日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2019 - 仏生山温泉

2019-01-05 12:14:27 | 温泉
待望の晴天も一日限りに終わってしまい、今日は朝から振るいません。小雨はどうにか止んだものの、薄ら寒くて空も暗く、お世辞にも活動日和とはいえません。仏生山にやってきたのは、温泉で冷えた身体を温めたかったからでもあります。これが一昨年以来の再訪です。
三重の片岡温泉と並び、斬新な造りをかねがね絶賛してきた温泉です。白壁を基調とした館内は、金沢21世紀美術館と同様ながらも、あちらで多用される金属と打ちっ放しのコンクリートが、ここでは様々な風合いの天然木に変わり、それによって暖かみのある空間が作り出されています。
その一方で、代償もあることに気付いてきました。金属やコンクリートに比べて痛みやすいのです。頻繁に手が触れる浴場、ロッカーの扉が特に痛んでいます。現代の建築物において、金属、樹脂が多用されるのもそのせいなのでしょう。それらの方が安上がりで、手入れも楽だと分かっていたにもかかわらず、あえて天然木を奢った贅沢さは天晴れです。

仏生山温泉 天平湯
高松市仏生山町乙114-5
087-889-7750
平日 1100AM-2300PM(最終受付)
日祝日 900AM-2300PM(最終受付)
第四火曜定休
入浴料600円
泉質 ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性高張性低温泉)
泉温 32.6度
pH 7.5

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