山口県宇部市の私たちの拠点、くすのきクリーン村では毎月体験会を開催していますが、この度、10月の体験会に参加してくれた東京の若者から、体験会の感想が届きました!
今回は、その感想を皆さんにご紹介します。
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田舎で自給体験!
10月の中旬、連休を利用して私は先月号の自給クラブニュースに紹介されていた自給クラブの「楠クリーン村」自給体験コースに参加してきました。
東京から夜行バスに乗り山口県に到着したのは翌朝早朝、とある人里離れた山の奥に楠クリーン村はありました。
村に着いて、私がまず感動したのは何よりも自然が豊かで空気がおいしいことでした。
都会の生活では味わえないような自然本来が持つおいしい空気。
私はこの空気を吸いにくるだけでも楠クリーン村に来る甲斐はあるかもしれないと思いました。
高床式倉庫作りを自分の手で
私が今回体験したコースは「備蓄倉庫を高床式で創ろう!」というコースでした。
自分が高床式倉庫作りに参加できる!?これこそ私が参加を決めた一番の動機でした。
私は小学校の頃、歴史マンガの本が大好きで昼休みになるとよく学校の図書室にこもって図書室にある歴史マンガの本を片っ端から漁って読んでいました。
高床式倉庫はそのマンガの中の弥生時代の話の中で登場しました。
私はマンガで出てきたその姿を一目見て昔の人の偉大さやその考えつくされた機能性、何よりその特徴的なフォルムに目が釘付けになりひどく感銘を受けたことを今でもよく覚えています。
その高床式倉庫作りにまさか大人になった自分が実際に関わる日が来るなんて!
小学校の頃の私も、先月までの私ですらも夢にも思っていませんでした。
実際の高床式倉庫の建設作業では電動工具ですら満足に扱えない私にとっては木材をネジで締め付けるだけでも一作業でした。
インパクトドライバに何度もはじかれながらめげずに何度も挑戦して1本ずつネジを締めつけていきました。
今回の体験コースでは地面で組み立てた木材を起こす為にユンボも使いました。
「では、ユンボを操縦してみてください」と言われた時、本気で冗談だと思ったのですが周りの人たちの目は本気でした。
おそるおそる操作方法を教わりながら実際に乗って操縦してみると操縦方法はややこしいのですが、自分でユンボを動かしているという快感は何とも言えない心地よい感覚でした。
弥生時代の人の知恵の結晶の高床式倉庫と現代技術の粋をあつめた機械のユンボの融合、まるで時空を超えてタイムスリップしたかのような山奥の現場で私はそんなロマンに浸りました。
料理も全て自分の手で
楠クリーン村の生活では料理も全て自炊です。
楠クリーン村にはガスがなく、料理のスタートはレンガの手作りかまどで自分で火を熾すところから始まります。
慣れていないと火を熾すだけでも時間がかかるので、私は東京時間では会社に出社してようやく一日の仕事が始まる時間から、昼食の準備にとりかかることになりました。
普段料理をしない私にとっては野菜を切るだけでも一苦労。
教えてもらいながら見よう見まねで野菜を切り、料理の味付けを任されると頭の中はテレビの料理番組の画像や普段食べている味を必死で思い出しながらと頭の中はフル回転です。
「好き」であること
日本には昔から「好きこそものの上手なれ」ということわざがあります。
私は今回の自給体験コースを経験してこの言葉がひどく心に浮かびました。
自然が好き。自分たちの住んでいる地域が好き。仲間が好き。自分の選んだ仕事が好き。
楠クリーン村には様々な「好き」の可能性がありました。
そのたくさんの「好き」の中で自分が好きなことやできることを絞り選択して本当の自分の仕事にしていくということはまずはその仕事を自分が心から本当に好きにならないと続かないと思いました。
好きだからこそどんどん技術も磨かれます。
「自分で選択して自分で考えて行動できる。」
一見自由を表しているように見えるこの言葉ですが、他人にすぐ依存してしまう癖がある人や自分では何も選択できないような人にとっては何よりも窮屈で大変厳しい言葉です。
自分で選択して生きていく覚悟。私はそんなたくましさを学びました。
今回は、その感想を皆さんにご紹介します。
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田舎で自給体験!
