motemon と スウェーデン

メキシカンと結婚して北欧スウェーデン南部の町、ルンドで新生活をスタート。

日常、旅、思うこと等、あれこれ書きます。

先生としての一歩

2013-06-26 12:42:13 | つれづれ日記

ご無沙汰しております!

ブログを更新していないので、心配して下さっていた皆様ごめんなさい。

motemonは生きています(笑)

ブログトップ画面も60日以上更新しないと、

自動的に広告メインの画面に切り替わってしまうようでビックリ。

 

60日以上、何をしていたか?

そう、ちょうど4月の半ばから6月の半ばまで、マルモの小学校で研修生として働いていました!

1月から通っているマルモ大のキャリアプランコース(Korta Vägenについてはこちら)の一貫で、

2ヶ月間の研修期間が約束されていたのです。

私は結局、中途半端に専門でもない事務の仕事を探すより、何かコレ!という職業を持ちたいという結論に達して、

先生や周りの後押しも手伝って(私の人生いつもそうだね、感謝)、スウェーデンで教員を目指すことにしました。

 

コース中に、キャリア分析をした結果、私のそれはむやみに広範囲で、浅い。

スウェーデン人は、自分たちの職業に対して誇りを持っていて、挨拶代わりに職業を聞くくらい。

それは、学生であっても、ウェイターであっても、タクシー運転手でも構わない。

一職業を持っていることの方が、より重要な気がします。

だから、「私は◯◯です」って言えないとかなり肩身が狭い。

どの会社に勤めているかじゃなく、自分の職名が重要です。

 

私は、日本の大学の専攻は、人文学英米文化学科。

英米だけでなく、各地の文化人類学的なものから、古英語から、ギリシャ神話から、色々な事を勉強したけれど、

なんというか教養が高まるというだけで、職業に結びつけるという意識が全くなかった。

もともと言葉にすごく興味があるので、世界には非識字の人、子どもがたくさんいることを知ってかなり驚く。

非識字には、貧困が常につきまとっているという事を知り、もっと知りたい、世界を非識字の人を少なくしたい!

という熱い思いから、イギリス大学院留学を決意。(若気の至りね。。。)

大学院に至るまでかなり英語で苦戦したけど、なんとか入学できて、

1年間の開発学+教育学の修士課程を終了。

 

日本でも、スウェーデンでも、イギリスの修士を持っているってなると、

うわっ!すごっ!てなる人が多いんだけど、実際は全然そんなことない。

(勉強のできない自分ができた事自体は自分だけで、すごっ!って思っています、笑)

イギリスの大学院は1年なので、理論しか学びません。徹底的に文章を読みまくる、知識を流し込んで、

実際の研究とか、現地調査なんかは、その後に来るもの。教授達も、実践の事なんかほとんど教えてくれません。

自分たちが、現地調査して研究している立場だから、修士生なんか100年後においで~wという感じなのかも。

当然、先進国出身の学生のほとんどに、開発系の仕事はみつからない。

ボランティアか、研修生からこつこつ始めるか(生活成り立ちづらい)、

外務省とかお役所方面でお偉いさんのお世話役から始めるかという感じ。

多くの人がそのまま博士課程に進むかとか、他の仕事を探すとか、そんな感じ。

修士時代のクラスメイトの半数は、アフリカ各国からのエリート達で、彼らは国に戻って、

国をより良くしようと意気込んでた!イギリス人や、ヨーロッパ系、日本人はさて、どうしようと言った感じ。

国際連合の各機関が、開発といえば有名だけど、かなり敷居が高い。

経験5年以上、2カ国語以上公用語を話す事、などなど。。。

 

なんだか話しがずれてしまったけど、

用は私にはそんな世界に入っていけるほどの情熱を持っていなかったということです。

そこまでの大志は、残念ながら持ち合わせていなかったです。

私の身近な範囲でできることは何か?

つまり、スウェーデンではどんな職業につけるか?

この部分をこの半年で徹底的に考えさせられました。

この国にはあまり隙間産業はない気がします。

私の今までの職暦、営業事務、補習校の教師、家庭教師、ベビーシッター、、、。

勉強したことが直接はたいして活かされていないことが、残念です。父母ごめんよ。。。

 

長くなりましたが、短くまとめると、、、

教育にかかわる仕事がしたい!

この国には移民が多いので、開発学的な知識もあると、教育関係には役に立つ。

(隣町マルモの住民50%が移民です)

言葉に興味がある私が、教えられるのは英語と日本語。

ということで、高校の英語、日本語教師を目指す事に決定!

9月から、またもや(苦笑)大学生になります!

もう私の人生勉強だらけ~ 小さい時勉強しなかったツケが回ってきている気がしてなりません。

でもなんと言っても、この国の授業料は無料、さらに学生ローンをもらえます。

なんて素晴らしい国なんだ!!!

 

まだまだ話したい事があるけれど、長過ぎるので今日はこの辺で☆

ヘイド~