冬の中山

2006-01-08 21:46:26 | Weblog
 一昨日の金曜はキャバクラ初め、そしてきのうは競馬
観戦初めと、日常生活が次第に戻ってまいりました。こ
の調子で徐々に社会復帰していくのが自然でありましょ
う。いきなりハレ→ケへの転換というのはやや難しい。

 しかしきのうの中山、いやその寒いのなんの。中山観
戦するようになってはや10年、こんなに寒い年はなかっ
たように記憶する。なんか、空気の冷たさの根本がどう
も普段の年と異なるようだ。「刃物のやうな冬がきた」と
いう高村光太郎の形容があるが、普通の年をカミソリだ
とするなら、今年はどうも鉈の切味。寒さの前にたたき
つぶされる感じがする。マジで。

 寒い時に食う中山の食い物といえば、地下のレストラン
プラザにある下辰のカレー丼に勝るモノなし。炊きたての
あつあつご飯に、醤油味のだし汁でやわこく煮込んだ豚
バラ肉を数枚乗せ、さらにその上からだし汁を混ぜてじっ
くり煮込んだカレーの汁をかける。マイルドなカレーとだし
汁の微妙な調和、そこに加えて豚バラ肉の気持ちよい脂
身である。「ほっぺたが落ちる」なんて形容では足りない
足りない。けっこういろんなそば屋でカレー丼を食うのだが、
この店のカレー丼以上のカレー丼には、いまだ出あったこ
とがない。

 あとはちりめん亭の中華そばににんにくドバドバ、というの
も定番である。豆板醤もいれ放題なので、寒い時にはやや
量を多めにしてみたりする。冷えた体にちりめん亭の中華そ
ば。至福でありますよ。

 冬の競馬というのは、ぐりぐりの人気馬がいざ体重計った
ら前走から20kg増、なんて例が少なくない。コメントでは厩
務員などが、「調子はいい意味で平行線」なんて言ってる馬
に対してこの体たらく。馬体の太め、細めなんてのは、数字
だけでは判断できない。実際に下見所で馬の現実を見ない
と無理なのだ。たとえ10数kg体重が増えていたとしても、馬
体的にはまったく太めでないと見做される場合もある。こんな
わけで冬場の競馬は現場に出張るのがいちばんということに
なる。とてつもなく寒いけどね。

 土曜は、わざわざ現場に出張った甲斐あってほんのちょっ
とであるが収支はプラスであった。きょうは新聞のみで予想
したため負けである。はたして明日はどうなるか。なんとか
現場に出張らずとも、あたり馬券多数手にしてみたいもので
ある。