とまと日記 2011

最近、映画のイラストばっか。気ままに続けます

07.07.25 Sony × Lombardia

2007年07月26日 | デザインと僕
今年のミラノ・サローネの期間中に展示in JAPAN。アフター6。

「ミラノを州都とするロンバルディア州の職人の匠の技や天然の素材と
ソニーデザイン、ソニーのAVテクノロジーが融合したプロトタイプ群は、
人と空間の心地よい関係を目指した「新しいモノの佇まい」を提案します。 」

やっぱり世界はクラフトに進んでいる!!と感じずにはいられません。
プラスチックやダイカストものも好きです。でも世の中はそこより価値が高い”素材”を求めているようですね。(お金のある人たちのみ)
少数生産がなぜ光輝くかと言えば、「丹念な行程」かな。。マイスターが一個一個手作業で作った”空気”が佇まいとしてモノに宿る。そんな気がしてならない。大量生産から数量生産への還元。→最先端機器×工芸。もうこの現象は必然だよねぇ/


・特に話題の”座”と呼ばれるイスが心地よかった。カタチも ひゅるひゅるん としているんだけど、座った瞬間に感じるフィット感。どんだけ作り直したんだって問いたい…。THE上質。ただ、ソニーなのにサウンドが悪い。


なんか、こーゆー展示の時、ソニーデザイナーって、とっても簡単なラフを”思いついた”かのように見せますね。
「石造りの床から大理石の垂直な柱が伸びている」。これだけのイメージ。そこから発展させるようです。
なんか簡単そうなイメージだけど、まずフツウの人は石造りの床を連想できまい。生活に存在してないんだから。

だからソニーデザイナーがとてもイイものを見て、触れている時間を増やしているように思えた。良い物を作るためには、良い物を知ることが必要。最近、それ強く思います。