10月の中旬、連休を利用して私は先月号の自給クラブニュースに紹介されていた自給クラブの「楠クリーン村」自給体験コースに参加してきました。
東京から夜行バスに乗り山口県に到着したのは翌朝早朝、とある人里離れた山の奥に楠クリーン村はありました。
村に着いて、私がまず感動したのは何よりも自然が豊かで空気がおいしいことでした。
都会の生活では味わえないような自然本来が持つおいしい空気。
私はこの空気を吸いにくるだけでも楠クリーン村に来る甲斐はあるかもしれないと思いました。
高床式倉庫作りを自分の手で
私が今回体験したコースは「備蓄倉庫を高床式で創ろう!」というコースでした。
自分が高床式倉庫作りに参加できる!?これこそ私が参加を決めた一番の動機でした。
私は小学校の頃、歴史マンガの本が大好きで昼休みになるとよく学校の図書室にこもって図書室にある歴史マンガの本を片っ端から漁って読んでいました。
高床式倉庫はそのマンガの中の弥生時代の話の中で登場しました。
私はマンガで出てきたその姿を一目見て昔の人の偉大さやその考えつくされた機能性、何よりその特徴的なフォルムに目が釘付けになりひどく感銘を受けたことを今でもよく覚えています。
その高床式倉庫作りにまさか大人になった自分が実際に関わる日が来るなんて!
小学校の頃の私も、先月までの私ですらも夢にも思っていませんでした。
実際の高床式倉庫の建設作業では電動工具ですら満足に扱えない私にとっては木材をネジで締め付けるだけでも一作業でした。
インパクトドライバに何度もはじかれながらめげずに何度も挑戦して1本ずつネジを締めつけていきました。
今回の体験コースでは地面で組み立てた木材を起こす為にユンボも使いました。
「では、ユンボを操縦してみてください」と言われた時、本気で冗談だと思ったのですが周りの人たちの目は本気でした。
おそるおそる操作方法を教わりながら実際に乗って操縦してみると操縦方法はややこしいのですが、自分でユンボを動かしているという快感は何とも言えない心地よい感覚でした。
弥生時代の人の知恵の結晶の高床式倉庫と現代技術の粋をあつめた機械のユンボの融合、まるで時空を超えてタイムスリップしたかのような山奥の現場で私はそんなロマンに浸りました。
料理も全て自分の手で
楠クリーン村の生活では料理も全て自炊です。
楠クリーン村にはガスがなく、料理のスタートはレンガの手作りかまどで自分で火を熾すところから始まります。
慣れていないと火を熾すだけでも時間がかかるので、私は東京時間では会社に出社してようやく一日の仕事が始まる時間から、昼食の準備にとりかかることになりました。
普段料理をしない私にとっては野菜を切るだけでも一苦労。
教えてもらいながら見よう見まねで野菜を切り、料理の味付けを任されると頭の中はテレビの料理番組の画像や普段食べている味を必死で思い出しながらと頭の中はフル回転です。
「好き」であること
日本には昔から「好きこそものの上手なれ」ということわざがあります。
私は今回の自給体験コースを経験してこの言葉がひどく心に浮かびました。
自然が好き。自分たちの住んでいる地域が好き。仲間が好き。自分の選んだ仕事が好き。
楠クリーン村には様々な「好き」の可能性がありました。
そのたくさんの「好き」の中で自分が好きなことやできることを絞り選択して本当の自分の仕事にしていくということはまずはその仕事を自分が心から本当に好きにならないと続かないと思いました。
好きだからこそどんどん技術も磨かれます。
「自分で選択して自分で考えて行動できる。」
一見自由を表しているように見えるこの言葉ですが、他人にすぐ依存してしまう癖がある人や自分では何も選択できないような人にとっては何よりも窮屈で大変厳しい言葉です。
自分で選択して生きていく覚悟。私はそんなたくましさを学びました。