町田市女子高生殺人事件

2005-11-15 05:22:06 | Weblog
 いや、時事ネタをタイトルにつけるとアクセスが増
えることに気づいたわけではなく。

 事件の現場がね、おじさんの住んでる場所からほ
ど近いわけですわ。散歩がてらに行けちゃうくらいの
距離。で、調べがすすむごとに犯人の異常性という
か、どうもちょっとアレなところが次々と報道されてき
て、考える点も結構多いわけなんですな。

 当初、犯人と被害者がかつて親しい関係にあった
と報道するメディアが多かった。これは、「ヒトゴロシ
に発展する、しかも、50ヵ所もメッタ突きにするほど
のアレだから恨みも深いに違いない。てことは、なん
らかの痴情のもつれだろう」と、いわゆる「近所のひと」
が誤解し、それを記者が裏をとることなく記事にしたん
でしょうな。まさか、今年1月に一回だけ声をかけられ
たことを「好意」と解釈し、その後一度も話しかけられな
かったことを「冷たくなった」と解釈するような、人間関
係の根本がわかってない異常者がいるとは、そうそう
想像できなかったのだろう。

 ここまでいかなくとも、普段人間関係に飢えている根
の真っ暗な人間、それも、異性と話す機会のほとんど
ないアレな男にとっては、美女とのひとことふたことの
会話で頭に血が上る、というのは容易に想像しうる。キ
ャバクラなどで色恋営業にハマるる人間なんかは、おお
かたそのたぐいの人間で、どっちかというとわたしもその
仲間であるし。

 こういう人間の特徴は、「ちょっとした相手の反応」に考
えすぎて過大な反応をする。向こうから話しかけられれば、
それがたとえ単なる挨拶でも「好意がある」と解釈し、「ち
ょっと無視される」と「ものすごい悪意を持っている」と解釈
する。「ほんのちょっとした反応」に重大な意味がある場合
もたしかにあろうが、むしろそういうのは少数で、日常生活
において他人の反応などそうそうたいした意味があるわけ
ではない。

 まあ思春期というのは感じやすく、また「異性」というモノ
がものすごく大きな意味を持っている時季であるから、ナー
バスになるのもわかるのであるが。四十過ぎれば、「女に
モテるモテない」てなことは、人生を構成する要素のひと
でしかない、というのことを、骨の髄まで実感するのだろう
が。

 ま、そんなわけで、オジサンはまたキャバクラに通うわけ
である。目腐れ金と引き換えの甘い言葉。脂ハゲにはそれ
が必要かつ十分だったりするのだ。