前回のブログでは「花は咲く、修羅の如く」のロケハン巡りで京都府立嵯峨野高等学校を訪ねたのですが、今回はその続きで京都御苑と京都教育文化センターを訪ね歩くことになります。
第9~10話では、すももが丘高校はライラック女学院高校、音羽高校、千鶴高校との合同練習会に参加する事になり、花奈はそこで知り合った千鶴高校の同じ一年生の曇美咲と昼食をとる事になる。先に昼食を約束していた杏も合流するが、杏と美咲は同じ中学の放送部で幼馴染だった。
そんな三人がお弁当を共にする公園のモデルが、どうやら京都御苑らしいのですが…
結論から言うと、これはもぅロケハンとは言えないかも。
三人が昼食を摂る作画背景の大きな丸太は、御苑北西の「児童公園」に実在しました。そして、作中の小川は御苑南西の「出水の小川」に在ります。これらを混在し、更に周辺もかなり改変されてしまっては何に重点を置いて写真撮影して良いのやら?トホホな気分にされちゃいました。先人の情報が無ければ、自分には到底、調べきれないところです。
加えてこの日は、公園整美の職員さんが草払い作業中で砂塵が舞っているとか、気持ちも萎えちゃいますね。取り敢えずは写真に収めてみたのですが、比較検証出来るような感じではないので、悪しからず…
写真は並べていますが、比較はできません。
融合させ、改変した作画……とても厄介なロケハンとなりました。
京都御苑を後にした自分は、この日最後の目的地・京都教育文化センターを目指します。予習としてHPの館内見取り図なども確認していたのですが、どうも怪しい。外観だけは辛うじて比較検証できそうです。
実際、現場に到着すると、外観は比較的良く再現されています。しかし、ショッキングなことに、階段は手前でチェーンで閉鎖されていて登ることができません。「う~ん。このまま帰るには余りにも肩透かしじゃね?」と諦めきれない自分は思い切って、管理事務所に館内見学の可否を伺いに行きました。
やってみるモンですね。応対頂いた職員さんの口からは開口一番、「あ~!あのアニメですね」って!「数日前にも同じように訪ねて来られた方がいたのですが、館内は全然違う間取りになっているんですよ」と。「作中に描かれている窓や自販機があるホールも、ここには無いんです」とも。とても親切に2階まで案内いただき、恐縮です。
(念のため、写真掲載しておきます)
更に屋外階段のチェーンも外して頂き、「存分に写真を撮ってくださいね」と。最早、恐縮至極の自分なのですが、もしかしたら職員さんも存外、楽しかったのかも知れませんね。
第9話より
※1カット目。編集時に撮り忘れに気づきました。ショーック!( ゚Д゚)
第10話より
俗に言う「聖地巡礼」、舞台訪問の醍醐味とは、アニメをリアルに感じる没入感や追体験を感じれる事が重要だと考えるのですが、このアニメではどうにも不完全燃焼感が拭えません。でも、それだけに今回の職員さんの神対応がとても有難く感じました。
最後の最後に見事なロケハン撮影が出来てストレスも解消です。
袖を捲った腕に少しばかりの火照りを覚えながら、満足げに帰路に就く自分です。
第7話Aパートより~
≪吹奏楽の音≫
冬賀「やめ、やめ~」
夏江「これでもう何回目よ」
黄前ちゃんたちの猛練習の裏でこんな格闘があったとは。随所に感じる「ユーフォ」味。流石、武田綾乃先生の作品ですね。
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