何とも陰鬱な気持ちになりました。さすがに彼らもその利敵行為を公言はしないでしょうが、確信犯なので罪の意識はまずないのでしょうか?イエスを信じない異教徒が空襲で焼死するのも、神の罰だと喜んでいたと私は見ていますね。「ウソも方便」ですから、信仰ためには手段など選ばないでしょう。そうやって、全世界にキリスト教を布教させたのですから。

 仰る通り、いつの時代にも「内通者」「スパイ」は存在しているし、それは政治屋に限らず学者、ジャーナリスト、文化人にもいる。厄介なのは味方を装う「内通者」です。マスコミで保守を自称する言論人にも、似非を疑われる輩もいるし、その類はネットでも見かけました。良くも悪くもあまり疑うことをせず人を信じるのは日本人の特徴ですが、「胡散臭いもの」を容易く信じないことが大切ですね。
返信する
戦争を知らない大人たち ()
2010-09-12 00:43:15
B29の参考資料を読んでください。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/B-29_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)

>なぜ県庁、市役所は焼けなかったのか

米軍の目的は『大量の』民間人殺害。
デパート、銀行は秤量攻めで必要だけど、夜間に人気の少ない県庁や市役所はどうでも良いし、書類が残されても市民の腹の足しにはならない。

>ここが重要なところで、米軍の資料によると、日本側が空襲警報を発令する3分前、B29は既に仙台上空に到達していた。しかもエンジンを止めてひっそり進入してきたという複数の文献もある。

高度1万メートルで飛行するB29を日本軍が探知できないのだから、エンジンを止めて進入(笑)する危険を冒す必要は無いと思うけど?

事前に偵察飛行をして写真まで撮っているし、あの頃、世界一の性能を誇るB29が、地上での誘導が必要とは思えない。

沖縄のような地上戦では米軍と接触してスパイになることは有りだけど、仙台では・・『隣組』の目があるし、スパイ行為は死罪だし、どんなに考えても私には『空爆を誘導したスパイ』は考えられず、非常時によくある流言飛語としか思えない。

>米軍捕虜になった日本兵は将校でもぺらぺらと機密情報を喋ったり、爆撃の正確な位置を教えたりする者がいたことが載っていた。

あの頃にはもう米軍は、日本の機密情報や爆撃の正確な位置は熟知していたはず。
米軍が知りたかったことは、『占領後に必要な』日本人気質と思う。
強者、支配者には媚びて服従し、弱者には・・・どうするのかな(苦笑)

でもね、そうゆう人たちが頭を使ってアメリカとの折り合いをつけて日本は経済発展をしてきたということは忘れないでね。

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