つくばあそび 呟き部屋

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末期の闘病、そして終焉。

2011年11月07日 13時44分41秒 | 猫の糖尿病(2007以降闘病記)

腎不全による体重減少が始まった私の猫。

前回の記事を書いた後に急激に病状が進みました。

BUN177.7mg/dl、CRE8.8mg/dl

腎臓の残り少ない部分が過負荷になって急激に壊れたせいか、

あるいは何か別の理由で数値が急に悪化したのかもしれません。

さらには貧血が生じており、血中カリウムも基準値より下。

原因はともかくこれくらいになると歩くことや水を飲むことも難しく、

すっかり末期らしい闘病生活になってしまいました。

 

もう時間が残されていないのは仕方がない。

でも少しでも、少しでも体が楽な状態で見送ってあげたい。

なんとかしてあげたい。

 

そう考えて獣医さんと相談し、

皮下輸液、制吐剤、カリウム製剤、エリスロポエチンなど、

対症療法を入れての治療を組み立ててもらいました。

それで1週間ほど様子を見ると吐き気やカリウム値、血球量が改善したものの

BUN、CREがどうにも下がってくれません。

この時点でもう腎臓が殆ど機能していなかったのかもしれません。

 

でもまだ多少の猶予はあるはず。

残り少ない腎機能でもある程度の状態は維持できるはず。

 

そんな希望的観測とは裏腹にむーはじっとしたまま殆ど動かなくなり、

希望の上に不安と焦燥が蓄積されていきました。

 

焦燥の上で行ったことは皮下輸液の増量。

不整脈のあるむーにはリスクが大きいとは思いつつ他に手がありません。

150mlを毎日行っていたものを200mlを朝晩(計400ml)としました。

実際に開始すると当然おしっこは多く出ます。 脱水も軽減されました。

これを続ければ、もう一度元気を取り戻してくれるかもしれない。

そう思っていました。

 

しかし増量して2日目の夜に異変が起きました。

輸液してから2時間位した時に発作のように若干の痙攣。

 

え、、、、大丈夫、、、か?

 

様子を見ているとやがて口を開けてゼイゼイと息をしはじめ、軽く痙攣。

口の中で舌が白くなっているのが見えました。

 

血が巡ってない! 心不全だ!

 

と思ったときにはもう手遅れ。

はっ、はっ、と息を吐いたところでむーの体から力が抜けていきます。

 

もう、動きません。

 

18年に亘る猫生で、

色々なものを見て、聞いて、触って、楽しんで、

遊んだり、甘えたり、怒ったりしながら

多くの猫や人と関わりをもってここまで生きてくれました。

それがこの一瞬で全部終わりました。

 

私は最後におそらく2つ失敗をしています。

心不全は輸液そのものか、輸液に入れたカリウム製剤が引き起こした可能性が考えられます。

今から思うとカリウム製剤のリスク(副作用)をちゃんと理解していれば

もっと安全な投与量への変更を獣医さんに相談できたように思えます。

また、心不全の前に前兆として痙攣が起きたのにすぐに対応を取りませんでした。

認識が甘かった、としか言えません。

 

客観的に見れば心不全が起きなくともむーは残り1~2週の命だったと思います。

でも私がその最後の1~2週を奪ってしまいました。

これは、辛い。

 

むー。

むーよ。

むーさんよ。

 

ごめん。

最後にやらかしてしまいました。

許してください。

 

そして、

本当にありがとう。

さようなら。

 

 

治療メモ

以下、細かい内容ですので必要がなければ読み飛ばしてください。
また、私は猫の末期をうまくサポートできたとは言い難いです。
その点をご理解の上で、一例としてご参考にしていただければと思います。

1.吐き気対策
制吐剤が効きました(ファモチジン&プリンペラン)
吐き気自体はどうやらカリウム低下からきていたらしく、カリウム値の改善後は吐き気もとまりました。

2.BUN、CREをなるべく下げる
3.脱水状態を解消する
BUNやCREが上がって猫がぐったりしていれば通常は入院して静脈点滴での対応になると思いますが、私の猫は昨年入院しての静脈点滴で腎炎を発症して死にかけたため自宅での皮下輸液での対応としました。
私の猫は貧血と不整脈があったため当初はかなり量を制限した形で100ml/1日に留めていたのですが、最後が近づくとこの量では脱水、BUN、CRE対策としては不十分でしたので量を増量していきました。そして、失敗しました。

4.貧血対策
腎不全の末期に起こる「腎性貧血」。むーにも起こりました。エリスロポエチン投与と輸液制限で対応しました。エポは一回やったところ確かに反応があり血球量の増加が見られました。その後輸液量を増やすにあたり再度エポを投与しましたが、投与スケジュールを完遂する前に事切れました。

5.カリウムを補充する
強制食餌と皮下輸液にカリウム剤を添加しました。すると確かにカリウム値が正常値まで復活し、そのせいか吐き気も止まりました。しかし一方で最後の心不全の際にはこのカリウム製剤が悪さをした可能性があり、もっと安全な用量調整がなぜできなかったかと凹む部分でもあります。

6.体力、体重の維持
キドナを強制給餌していました。量としては70~80g/1日程度与えたいところでしたが40g/1日が限界でした。インスリンは給餌に合わせて適宜調整。
むーには嫌がられました。本当にごめん。でも強制給餌がなければ栄養不足で全身状態はもっと悪くなっていたかもしれませんし、何が正しいのかは私にはよくわかりません。

