日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 23:04:37 | 
只今走行距離が13万kmに到達。達成地点は国道4号の大河原バイパス上でした。何の面白味もない場所とはいえ、フロントガラスが濡れるほどの霧が印象的です。明明後日には初度登録から10年の節目を迎え、名実ともに老骨の部類に入った我が相棒ですが、自分自身はまだまだこれからというつもりでいます。夏の暑さをやり過ごした後、秋からは再び全国各地へ飛んでもらうことになるでしょう。
節目を見届けて一安心、あとは白石から東北道を走って帰ります。なんだかんだで結局時間が押してしまいました。せめて東の空が明るくなる前に帰着したいものです。
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 21:59:36 | 東北
腹ごしらえも済ませて全行程終了です。ここでいつもならば仙台西道路を一気に走り、すぐさま東北道に乗るところ、本日はしばらく4号線を経由します。仙台を早く出られて余裕をかましているのかというとさにあらず。実は、あと30kmほどで通算13万kmを達成するのです。その節目が高速道路上では実感に浸る間もないため、時間が押すのを承知で一般道を走ることにしました。どのみちこのままではどこかで給油をしなければ帰り着けないため、沿道で給油も済ませれば一石二鳥でしょう。出発からの走行距離は現在のところ3850kmに達しており、この分だと郡山の先で4000kmを突破し、最終的には4200kmほどになりそうです。
それにしても、この期に及んで長旅が終わるという実感がまだなく、いつものように活動を終えて仙台から帰るかのような感覚です。どこで実感が押し寄せてくるのでしょうか。
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 21:07:27 | B級グルメ
花見の旅の大トリは仙台の牛タンで締めくくることになりました。本日は本家本元の「味太助」を選択します。
選択したとはいっても、特に積極的な理由はありません。いつもの「旨味太助」が日曜のため早じまいし、またしても看板で振られてしまったというのが真相です。この店が開いていただけでもありがたいとはいえ、旨味太助には去年の暮れにも品切れで振られており、気付けば去年の夏に訪ねたのが最後という状況です。次に仙台を訪ねるのはいつのことになるのでしょうか。そのときこそ旨味太助の牛タンを味わいたいものです。

味太助
仙台市青葉区一番町4-4-13
022-225-4641
1130AM-2130PM(LO)火曜定休
定食A1400円
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 20:49:56 | 東北
この展開を予想できた方はいらっしゃるでしょうか。その後西根から東北道を一気に走って仙台にたどり着きました。最後に仙台で牛タンをいただきたかったというのは一面において事実ながら、本当の理由は違うところにあります。高速道での移動が連続するのを避けたかったということです。
たとえばこれが去年なら、盛岡で高速を一旦下り、「盛楼閣」で焼肉をいただいてから給油を済ませて再び走り出すところでした。しかし、これでは盛岡を出るのが早くとも八時過ぎになり、しかもその後は500km以上の連続走行になります。この連続走行で疲労が一気に吹き出し、休憩をはさみながらの走行を余儀なくされて帰着が延びるという展開が、過去の花見の旅では繰り返されていました。これに対し、まず仙台まで走っておけば、500kmの移動がおおむね2対3に分割され、仙台での滞在時間が頃よい息抜きになるだけでなく、早いうちにある程度の距離を稼いでおくことによる安心感もあり、まさに一石二鳥という寸法です。
結果として、この目論見は見事なまでに成功しました。この時間に仙台へ着いたことで、牛タンをいただいても十時前には再び出発できます。この先疲労が噴出する可能性はなきにしもあらずとはいえ、あとは慣れた道を走ればよいだけに、それほど身構える必要もないでしょう。
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 18:03:07 | 温泉
移動の前に済ませることといえば、風呂と腹ごしらえと給油におおよそ集約されます。まずは風呂です。道中最後の一湯「奥中山高原温泉」に立ち寄ります。
