6月21日。待ちに待った「北宇治高校OB吹奏楽団 第6回響け!ファンコンサート」が開催されました。
「響け!ユーフォニアム」が好きすぎて集まってしまったアマチュア楽団の公演も今回で6回目。途中、コロナ渦で公演できない年もあったりしたのですが、ここ数年は順調に公演開催が叶い、本当に嬉しく思います。
自分はコロナ渦明けの第4回公演が初観覧で、今回で3年連続3回目の観覧です。自分はトイレなどで途中退席するのが嫌で、映画など、あまり劇場に行くことは得意ではありません。が、この北宇治OBの演奏会は特別です。ステージから伝わる奏者たちの熱量に鳥肌。懸命に吹き鳴らす楽曲に思わず拳を握りしめ“頑張れー”と応援したくなるレゾナンスと一体感、更には没入感も半端ない。しかも知っている楽曲ばかりなので時間も短く感じます。
観客も常連に加え、新規観覧者も着実に増えて、今回はあの大ホールがほぼ、満席状態。趣向を凝らしたプログラムに演出も大満足の自分です。
今回は夏場という事もあり、例年の宇治駅から文化センターまでの徒歩移動は回避。(歩けば解る。あの住宅街の急斜面を…)
12時30分の開場の1時間前にバス移動で現着した自分は外周を散策したり、エントランスのソファで休憩してみたり。気が付けば次第に人の姿が増えはじめます。
楽団スタッフの方々が誘導を開始する頃、結構な来館者の列が形成された感じ。こういう時の“オタクパワー”って凄いんですよね。誰ひとりとして“お客感覚”は無く、イベントを構成する一員となる“参加者”なのですよ。開場の合図とともに整然とホールに入場です。
客席もどんどんと埋まっていきます。実に賑やか。
開演までの小一時間も然程、手待ち間隔は無かったです。
いざ、コンサートが始まると、時間はアッと言う間。このファンコンの魅力のひとつは、曲間の作中劇の再演。いわいる「小芝居」ってやつなんですが、これも結構、真に迫っています。「アニメの舞台化してもいいんじゃね?」と思えるほどに…
そして今回の最注目はやはり、「一年の詩~吹奏楽のための」でしょう。いやもぅ、感動ですワ。
ラストのキャスト(黄前久美子役)さんの『北宇治高校吹奏楽部へ、ようこそ』の台詞がもぅ、現実に観れるのだから堪りません。
アニメもそうだけど、このファンコンも“やりきった~!”って感じの万感の思いに鳥肌ものでした。
拍手喝さいの中、すべてのプログラムを終えた楽団代表のコメントに「来年6月27日に第7回公演開催決定」のアナウンスもあり、大盛り上がりの会場でした。
17時過ぎ。帰りの宇治駅では、爽やかな気分ともっと聴いていたいと言う欲求と来年が待ち遠しくてじれったいと言う、何ともややこしい感情が入り乱れた帰り道となりました。
来年も是が非でも参加しなくては!!