日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く - 出発

2015-09-29 08:43:44 | 北海道
荷物をまとめ、道内最後の夜を過ごした旭ヶ丘公園を後にします。雨は相変わらず断続的に叩きつけてはくるものの、短い間とはいえ空が晴れ、正面に鎮座する羊蹄山を拝めたのは幸いです。
倶知安駅の裏手の小高い丘に公園が造られ、その一角にあるのがこのキャンプ場で、一見何の変哲もない市街地の公園だった沼田の田島公園に対し、こちらはよりキャンプ場然としています。園内の通路の突き当たりが花壇のあるロータリーになっていて、その脇に炊事場が、炊事場の前には焚火もできるベンチがあり、奥へ向かって少し盛り上がった芝地がテントサイトです。広すぎず狭すぎず、ほどよい広さに必要十分なものが配置されており、これなら手練れのキャンパーに好まれるのも宜なるかなといった感があります。先客も慣れた様子のソロキャンパーでした。
天候に一喜一憂するのもキャンプであり、かような観点からは雨の中のキャンプも悪くはありませんでした。とはいえ、何かと不自由した部分があったのも事実ではあります。キャンプ日和を選んで再訪し、心置きなく晩酌するのもよさそうです。

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