日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 - 五日目

2015-04-29 07:20:45 | 東北
おはようございます。弘前市街の気温は昨日の同時刻より下がって14度、汗ばむ陽気もようやく一段落するのでしょうか。しかし、青空だけは道中を通じて変わりません。東北か九州かで二転三転した連休前半の活動でしたが、天候に関していえば、東北を選んだのは正解だったことになります。

さて、本日は一日かけて帰京する最終日です。常々申している通り、車での活動においては、最終日の移動距離を500km前後にとどめるという鉄則があります。これは、一日の移動距離がその範囲を超えると、日没後の長距離移動が300kmを大きく上回ってしまい、帰着時間に破綻を来たす可能性が高くなるという経験則に基づいています。しかるに、今回は例年の約半分の日程に全てを詰め込もうとした結果、弘前から700kmもの移動が残り、そのまま行けば明け方の帰着になりかねません。そのような事態を回避するという命題が、本日の活動には否応なしに加わってくるわけです。
汽車旅だった昨年、そのまま北海道に渡った一昨年を除くと、弘前で花見をしてから自走で帰ったことは三回あり、初回二回目では見事なまでに破綻を来たしました。三回目はその教訓を活かし、東北道にすぐ乗れる範囲を寄り道しつつ進んだものの、日が傾いてから想定以上の時間を消費してしまい、「二度あることは三度ある」の諺通りとなってしまいました。これに対し、唯一無難にまとめ上げたのが、一昨年北海道から戻って、岩手で最後の花見をしたときです。出発地こそ弘前ではなかったものの、日が傾いたところで東北道に乗り、そのまま仙台まで一気に南下して、腹ごしらえを済ませてから最後の長距離移動に臨んだのでした。
以上の経験から言えることが二つあります。一つは東北道にすぐ乗れる範囲を進むこと、もう一つは、ある程度余力があるうちに距離を稼ぎ、最後の移動距離を300km強まで詰めることです。今回はその基本方針を堅持します。
まずは往生際悪く、別れの挨拶代わりに弘前公園を散策してきます。二昼夜にわたって訪ね、一通りのものを眺めたとはいえ、あの花筏は生涯何度も見られるものではありません。もう一度この目に焼き付けようと考えている次第です。

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