日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 続編 - 東八甲田温泉

2015-10-06 19:24:21 | 温泉
394号線を順調に走り、二度目の一時帰京の拠点となる七戸十和田に着きました。ほぼ全区間にわたり先行車がなく、終始自分のペースで走れたのは幸運でした。帰りの列車まで長からず短からず適度な時間が残ったため、駅前の温泉で一風呂浴びて行きます。立ち寄るのは「東八甲田温泉」です。
一時帰京を繰り返しつつ一月半に及んだ一昨年の花見の旅で、最後の一時帰京の拠点が七戸十和田になったことがありました。そのとき訪ねたこの温泉の印象は二つに集約されます。安普請の建物と圧倒的な湯量です。
建物は新幹線の開業に前後してできたのか、建ってからさほどの年数は経っていないと見られ、どこもかしこも明るくて清潔です。しかし、樹脂製の安い建材が各所に使われていたり、木材も一目見て安いと分かる部材が使われたりするなどして、全体的に安普請の印象が拭えません。とはいえ不快に感じるほどの安っぽさではなく、むしろ明るさと清潔さの方が今回は印象に残りました。
一方、なめらかな単純泉は前回と同様まことに秀逸でした。巨大な浴槽から轟々と源泉が溢れ、析出した成分で浴場の床が黒ずんでいるところは見た目にも豪快。300円という料金もありがたく、旅の終わりを飾るにふさわしい名湯です。

東八甲田温泉
上北郡七戸町字荒熊内67-81
0176-62-6756
900AM-2200PM
入浴料300円
アルカリ単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温 47.5度
pH 8.8
湧出量 520l/min

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