マイ・フェイバリットの消滅

2005-11-22 05:04:23 | Weblog
 なんか、次期世代のDVD、いろいろいとうんにゃ
らかんにゃらしていたようですが結局昔のビデオみ
たく、ふたつの互換性のない規格が並立してしまっ
たようで。

 ああいう場合、カタログやら雑誌の記事やらを研究
し、「自分の判断」でどっちかを購入する人間と、どっ
ちが勝つか勝負の行方が大方明らかになった時点
ではじめて購入する人間と二種類に分けられると思
うが。

 後者の人間は特段の問題はないのであるが、前
者の方で、必ずババを引き続ける人間というのがい
る。ビデオはベータ、ディスクはVHD、古くはソニー
のLカセット、デジタルオーディオテープレコーダーな
んかを嬉々として購入しちゃった人間とか。

 わたしのいりびたっている某掲示板にも、そういう
「新製品の疫病神」みたいな方がいらっしゃり、その
ひとの購入状況を確認してから逆張りをする、という
のが普通の行動になってたりする。こういう、「必ず
負け組の商品を選択する」という方は、やはり商品
に対する感性がどこか常人と異なっているのかもし
れない。

 まあ、わたしもこの点に関してはあまり他人のこと
は言えない。家電製品に関しては「勝負が明らかに
なった時点ではじめて買う」人間なので問題はない
のだが、問題は食料品である。好みの食料品が消
えてしまうのだ。

 今現在とても困っているのがカールのカレー味。小
学生低学年の頃からこのスナック菓子の大ファンであ
り、この30年間でトラック2台分くらいは食べていると
思うのだが、このロングセラー商品が、ここ数年お店
の棚から消えている。たまに「季節限定南国カレー味」
てな形で、ごく少数が発売されるだけなのだ。いまだ
堂々と陳列棚にその威容を誇っているカールチーズ味
を見るにつけ、うらめしいことこの上もない。

 他にも永谷園のマーボ豆腐の素、あるいは桃屋のマ
ーボ豆腐の素、ロッテのウーロン茶猿王、古くはサッポ
ロ一番えぞ味ラーメン、あるいはマダムヤンなど、「あ。
こりゃおいしい」と思った食料品がことごとく消える。たい
しておいしいと思ったことのない丸美屋のマーボ豆腐の
素や、明星チャルメラや、あるいはサントリーのウーロン
茶などが息の長いプランドとして君臨しているのを見ると、
やはりわたしの味の好みというのはマイノリティーなのか
もしれない。

 「わたしがおいしく感じたら、その商品は味を変えるべ
き」なのか。もしそうであるなら、食品業界に多大な貢献
ができそうな気もする。