日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

豊穣の加賀を行く - ひかり536号

2017-10-01 22:04:58 | 近畿
旅先に車を置いて一旦帰るという奇策を、東北、北海道からは何度も使ってきましたが、西日本を起点にするのは初めてです。米原から最終の「ひかり」で帰路につきます。当日中に帰京できる最後の列車は10分少々後に出る「こだま」ですが、名古屋で「のぞみ」に乗り換えるより、空いた「ひかり」でそのまま帰れる方を選んだ次第です。

実は、米原から自走で帰ることも一応可能ではあったのです。前回の活動で福井を出たのは九時過ぎでしたが、今回はそれより二時間近く前に敦賀を出ており、単純に考えれば一時台の帰着も不可能ではないように思われました。しかし、今回の帰りはともかく、次回再び近畿まで走る気力が起こらないとでも申しましょうか。高速料金の割引が大幅に縮小されたことにより、燃料代、高速代を合わせると新幹線の運賃、料金の合計と大差がなく、実質的には駐車料相当の違いしかありません。その駐車場が一日あたり300円の格安だったこともあり、列車で往復できる安楽さが勝りました。
もちろんよいことばかりではありません。週末は車を取りに必ず近畿へ戻ることになるため、天候次第で活動を見送ったり、目的地を振り替えたりすることはできなくなります。しかし、北海道から近畿までの縦断を、今季の目玉と位置付けた以上、北陸までで切り上げるのはいかにも中途半端です。天候にかかわらず決行する意志を持っていたからこそ、車を残して帰るのだともいえます。

米原を起点にした理由として、往復するにあたっての利便性が高いこと、駅前に格安の駐車場が多いことが挙げられます。それとともに決め手となったのは、再開後の行程の選択肢が広がることです。すなわち、米原を起点にすれば、京都、丹波、丹後、若狭の順で時計回りに進んでも、逆回りに進んでも移動距離に大差がありません。天候に応じて柔軟に対応するつもりです。

★米原2104/ひかり536(536A)/2308東京

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