この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#302 「パッサウ」

2006年07月01日 | ドイツ文学
「これは君が昨日ブログに載せていた写真と同じ写真だね?」「いや同じ写真ではないんだよ。」「でも風景は寸分ちがわない同じ風景だ。」「そうだね。でも昨日の写真は、注記に書いておいたように、独文学者の高橋健二氏の「ドイツ文学散歩」からのものだ。もう50年以上も前のものだよ。僕が学生時代に買った本からのものなんだ。氏が自分で撮った写真だろ思うんだがね。」「それで今日の写真は?」「インターネットのパッサウの観光案内に今載っているものなんだ。」「見事に同じだね。」「僕はパッサウに行ったことはないんだけど、多分写真撮影のスポットがあるのだろうね。」「前の河はドナウ河かね。」「そうなんだろうね。」「50年たったら、木は大きくなっていると思うのだけど大きくなっているかね。」「それほども気づかないけど。」「風景は同じでも見ている人や建物の中にいる人はすっかり変わっているのだね。」「そうだね。年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず という言葉があるが、そのとおりだね。」

画像:インターネット パッサウ市旅行案内より

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。