スキー場に併設された温泉は見た目も中身も現代的で、悪くいうと素っ気なく、雰囲気と味わいに関しては昨日まで訪ね歩いた青森の温泉に一歩譲るものがあります。しかし、それは比べる相手が悪すぎるだけであり、それ自体決して悪くはありません。ほどよい大きさの浴槽は、湯量に見合った適正な容量に設えられている証であり、その浴槽にはやや白濁した滑らかな源泉が掛け流されます。すぐそばにある展望台からの眺めもよく、旅の最後を飾るにふさわしい一湯でした。

★奥中山高原温泉 朝朱の湯
二戸郡一戸町奥中山西田子662-1
0195-35-3131
1000AM-2100PM(最終受付)金曜定休
入浴料500円
泉質 ナトリウム-炭酸水素塩泉(低調性弱アルカリ性高温泉)
泉温 59.4度
pH 7.7
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 17:02:09 | 東北
高森高原に着きました。八重桜が咲くと聞いて訪ねたまではよいものの、時既に遅かったようで、散ることなくそのまましわがれた八重桜特有の花が、いくつか残っているだけでした。結果として、先週眺めた八甲田のミネザクラが、今年最後の桜だったということになります。
目の前には道東にでも来たかのようなうねうねした芝地が広がり、針葉樹林がところどころに散らばっていて、せめて日が差してくれればこの眺めだけでも楽しめたのだろうと想像できます。しかし、あいにくここへ向かい始めた頃から空がどんより曇ってしまい、せっかくの眺望も全くといっていいほど絵になりません。八重桜はだめでもともとと承知していただけに仕方ないとしても、せめて天候だけはどうにかならなかったものかと惜しまれます。
もっとも、花見が空振りに終わったとはいえ、ここへ来るまでの間に岩手らしい眺めをそれなりに楽しめたのでよしとします。今年の花見はこれにて正真正銘の打ち止め、あとは最後の長距離移動に向けて態勢を整えることになりそうです。
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 16:09:20 | 東北
峠を越え小鳥谷まで下りたところで駅めぐりは終了。青い森鉄道と同様、飛び抜けた名建築こそないものの国鉄時代の駅舎が残り、そのどれもがきれいに掃き清められているのはよいことです。全ての駅が白い壁と青い屋根で統一されているところにもセンスのよさが感じられます。悪名高き701系電車まで引き継いでしまったのはいただけないとしても、駅に関する限りはJR時代より今の方がはるかによくなったといえるでしょう。
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 15:14:52 | 東北
国道4号の最高地点である十三本木峠が迫ったところで旧道にそれ、北上川の源泉「弓弭の泉」を訪ねます。行き交う車もまばらな旧奥州街道の脇に小さな観音堂が建ち、その傍にある杉の木の根元から湧き出ているのがこの源泉です。源泉だからといって滾々と湧き出ているわけではなく、ひしゃくにすくって喉を潤すこともできないほどの、ごく微々たる水量です。それが中流下流ではあれほどの大河になるとは、事前に知らなければ想像すらできません。
標高が上がるにつれて気温は下がり現在24度、鬱蒼とした杉木立では、八甲田と同じくハルゼミが大合唱をしており、その声が涼やかさをいっそう引き立てているようです。
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 13:58:33 | 東北
例によって駅に寄りつつ4号線を北上中です。気温は28度まで上がりました。四月下旬に出発してからというもの、旅先で夏日というのは記憶にありません。例年なら桜の咲く頃にもこんな陽気が一度や二度はあるものです。それが今年は六月の中旬にして初めての夏日だというのですから、やはり今年の春は遅かったのだと改めて思います。
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 12:41:10 | 東北
啄木ゆかりの渋民公園を訪ねます。北上川の畔では、「やはらかに」で始まる歌の文句もそのままに柳の大木が揺れ、開けた高台からは岩手山の偉容が一望できます。手前にはソメイヨシノが植えられており、花が咲けばどれほど見事な眺めかと想像するのは人情というものです。しかし、当然ながらソメイヨシノはとうの昔に葉桜となり、岩手山の頂も雲に覆われているのが少々惜しまれます。
