つくばあそび 呟き部屋

取るに足りない瑣末事を面白おかしく楽しみたいと思います!

ゆっくり確実に時は進みて。

2009年11月29日 22時27分04秒 | 猫の糖尿病(2007以降闘病記)

朝。 私の一日は猫に起こされるところから始まります。

トイレ砂を掘ったそのままの手での猫パンチや鼻フックにはやや閉口・・。

特に爪を使った鼻フックは酷い。。 一発で目が覚めます。

 

・・まー元気な証拠ということで許しちゃいますけどね(笑) 

 

さて、彼の糖尿病が再発して2年弱。

朝晩インスリン投与の日々は長かったような、あっという間だったような。

ギネスに挑戦するつもりでこれからも毎日投与していきます

 

腎不全の方も対症療法が功を奏してBUN, CREともに正常範囲を維持。

今後を考えると腎不全に由来する貧血も心配ですが、

ヘマトクリット(血中で赤血球体積比)36.2% (正常30~45%)で兆候なし。

 まだまだ快適な老猫ライフを楽しんでもらえそうです

 

しかしこれまでの血液検査の結果や治療の変遷を見返すと

ゆっくりとながら腎不全が進行していることも見て取れます。

 

なんとかCREをこのレベルで抑え込みたいところですが、

だんだんと治療が難しくなる覚悟は必要かもしれません。

 

 最後の時まで毎朝毎晩インスリンを打ち続けること。

苦しさを取り除ける対症療法はなんでもすること。

 

鼻フックのお礼にしてあげられることにも限りがあり、もどかしいところです(凹)

 

 おしまい

 

 

 

 

追記: 腎不全猫の余命

今までむーの余命についてはかかりつけの獣医にも聞かず、調べることもしませんでした。

知りたくなかったので。

しかし今回ついつい調べてしまいました。

腎不全猫の飼い主さんで知りたくない方は以下は読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず腎不全猫の余命は正確には予測できません。

また猫さんによって余命の幅が広く、予測すること自体無意味なのかもしれません。

それを了解した上であくまで目安として以下の報告が参考になりました。

J Vet Intern Med. 2008 Sep-Oct;22(5):1111-7.
Survival in cats with naturally occurring chronic kidney disease (2000-2002).

 血中クレアチニン2.3mg/dl以上の慢性腎不全猫さん733匹の余命を調べた報告です。

(残念ながら全文は入手できておらず、要約のみからの情報)

国際基準(IRIS)で腎不全の猫さんの病気の進行はCREによりStage I~IVに分類されるのですが、

最初の診断時のStageごとの余命は以下のような結果だったそうです。

(中央値とは平均ではなく、余命の長さにしたがって猫さんを順位付けした時一番真ん中にくる猫さんの余命の長さです。)

 

 Stage IIb (CRE2.3~2.8mg/dl) : 2~3107日の幅がある中で中央値 は1151日

Stage III (CRE 2.8-5.0mg/dl) : 22~2100日の幅がある中で中央値 は778日

Stage IV (CRE 5.0mg/dl以上): 1~1920日の幅がある中で中央値 は103日

 

私の猫の場合、診断時にCRE 3.0mg/dlだったのでその時点でStage IIIの初期だったと考えられます。

すると一番ありえそうな余命は診断から778日ですが、

現状のCREのレベルを見るとこれは超えられそうな予感。

あとは2100日生存例のよう非常にラッキーななケースであることを願うのみです。

 

 



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2 コメント

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Unknown ()
2009-12-03 12:46:28
こんにちわ!ご無沙汰してます。

むーやん、病状は落ち着いているようですね。
よかったよかった。
命あるもの、しかも自分より寿命が短い命を預かっている身としては、「今」一緒にいられる時間を大事にしていくしかないですよね。
ワタシも、麦さん経由して廻りあえた命、大事にしていきたいと思ってます。

今日はちょっとマジメなコメントしてみました。ホホホ。
Unknown (麦)
2009-12-03 20:48:31
和さん、こんにちは。
私の方はご無沙汰という感じがしないのですが、、、それは和さんがまめに更新されているからですね。はい、こちらの低頻度更新を反省します

今更なことではありますが、はるちゃんを紹介したのが和さんで良かったなーと思っています。いやー、溺愛されてますよね(笑)

猫も人間も高齢になるとどうしても故障するところが出てきますが、生きている間は楽しく生きる喜びを感じさせてあげたいですよね。治療法選択でも一番大事なのは本猫が最後まで幸せに生きられるかどうかだよな、と思います。ケースバイケースでしょうし、正解が無いのでむずかしいところですが・・