日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

海を渡って沖縄へ 2018 - Shimuはまかわ

2018-10-30 22:09:42 | 居酒屋
三夜にわたった滞在も、これにてひとまず打ち止めです。場合によってはこれが最後の一軒になるかもしれません。真打ちに選んだのは「Shimuはまかわ」です。

那覇で世話になってきた呑み屋には共通する特徴があります。広々したカウンターとオープンキッチンを中心にしているのが一つ。余所者が想像しがちな沖縄料理だけでなく、県産の食材を活かした和洋各種の品々を揃え、気鋭の店主の実力を感じさせてくれるのが一つです。そのような中、この店ならではの特徴として、正方形に近い厨房を挙げることができます。カウンターの前に板場、壁際と中央の島に様々な什器が整然と配置された機能美と、それらを駆使した店主の仕事ぶりを目の当たりにできるという点では、ここの右に出るものはありません。加えて、「八合一升」の兄弟店という関係から、同じ系譜を受け継いでいる店でもあります。あちらが残念ながら閉店してしまった今、ここがhinodeと成^2に次ぐ存在として定着してきた感があり、三日目はまずここだと決めていた次第です。しかし、危うく昨夜の二の舞となりかねないところでした。
というのも、カウンターがまさかの満席となっており、テーブル席に甘んじる結果となったのです。幸い先客のうち一組がすぐに出たため、一杯目を空けたところで移れたものの、仮に一時間でも早ければ、取り付く島がなかったでしょう。昨夜に比べ遅い開始となったのが、結果としては吉と出ました。

訪ねたついでに聞いておこうと思ったのが、「八合一升」の元店主の消息です。前回訪ねたときに一、二年で戻る予定と聞いており、その通りとすればそろそろ戻っていてもおかしくはありません。新たに店を構えたなら、そこで最後を飾るにもやぶさかでないと考えていたのでした。しかし歯切れがよろしくありません。
戻るには戻った、しかし今は雇われの身で業種も違うというのが、弟でもある店主の弁です。それ以上の詮索はしなかったものの、再起には時間が要るということでしょうか。次に訪ねたときもそれとなしに聞いてみるつもりです。

Shimuはまかわ
那覇市松山1-1-6 吉川アパート1F
098-861-0155
1800PM-2300PM(LO)
日祝日定休

オリオン
菊之露
合鴨ロース
スクガラス豆腐
牛ロースステーキ

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