42年の反省

2005-11-23 05:14:26 | Weblog
 42年も生きてきてると、反省しつつ過去を振り返るこ
ともまた多い。「ああ、なんで俺あの時こんなことしちゃ
ったんだ」とか、「あの時こうでなく、ああしてさえいれば、
人生相当変わったんじゃなかろうか」とか。そういう後
悔をネタに創作などすると、バックトゥザフューチャーみ
たいなタイムトラベルものになるのかもしれない。

 それはさておき。

 前述のような真面目な悔恨というのも数多いが、それ
にもまして多いのが、「俺、なんでこんなことしてたんだ
ろ」という純粋な疑問。いや、高校時代に書いたポエム
のノートとか、たまに本の山の下から出てきたりするわ
けですわ。中見るとなんつーか、「顔から火が出る」なん
て生やさしいものじゃない。思春期の脂っぽくかつ強烈
な性欲が、「恋」とか「愛」の名を借りるとそれはもう醜悪。
満たされない性欲が欲求不満を正当化しようとグダグダ
理屈こねてるわけですが、いくら言葉飾ってみてもその
本質は「やりたいのに相手がいないよぉ」というこころの
叫びだけだったりするわけです。高校時代の俺に3時間
くらい説教したい。

 あと「なんでこんなモノ買っちゃったんだ」とか、あるい
は「なんでこんなモノ面白がってたんだ」とか。現時点で
はいくら頭ひねってもわからないモノが多かったりする。
かつて「オバタリアン」という漫画が流行し、例に漏れず
わたしもコミックスなどを買っておったわけだが、今読み
返すとビタ一面白くないのだ。植田まさし並みのツマラ
ナさ。この漫画、いまお笑いネタの一部門として隆盛を
誇っている「あるある」ネタの元祖のひとつなのかもしれ
ないが、今読み返すとあまりの陳腐さ、ひねりの無さに
クスリとも笑えない。「時代によってお笑いは変化する」
というのは確かなことだとは思うが、ここまで陳腐化しち
ゃった例も少ないのではなかろうか。

 CD詰まってる収納箱をガサガサやってたら、ニュー・
キッズ・オン・ザ・ブロックのアルバムが出てきた。これも
購入理由は説明不可能である。俺ってどういう人間なのか
なぁ・・・・・。