これまでのところ、ソメイヨシノはもちろんのこと、八重桜を含めて桜が現れそうな気配はありません。夏のような今日の天候からすれば、ある意味当然の結果でしょう。しかし、ツツジに関してはまだこれからといったところで、そうだとすれば多少高度を上げると八重桜が残っていても不思議ではないのです。とりあえず、このまま一縷の望みをかけて北上を続けます。
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 11:25:22 | 東北
盛岡市街を出て北上を始めました。気温は25度、日差しは焼けるように熱く、空に浮かんだ大きな雲含め、梅雨を通り越して夏のようでさえあります。その大きな雲と、いかにも岩手らしい立派な針葉樹林や広々した草地との取り合わせが様になり、先を急いでいるのも忘れてしばし足を止めてしまいがちです。この調子では、目当ての高原までたどり着けない可能性もあるでしょう。まあ、見られるかどうかも分からない八重桜にそこまで固執しているわけでもないので、時間が押してどうしようもなくなったらその時点で引き返すことにします。
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 10:15:13 | 東北
出発します。昨晩世話になったのは「ホテルエース盛岡」でした。以前泊まった駅前の「ホテルルイズ」が、場所、設備、サービス、価格のどれを取っても文句なしのよい宿だったにもかかわらず、今回満室で振られてしまったため、代わりに選んだのがこの宿です。しかし、結果としてこの宿は「ホテルルイズ」に勝るとも劣らない当たりくじでした。
建物自体は年季が入っており、ユニットバスの造りや階段回りなどに年代が感じられるものの、随時模様替えはされており、快適さは何一つ変わりません。高級ホテルと比べてしまえば元も子もないとはいえ、広々したロビーの造りも、現代の割り切ったビジネスホテルとは別格です。そして、何より秀逸だったのが朝食で、品数の豊富さもゆったりした客席も、これまで絶賛してきた「ホテルラッソ釧路」の朝食バイキングにひけをとりませんでした。食器がプラスチックで安っぽいのが玉に瑕とはいえ、あら探しをしてもそれ以外に欠点が見当たりません。少なくとも、ビジネスホテルの無料の朝食サービスとしては、ここが「ホテルラッソ」と並ぶ双璧と断言します。呑み屋街至近という立地も、五千円を切る室料も申し分なく、今後盛岡で泊まるときには、当然ながらこの宿が選択肢の筆頭に挙がってくるでしょう。
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東北一周花見の旅 2013完結編 二日目

2013-06-16 09:55:07 | 東北
おはようございます。昨夜はその後柄にもなくジャズバーなどに立ち寄り、最後は毎度おなじみ「盛楼閣」の焼肉で締めくくりました。宿に戻ったのが二時過ぎだったこともあり、本日は少し遅めの活動再開となります。

一時帰京をはさみつつ延長に延長を繰り返してきた花見の旅も、今日が正真正銘の最終日となりました。まっすぐ走っても500km台半ばの距離を、延々自走して帰るわけです。それにもかかわらず、今日は盛岡から再び北上するという無謀なことを考えています。目当てはもちろん、昨日行きそびれてしまった八重桜のある高原です。
盛岡から現地までの距離はざっと50km以上、まっすぐ走っても二時間弱はかかる距離で、寄り道しながら悠長に進めば、着いた時点で日が傾きかけているという事態も十分考えられます。そうなれば、最後の長距離移動が修羅場に陥るのは必至でしょう。加えて、その桜が満開だったのは二週も前のことなのですから、いくら八重桜とはいえ、まだ花が残っているかどうかは何ともいえません。それにもかかわらず行こうとするのは、やはり花見の旅である以上、最後も桜で締めくくりたいという考えがあるからです。結果として目的を果たせなかったとしても、そのときは恨みっこなしと割り切っています。
このように、今日は必然的に時間が押す展開になると予想されるため、悠長にblogを更新している暇はないかもしれません。顛末の報告が帰着後となる可能性もあるかと思いますが、ご了承のほどお願いします。
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