08.04.15 母校とやりたかったこと。

母校へ企業説明会に行きました。
けっこう上の人にダダこねて実現しました。

2年前は聞く側だったのに。。なんかとても不思議な感じ。


ふとあのバスを降りるとよみがえる記憶たち。
そーいえば、今やってる仕事って授業の延長線上に立っているようなものでした。
訳も分からずいろんなことさせられてきたけど　今はその全てをお仕事で作っている。

「情報」とか「デザイン」は意味が広すぎて、頭のいい人がとても面白い定義を持ちかけてくる。
世の中に「コレです」と出せるような物体が存在しないから、時代と共に精神論のような定義と問いが延々と続く。

さもすれば言葉遊びのようにも聞こえる心地のいいそれらの定義。
自分ならどこで線引きをするんだろう。

新しいその答えは、今作っている物の中に宿り始めているかもしれません。

音、カタチ、色、テクスチャ、動き、遷移、反応、動作、ジズル、機能、釦、心地よさ、分かりやすさ、楽しさ、美しさ、与えられる経験とベネフィット。

色んな「デザイン」を集約して作っています。点と点が線で結びつきそう。（結ばれて綱のようになった時にiphone のような起爆材が生まれるのだろうか。。）

そこがとても楽しく凝縮されてきています。
試作機が届き、初めてPCの画面から試作の入れ物に入りました。
それは画面の中のデザインがモノとしての存在した瞬間です。
厳しすぎる制約の元、理想とはほど遠いけど様々な関係者の執念と怨念が染み付いたモデルです。



学生の頃、なんでメーカー希望にしたのか。
ディスプレイの中から飛び出してモノとして存在させたいという欲望です。

そんな学生のころのちょとした夢と、今のお仕事が結びつきそう。
それって結構しあわせなことですなぁ。