日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 2018 - 二日目

2018-04-22 06:05:14 | 東北
おはようございます。その後「河岸や」を出てから上杉神社を訪ねて宿に戻りました。しかしとんだ誤算がありました。肝心の街灯が消えていたのですorz
投光器が消えてからが真骨頂だと昨晩申しました。これは、投光器と入れ替わりに灯される街灯が、唯一無二の眺めを演出してくれるからに他なりません。投光器が消された後、外周を囲んでいるのと同じ橙色の街灯がつき、城郭が内側と外側から同じ明かりで照らされることにより、全体が影絵のように浮かび上がり、濠の水面に映るというのが、深夜の上杉神社で広がる光景でした。水鏡はもちろんのこと、花筏が渦巻いたり、小雨に打たれて磨りガラスのようになったりする光景も捨てがたく、三連泊したときには毎晩移り変わる変幻自在な眺めに感嘆させられたものです。ところが昨晩訪ねたところ、橙色の街灯がなぜか点灯されず、白色の小さな街灯だけがついていました。これにより、外周の明かりの方が強くなってしまい、眺めが一変していたという顛末です。

会津か米沢かの二者択一で後者にしたのは、この夜桜を観賞したかったからだと申しました。それを果たせなかった以上、会津に泊まればよかったという結果論がますます浮上してきます。ただし、米沢に泊まった意義が全く失われたわけでもありません。置賜で朝から活動することができ、会津に泊まった場合に比べ、実質半日以上の差がつくからです。
昨年と一昨年は実質的に夜桜しか観賞できませんでした。三年前も、食害により花が咲かないという事態が起き、米沢の桜以外は空振り気味でした。四年前は不始末により立ち寄れず、その前年も三連泊しながら天候は今一つでした。毎年それなりの条件に恵まれている会津と違って、置賜との相性がどうにもよろしくありません。長らくまともに花見ができていなかったことが、今回置賜に一日注ぎ込むことにした最大の理由でもあります。今回宿願を果たすことができれば、米沢に泊まった意義はあったということになるでしょう。

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