7.その他
嘔吐や失禁のため部屋中をペットシーツだらけにしました。また最後は体温低下(35.2℃)があったため湯たんぽを購入。でも結局1回しか使えませんでした。

 

 

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17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (SEKO)
2011-11-07 19:04:16
ムーさんのご冥福をお祈りします。

当家も猫を3匹飼っています(全部拾ってきた猫です)。
普通に生きて行けば自分の方が長生きなので、最後は看取ってやる立場なんでしょうね。

優しい麦さんと18年間暮らせて幸せだった事でしょう。
Unknown (ほし文)
2011-11-07 21:43:01
むーさん
よくがんばりました。
どうか安らかにおねむり下さいね。

むぎさん

初めてコメントしますが、うち猫が糖尿病に罹って以来、こちらのブログをよく参考にさせていただきました。本当にありがとうございました。

むーさん限りある中、最後まで面倒を看られて、麦さんにはお疲れさまでしたと言いたいです。

ご冥福をお祈りいたします。









ご冥福を ()
2011-11-07 22:32:47
むーやんも、麦さんもお疲れ様でした。
18年って長いようだけど、こうしてみると思ったほど長くなかったかなって気がしませんか?

実は、うちのしゅうた様のときも、最後の時にカリウム剤のことは心不全の危険もあるといわれました。
猫の状態によって、微妙な量の違いで効果が出なかったり心臓に負担がかかったり。
麦さん、最後にやらかしたわけじゃないと思いますよ。
専門家でも難しい調整だし、もしかしたらこの先の数日でむーやんのがひどく苦しんだかもしれません。
おしっこが出るくらい脱水も軽減して、最後にちょっと楽になったんじゃないかしら。

なにより、この18年間麦さんと一緒にいた時間がむーやんにとって幸せだったに違いないことが大事です。
凹むことないです。

一緒にいられてよかったね、むーやん。

こころからご冥福をお祈りしています。
Unknown (baron)
2011-11-08 02:30:30
むーさんは麦さんと過ごせて幸せだったと思います。
ここまでできる飼い主さんはいません。

きっと天国でノンビリと過ごしています。

でもやっぱりさみしいですね~
Unknown (柚子)
2011-11-08 14:09:38
むーさん。
お疲れさまでした^^
ゆっくりゆっくりお休みくださいね。

むーさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。


麦さん

はじめまして。愛猫が糖尿病になってから
ずっと読ませていただいていました。
とても勉強させていただいています。
昨年秋よりアップされていなかったので
陰ながら心配していました。
麦さんも本当にお疲れさまでした。
私も麦さんを見習って頑張ります!
Unknown (クロちゃんのはは)
2011-11-08 21:39:03
むーさんのご冥福をお祈りします!
むーさんの一生は幸せでしたよ。


麦さんへ

はじめまして。
今年の9月に、5歳半の愛猫クロちゃんが糖尿病と診断された。その瞬間、頭は真っ白になりました。すぐにインタネットで「猫」「糖尿病」「治療法」など入力したら、「猫と私と糖尿病」と出会いました。むーさんの写真を見て、うちのクロちゃんの顔とそっくり。さらに記事を読んで、猫ちゃんの糖尿病と闘病生活は少しずつ分かってきました。

麦さんとむーさんは私たちに勇気を与えてくれました。
うちのクロちゃんもむーさんのように18歳まで生きてもらいたいです。これからは麦さんを見習って頑張ります。

むーさんを失って、麦さんだけではなく、このブログを読んだいる人々はみんな悲しいです。





Unknown (まりんか)
2011-11-09 10:22:31
むーさん、亡くなったのですね。
うちの猫も、糖尿病発症から1年4ヶ月、二日前から脱水で、弱っています。自宅で、リンゲル液を補液しています。何度も、記事を読んで参考になりました。むーさん、有難うございました。
ご無沙汰してしまいました・・・ (rummy)
2011-11-09 22:58:38
むーちゃん、旅立ってしまったんですね。
でもよく頑張った!!
なんども奇跡の生還を果たして、麦さんや皆さんや(私も)喜ばせてくれた!!
やること全部やって、悔いなく旅立って行ったと思うのです。

麦さん、今は自分を責めちゃう気持ちはわかりますが(私もそうだった・・・しかも失敗のレベルが全然低レベルで、私が死なせてしまったと悔んだ)、あとから考えたら、きっとむーちゃんは一番良いタイミングを選んで自分から旅立ったんだ、と思う日が来ると思うのです・・・
きっと。

むーちゃんは安らかに眠っていると信じています。
Unknown (ねこ母さん)
2011-11-11 21:29:44
むー様、幸せな猫生でしたね。良きパートナーをゲットして。
きっと、彼はあなたの事を想い続けるでしょう。

麦さん、今はまだ、お辛いでしょうね。
いろいろと後悔されるでしょうが、最後に体温低下があったとの事。体の、命の循環が少しずつ止まっていく前兆だったのではないでしょうか。

むー様との生活を楽しく思い出せる日が早く来ますように・・・。
お疲れさまでした (笑猫)
2011-11-11 22:46:03
お久しぶりです。
一つ前の記事を読んで、何とコメントしたら良いか考えていました。
考えすぎているうちに、まさかこんなに早く、あっけなく逝ってしまうなんて…

今も何と言葉をお掛けして良いのかわかりませんが、ただ一つ言えるのは、お二人の18年間は消えないという事だけです。

お二人がまたどこかで再会できる日が来る事をお祈りしています。

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