今日また、日本の地震に対しての集まりが、ルンド大学でありました。
会場の様子(教授陣に質問する学生たち)
三重大学からの教授2人、準教授の合計3人をゲストに迎えて、大学の図書館のカフェテリアで意見を交換しあうといった内容。
まずはじめに、3人の教授らから挨拶とともに、地震に関してのそれぞれのコメントがありました。期待していたのは、原発問題に対するもう少し専門的な説明、もしくは東北、もしくはその他の地域での地震後の様子、などでしたが、ニュースから得られる情報以上の提供は、残念ながらありませんでした。
印象に残った点をまとめると、 三重県の津市でさえ、地震当初、大きな揺れを感じたこと。
揺れが通常よりとても長く、大きな地震が起こったことを確信したこと。 原発問題に対して、自国民に国外退去勧告を出しているほとんどのヨーロッパの国は、チェルノブイリ事故のトラウマ(当時、避難が遅れ被爆者が多数でたことによる)で過剰反応をしてしまっている可能性があること。
一人の教授は、阪神淡路大震災の当時、神戸に住んでいた元被災者。彼曰く、震災中心部から離れれば離れるほど、実際情報が得られやすい(もしくは情報が氾濫状態)。実際にもっと情報が必要なのは当事者たちだが、すぐには行き渡らない。サポートする側は、とにかくパニックを起こさず、冷静にサポートできることを実行していくことが大切ということ。
準教授のフランス人は、地震発生当時、東京にいた。帰宅難民になり、避難所で一夜を過ごし、次の日の電車で三重へ戻った。道路に溢れた徒歩帰宅の人波を忘れることができないという。
3人の教授らは、3月16日スウェーデン東京から、フランクフルト経由で入りしたが、成田空港での外国人の出国ラッシュを目の当たりにした。空港では特に建物の目立った損傷は見かけなかった。(一部ラウンジが使用不可だったらしい)
3人の簡単なスピーチの後、質疑応答、自由ディスカッションの時間になりました。ちなみに、3教授らのスピーチは日本語で行われました(この辺が不確かだったので、他の友達を誘い損ねた)。
会場には、日本の留学生が多く、また日本語を学んでいるスウェーデンの学生もたくさんいた。中に、先日の月曜日に、家族が行方不明になっているというスピーチをした彼がおり、家族は皆無事だという確認ができたそうです知り合いが現地に行って確かめてくれ、連絡をしてくれたそうです。まだ本人たちとは会話ができていないとのことでしたが、とりあえず本当に嬉しかったです
最後に、
日本在住の留学生のために、地震情報を翻訳しているボランティアのグループを紹介していたので、興味ある人はFaceBookで検索してみてください。 Act for japan in Sweden and Denmark
私も微力ながら、翻訳を手伝えるかと思い、連絡してみようと思います。
今の時点では、実際どのように貢献できるかは定かでないので、質問がある方はメールください。
TV局の取材もきてました(スウェーデンのNHK的、SVT。)
最後まで読んでくれてありがとう
今日も皆様の無事をお祈りしてます
ヘイド~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます