この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#767 「思い出の深大寺」

2012年04月01日 | 寺社、名所、史跡、祭礼

先週、鎌倉淡青会の催しで、深大寺に行って来た。そして「神代植物公園」にも行って来た。桜はまだだったが、園内の河津桜は咲いていた。

直接の目的地は三鷹の国立天文台であるが途中深大寺とそして近藤勇の葬られている龍源寺に寄って行くという行程であった。昼食は深大寺そばだった。

深大寺、深大寺公園(昔はこう呼んでいたようだ。)は、私にとっては「めっちゃ」懐かしいところである。

私は大学の教養課程のころ、三鷹にあった学生寮に住んでいた。授業が半日で終わる日などは、寮に帰って来ると、私はトレパンにはき替えて、深大寺公園までよく走った。

その頃は深大寺には深大寺そばなどがあるなどとは知らず、ただ深大寺で水を飲むだけで帰って来た。

半世紀前のことである。

寮でヘルマン・ヘッセやハンス・カロッサをよく読んだ。寮の友人たちと夜遅くまで語りあった。

私は、この地で二十歳になった。

近くにあった三鷹市役所か、三鷹高校で成人式があるということを聞いたような気もするが、寮生にとっては人ごとで、出席する人はいなかったようだった。私も出席しなかった。半世紀前には今のような成人式は世の中になかったということなのかも知れない。それとも学生は無視していたのかも知れない。

普通は二年でこの寮を去るのであるが、私は理由があって友人達よりも1年余計にこの地の寮で生活した。

寮の同じ部屋で一緒に生活した懐かしい友人を思い出す。

出渕博、宮川正、吉田昭の諸兄。立派な友人達だった。

残念ながる幽明を異にしている。ご冥福をお祈りしたい。

私のこのブログでもそのころのことを書いたことがある。今読み返しているところである。

そのうちの1つをここにリンクしておこう。

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#65 ハンス・カロッサ著「美しき惑いの年」Ⅰ(深大寺公園)←クリック

#66 ハンス・カロッサ著「美しき惑いの年」Ⅰ(証明)← クリック

#67 ハンス・カロッサ著「美しき惑いの年」Ⅰ(かくして本を獲得)←クリック

                                                      以上

 画像:筆者撮影

 


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