
今年の夏アニメは個人的にお気に入りのアニメが揃った感じで、「さて。どれから視聴しようか」と迷ってしまいます。そんな中、先日の期間限定コラボSHOPがどうにも忘れられない「ひぐらしのなく頃に 卒」を今季の先陣を切って、視聴し始めた自分です。

第1話「鬼明し編 其の一」
昭和五十八年の六月。
雛見沢に引っ越してきた圭一は、村に住むレナたちとの新しい生活を楽しんでいた。
そんな六月のある日、レナは一緒に暮らす父親の態度がどこかよそよそしいことに気づき、不信感を募らせる。




『どうかしまして?』
『なんでもないのですよ。にぱー』


『梨花。何度カレンダーを見ても』


『あなたが心を入れ替えて、雛見沢を受け入れないかぎり』

『永遠に昭和56年の6月…ですわよ』

これはまるで、先に放送された「ひぐらしのなく頃に 業」の裏側のお話し___と言う感じでしょうか。
この物語りは、惨劇が繰り返されるたびに時間が巻き戻る世界線。その理由や原因が視聴者にはイマイチ、理解できないストーリー。かく言う自分もこの世界線はサッパリ、理解できていないのですが、キャラクターたちの日常の可愛らしさと惨劇を引き起こす際の豹変ぶりに目が離せなくなっている一人です。
しかし、そんな?マークが付いた「業」の、まさしく《種明かし・答え合わせ》的なストーリー「卒」の「鬼明し編」。前作「業」を見た人だけが納得できる「卒」という感じです。
第2話「鬼明し編 其の弐」では、
自分の犯した罪を圭一に気づかれてしまったと思い込んだレナは、大石刑事がリナの行方を調べていることを知り、自分の内側から湧き上がる疑心暗鬼に絡め取られていく。
そして第3話では、前作の語られなかったお話が次々と繋がっていく展開に納得感と恐怖心が増していきます。
『首、どうかしたんですの?』

『え?あ…あれ?』

『ああ、どうしたのかな』

『最近、首がかゆくて』

『あらあら、お大事になさってくださいませ』

繰り返す惨劇に戸惑いながら、何度も死を選択する梨花。そして、梨花の描く未来を阻ばもうと画策する沙都子。




『ちゃんと死んでいますわね。あなたより先にわたくしが死んでしまうと、追いかけることができませんのよ』

『梨花。“今回は運がなかっただけ。次のカケラでは、惨劇を防ぐことができる”』

『そう思っているんでございましょう?そうはいきませんわ』

『あなたが屈服するまで、オヤシロさまの祟りはずっとずっとどこまでも』

『決して逃がしませんのよ』



OPテーマでは前作は梨花ちゃまが走っていましたが、今回は沙都子が田園を駆け抜けます。
JC、JKへと成長した二人の姿も早く見たいです。




EDテーマはまるで、水彩画の様な背景に幼い頃を回想させる作画。「あの頃に戻れたなら…」と思うだけで、このアニメのストーリーは怖さを増幅させます。




さて…。これから、どのようにお話が進展していくのか。誰の視点で描かれるのか。はたして、結末はどのように迎えるのか。




成長していく梨花ちゃまと沙都子ちゃんも見ていたいと思いつつも、夏の暑い夜に繰り返される惨劇を見続けないと辿り着けないようですね。
願わくば可愛い魅力的なキャラのまま、無邪気に遊ぶ姿を見ていたいものです。