日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く - 十一日目

2015-09-29 06:11:57 | 北海道
おはようございます。昨夜は終始雨の中のキャンプとなってしまいました。止み間はあるものの、降るときにはかなりの強さで叩きつける雨です。瞬間的な強さでは増毛の方が上だったのに対して、降った時間の長さについては昨夜の方が明らかに上でした。その状況でのテント泊はかなり厳しいものがあります。炊事場に逃げ込めなければ、車中泊にせざるを得なかったのではないでしょうか。まさしく地獄に仏でした。
もっとも、散々なキャンプだったわけではありません。途中までは羊蹄山の影が月明かりに浮かび、時折雲間から十六夜の月も出てくるなど、印象的な光景が出現したからです。炊事場の軒下で雨音を聞きながらのキャンプにも、それはそれで趣がありました。雷雨に不意打ちされた増毛でのキャンプともども、振り返ればよい思い出になってくれそうです。
本日は函館まで走り、車を置いて一時帰京します。約200kmの移動となるため、悠長に寄り道などしていると、最後に慌てる可能性は十分にあります。昨日風呂に入れなかったため、まずニセコで朝風呂を浴びますが、その後はある程度距離を稼ぎ、函館を射程圏に入れておくのが無難ではないでしょうか。朝食を済ませ、干したテントを片付けてから出発します。

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